恥は掻き捨て/京都
インターネットの世界と現実の差は、今の世の中を如実に表現しています。人の発信をどう受け止め判断するか?これからを生きるうえでとても重要です。行ってみて会ってみてわかることがあり、自分自身の審美眼を曇らせないことが、迷わず惑わされずに生きていくコツで、商業主義とは一線を画した充実があります。よく思うのは昭和の時代には、欠けている感性や技術がありましたが、屈託の無い人間味があったのも確かです。表向きには今の時代に合わせられますが、結局のところ好きにはなれません。失われつつある人や精神の原風景は、今も探せばきっと見つかるはずだと信じ、まだ投げやりではない自分がいます。今回もいろいろな人と会い、異なる文化や土地柄を見ました。皆それぞれ違うことを知り、合うこともあれば合わないこともあります。それでも出会った人を尊重できているか、たとえ話がうまく進まなくてもそれが大事で、お互いが納得したうえで終わりにする、少しの優しさ必要なんだと思います。