|
カテゴリ:2006ハイパーのんちゃんライフ
20代の全てを共にした、大事な存在を手放した。
大きな喪失感を感じずにはいられなかった。 けれど、それは決して悲観的になることばかりではなく、新しい自分に生まれ変わる為の決断であり、前向きなことだ。 私の全てを知っていて、私の全てに深く深く関わった。 一生の別れになるかもしれないけど、今の私には必要な別れなのだ。 34年前の今日、男の子が誕生しました。 けれど、彼は泣き声を上げることはなく、9ヶ月激痛に耐え続けた母の命と引き替えに、神様は彼の修行を免除しました。 先天性の心臓欠陥。羊水過多。 母にとって、初めての妊娠出産はただただ痛みとの闘いだったそうだ。 その一年後、オイルショックの年の第2次ベビーブームの暑い夏にひときわ泣き声の大きな、背の高い女の子が生まれました。 唯一、彼の顔を見ることが出来た父は、元気な鳴き声の女の子を見て、驚いたそう。 少し小柄で、泣くことなく静かに神様のもとへ帰って行った男の子に、その女の子はそっくりだったそう。 この世で呼吸をすることもなく、天に召された兄は、私達5人きょうだいに大きな存在感を残し、生き続けています。 この日に、私の人生に深いかかわりをもつ出来事があったということは、兄が支えてくれているのだと思えてなりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.06.06 21:51:38
コメント(0) | コメントを書く
[2006ハイパーのんちゃんライフ] カテゴリの最新記事
|
|