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先回書いた「荒行のための栄養」ついては、知れば知るほど
昔の人の知恵、そして人間の体の適応力のすごさに脱帽です。 今回は、なぜ、不眠不休、飲まず食わずでこうした荒行ができるのか、 その準備段階の食べ物についてお送りします。 ** ** ** ** ** ** ** なお専門的な用語を使うことは避け、また途中の過程は飛ばしてありますので、 代謝などに詳しい方には、「?」な部分もあると思いますが、 大筋を理解するためにこのように書いておりますので、ご容赦ください、 ** ** ** ** ** ** ** 十万枚大護摩供(おおごまく)では、行に入る前の 100日間、五穀断ち、塩断ちが義務付けられます。 五穀とは、その時代、地域によって内容が違うようですが、 米、麦、あわ、きび(またはひえ)、大豆を指すようです。 なお『古事記』では、きび(ひえ)の代わりに小豆が入ります。 こんなに食べられないものがあるのか、と思うと、 つい悲惨な食事を思い浮かべますが、 精進料理でも、まだまだ食べられるものがありますよね。 穀物ならソバがありますし、 大豆が五穀に入るので、お豆腐は無理ですが、 1990年代にこの行を行った方は、 ソバ、野菜、果物、蜂蜜、ごま油などを中心に食べたそうです。 特徴を見ると、糖質、植物性脂質が多く、たんぱく質が少なく、 食べ物自体に含まれる塩分がほぼゼロです。 そして、さらに塩断ちもしています! 制限されてる部分だけを見ると、辛そうですが、これは 栄養学的にも理にかなったことで、さらに「まだこれもある」という ものの見方、工夫して食べることにもつながりそうですね。 そして、ここにこそ断食、断水ができる秘訣が隠されていたのです。 脂質が燃えると、副産物として何が生まれるでしょうか? 生理学者の方の解説によると、消化、吸収の過程で二酸化炭素と水が生まれます。 つまり、脂質を体に蓄えておくことで、荒行の間、自然に水が体内でつくられる。 塩断ちを100日続けることで、塩や汗を体外に出さない体になる。 その結果、荒行の間、食べ物、水をとらなくても、8日間持ちこたえられる というわけだそうです。 ところで、スタミナをつけるためには、肉とか魚とかのほうが いいのでは、と思った方もいたのではと思いますが、 たんぱく質を食べると、消化の過程で窒素が生まれます。 これは、尿として体外に出す必要があります。 どうやら荒行の間はトイレにも行かないようなので、 準備段階でたんぱく質を食べることは、危険とも言える行為ですね。 尿毒症になってしまいます。 比叡山廷暦寺の「千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)」にも 9日間の「断水、断食、不眠、不臥」のままお経を唱えるという行があり、 荒行中の荒行ともいわれますが、こちらも行に入る前の100日間、特別な 食事をとって準備するそうです。 古来からの人間の知恵に、またまた感服した私でした。 *********************** ★☆祝便 コロデトックス もう始めましたか?!☆★ 体に入れるものも大事、出すのも大事! 1.「祝便 コロデトックス」のホームページは: こちらをクリック。 2.注文は、「今すぐ申し込む」というボタンをクリック。 効果的に腸クレンジングを完了させる為には、3ヶ月継続がお勧めです! しっかり3ヶ月間続けて、長年体内に溜めていた毒物を排出して、軽く、美しく、健康になりましょう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
September 28, 2007 09:17:45 AM
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