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カテゴリ:本のこと
朝一の新幹線、禁煙席が取れずに喫煙席。 窓の外は、雨で曇っていて。 あったかい珈琲をブラックで飲みながら、 お気に入りのヌメ革のブックカバーを付けた 文庫本を、ゆっくりと読むにはいい感じ。 ほんまは、この本やったら夏の暑い最中に、 冷たいアイスティー(甘いヤツ)が一番合うはず。 パイでもつまみながら。 そんな風景でつくられてる。 アメリカの対戦中の砂とほこりが舞ってるような 古き良き時代っぽい(バグダッド・カフェみたいな)場面の中での "本格ミステリー"小説。 もちろん★★★★は、4つ以上。 タネ明かしとか、そんなんやなくて、 独特の雰囲気を楽しめる小説やったわ。 キャロリン・G・ハートって、海外の女流作家さんのええのは、 シンプルな食べ物やのに、描写がすんごい巧みで。 ほんまにおいしそうに聞こえるとこやと思う。 ……甘いアイスティが飲みたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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