テーマ:今日見た舞台(965)
カテゴリ:Entertainment
先週のシンデレラに引き続き、Prueママさんとジゼルを鑑賞。
ABTに入る前は、キエフ・バレエで活躍していた美貌夫妻 イリーナ・ドヴォロヴェンコ&マクシム・ベロツェルコフスキーに感動! 昨年のMETシーズン産休だったイリーナは、子供を産んでも美しい体型。 美男美女カップルだから、きっと赤ちゃんも可愛いんだろうなあ。 ロマンチックバレエの傑作ジゼルは ドイツの詩人ハイネが書いた物語を基に 1841年パリオペラ座で初演されました。 1幕は、ぶどう収穫期ドイツの農村 村娘ジゼル役のイリーナが舞台に立つと、オーラと存在感で釘付けに。 優美な体のライン、マイムの繊細さ、アラベスクの美しさ! 楽しそうに踊りながらも、どこか不安げなジゼルを表現。 ジゼルの恋人ロイスは、実は貴族アルブレヒトで婚約者がいる。 純粋なジゼルを裏切る嫌な二股男!なんだけど 気品のあるベロツェルコフスキーが演じると ちょっと愚かなお坊ちゃま貴族ってカンジ。 ジゼルに片思いするヒラリオンは、秘密をかぎつけて アルブレヒトの剣を出し正体を暴露 アルブレヒトの婚約者、バチルド姫御一行も現れて (本物のワンちゃん2匹も登場!高貴な容姿のボルゾイがキャストにピッタリ?) 真実を知ったジゼルは、驚きと悲しみのあまり狂乱して息絶えてしまいます。 (ジゼルは心臓が弱くて、病弱ってことになってるので) キエフ仕込みの素晴らしい踊りに、鳥肌がたってしまい イリーナの繊細な表現力に、感涙・・・ 2幕は、真夜中の森。 結婚前に死んだ若い娘は、ウィリー(精霊)となって 夜中にお墓を抜け出して?明け方まで踊る という悲しい伝説。 現実世界の1幕と対比して、幻想的な2幕です。 森を通る男を引き込んで、死ぬまで踊らせる精霊ウィリーたち。 ジゼルのお墓にやって来たヒラリオンも ウィリーに囲まれてしまい、踊らされて息絶えてしまいます・・ かわいそうなヒラリオン この時のヒラリオンの衣装が、ちょっと今いちなんだけど。 アルブレヒトも、ウィリーに囲まれます。 ウィリーの仲間となったジゼルは 女王ミルタにアルブレヒトを踊らせるように命じられます。 夜明けまで庇いながら踊り続けて ジゼルの愛によってアルブレヒトは救われます。 ミルタ役のヴェロニカ・パールトは、キーロフ出身のソリストで まだ若いけど、貫禄あるミルタを演じてました。 肉体を失ったジゼルのはかなげな軽やかさ。 ひんやりとした透明感と澄んだ美しさ。 リフトでは体重を感じさせず ふわっと軽やかに舞い上がって、まるで精霊そのもの。 死ぬまで踊り続けるアルブレヒトも、難技を見せてくれました。 高度なテクニックには拍手で盛り上がり うっとりする美しい場面では、どこからともなく溜め息が漏れて 終演後はスタンディングオベーション! 音楽、マイム、踊りが融合した素晴らしい舞台でした♪ 来月は、シルビアで~す。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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