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今日は愛娘の誕生日だった。
三年前を思い出す。 夜中、妻に陣痛の間隔が短くなったから病院に連れて行って と起こされる。 すぐに生まれると思いきや、なかなか出てこない。 赤ちゃんが出来たとわかった時から、出産は立ち会ってほしいと言われており、陣痛が強くなるたびに、分娩室に呼ばれる。 その度に、隣からよその赤ちゃんが生まれる瞬間の泣き声を聞く。 自分の子供はなかなか生まれてこない。 あまりに報告が遅いので友人たちから連絡が入る。 「ただの便秘ちゃうんかー!?」 「もう少し我慢してもらって、1/11に生んだらフィーバーやで!」 「なんでタモリに安産祈願してもらえへんかってん!!」 ベタな大阪独特の励ましを受け、気の利いた突っ込みも出来ず、 そのときをひたすら待つ。 56時間後。 帝王切開するしかないという雰囲気の中、また陣痛が来た。 これで何とか出しましょう、ある程度出てきたら吸引しますと医者が言う。 吸引?と思いながらもお願いする。 そして、ようやく出てきた!! 感動するはずの場面。 吸引とやらで生まれてきた赤ちゃんを見てビックリ!! 頭が伸びてフレンチシェフのようになっている!! 去年もおととしも、あの時の頭を思い出した。 そして今年も思い出した。 3年前と思えないぐらい鮮明に覚えている。 これからも誕生日のたびに思い出すのかと思うと 笑けてくる娘の誕生日だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年01月12日 00時39分44秒
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