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カテゴリ:2006ハイパーのんちゃんライフ
かかりつけ(という言い方でいいのか?)のJ病院に行って来ました。
先日のCT検査の結果を踏まえての診察(循環器内科)と、ピルが終わったので、相談を兼ねて婦人科も診察。 循環器内科は(おそらく主治医となった)S先生の予約診療で、婦人科は主治医のK先生が予約診療の日なんだけど、OKだったら診察してもらう。 ダーリンに付き添ってもらい、車で出発。 出発が遅かったのと、ラッシュにぶつかってしまい、予約時間の10:30に遅刻しそうになった。 高速をぶっ飛ばしてもらった(と言っても大渋滞で飛ばせず・・・)けど、5分前についたら、前の時間帯の患者さんがまだ全然終わってなくて結局1時間以上待たされた。 婦人科の方は、金曜午前はK先生は予約以外は受けないということだったんだけど、看護師さんが聞いてくださり、時間が取れたらということでお願いした。 だのに・・・タッチの差でダメだった。 でも、同じ婦人科で腹腔鏡を担当なさっているK先生(男性)が診察してくださると言うことで、お願いした。 退院後直ぐの頃に一度診察を受けたことがあったかもしれないのだけど、もしかしたら初めてかもしれないK先生はとても物腰がソフトで優しく、話しやすい先生だった。 ピルを継続することに不安と迷いがあったのんは、そこらへんを循環器内科の件とあわせて先生に相談し、結果、もうしばらく継続することになった。 子宮内膜症、腺筋症の私には有効な治療法だということを丁寧にあらためて説明していただき、決めた。 婦人科の診察が終わり、循環器内科に戻り、順番を待った。 ほどなく、私の番が来た。 こっちはダーリンも一緒に診察室に入ってもらった。 S先生は、「お待たせしました」とおっしゃった後、CTのフィルムをじっくりと見た。 私は、そのフィルムに釘付けになった。 腰椎椎間板ヘルニアや婦人科がらみで、腰部のCTは何度か経験があるので例の人体の断面図の写真は見たことがあったのだけど、もう一つ、びっくりしたのは、心臓そのものがはっきりわかる写真の方。 生物の授業とかで見るような、人体解剖図の臓器の写真の白黒版みたいなので、絵のようにも感じました。 傍らでダーリンが「毛が生えてる」とボソッと言ったので吹き出してしまった。 心臓から出ている無数の血管がまるで、芽が出て根っこが伸びたジャガイモのようにも見えた。 なんか、緊張がほぐれた。 この瞬間だけでも、ダーリンに同席してもらってよかったとおもった。 S先生は、一通り見ると、カルテに目を通し、他の検査の結果なども見ながら、 「どうしますか?年明けにでもさっそくカテーテル検査しに来ますか?」とおっしゃりました。 戸惑いながら、「先生、カテーテル検査はしないということは無理ですか?実は、不安があります。」と伝えた。 そして「逆に、カテーテルで(穴を塞ぐ)手術をすることは可能ですか?」ともたずねました。 S先生はいやな顔一つせず、話を聞いてくださいました。 けれど、「カテーテルでの手術はできないね、まだこの方法は確実じゃないから、他ではやっているところ(他の医療機関)もあるけど、こちらではできないよ。」とおっしゃりました。 ネットなどで、色々検索し調べ、まだ充実した方法ではないこと(取り入れている医療機関に問題があるということではありません)、患者さんのタイプや患部によっては適用されないことはわかっていたので、「やっぱりそうか~」という程度の感想だったので、それはまあいいやと思いました。 そして、「シャント(血液が間違った方向へ流れ込んでいる量)が多いから、手術はした方がいいけど、すぐに手術をしなくてはいけない状態ではないから、もう少し様子をみようか?」 「3月頃に診察して、夏ごろまた超音波見てみようか?もし、それまでに自然妊娠したら、その時はしっかり管理すればいいのだから。大丈夫、多くの人は無事に妊娠継続、出産できてるから、(リスクが)90~95%とかそういうわけではないのだからね。」 前回、考えられるすべての私の事情(妊娠が容易ではないこと、海外滞在の可能性があることなど)を伝え、手術の時期を先生のアドバイスのもと、早めに手術を受けてしまうと言う選択を選んでおいた。 妊娠を希望しなければ手術は必要ない・・・ということもないみたいだし、結局は『いつするか』が変わるだけだし。 だけれど、手術自体に対する心の準備は少しずつ出来てきたけど、経済的な問題もそうだし、ダーリンの帰国の予定、準備もあり、手術の時にダーリンが不在の可能性があり、それがハッキリしているなら(家族が近くに居るから)まだいいのだけど、ハッキリしてない時期に入院、手術となることに、とてもとても大きな不安があって、そのことが、最近鬱々とさせてる理由の大半を占めていた。 嫌なこととか決めたことを先延ばしするのが嫌いな性格なので、手術は(妊娠のこともあるけど)早く終わらせてしまいたいという思いもあった。 S先生は『今すぐ手術をしないといけないような重篤な状態ではない』ということから、「患者であるのんが迷っているうちは、手術はすべきではない、経過観察していきましょう」という判断をしてくださった。 心雑音、不整脈、血圧なども大丈夫みたい。 病院で医師に計られるといつも高めになってしまう(と言っても110/70くらいだけど。元が超低血圧で上が90以下のことが多い)。 咳が続いてて、S先生は「肺への負担」を考えたのか、心配してくださった。 風邪が抜けない・・・と話したら、大事にしなさいねと言われた。 風邪引きやすいというのがこのASDの特徴の一つだから、ある程度は仕方ないかもしれないけど、出来る限りの予防はこれからも怠らないようにしようと思う。 『肺高血圧症』という怖い状態にならないようにもしたい(心房中隔欠損症の場合は少ないそうです)。 穴の大きさは(CTを見る限り)10mmくらいだそうだ。 33年間、そこから酸素が沢山入った、これから全身に流れる血液の一部が、肺にそのまま戻ってしまっていた。 『空回りする性格』は心臓に由来してるのかしら・・・笑。 3月に再度、診察を受け、その時に再度手術の時期を決めると思う。 もしかしたら、夏頃に手術を受けるかもしれない。 焦って決めなくてよかった。 手術の時期に対し、自分に選択権があるという状態で済んでいるということも、とってもラッキーだと思う。 今回、ずっと続く出血を憂慮し、中容量ピルも検討されたのだけど、結局、低容量ピルでいくことにし、4シート分の処方箋を書いてもらった。 それを続けたとして合計半年の服用になる。 子宮内膜症、腺筋症の治療効果も実感できる頃かもしれない。 そして、それらを飲み終わる頃がちょうど次の循環器内科の診察になる。 その後、冷静に(必要あれば)手術を迎えることが出来たとしたら・・・それが一番いいことだと思う。 ダーリンがそばに居てくれても、いなくても、強い絆を実感できて、家族、友達に支えられて、またひとつ大きな山(丘くらいかな?)を乗り越えられると思う。 すべてがいつもいいタイミングに運んでくれるように、動いている。 私の小さな小さな気持ちが勝手に空回りして、気負って、焦って、急いでも、思うようにことは運ばず、いつも振り返ると「あ~このタイミングがベストだったんだな~」と強く実感することが出来る。出来てきた。 これって本当に、お蔭様だな~って思う。 「神様しか知らない」ということなんだろうな。 勝手に複雑に心を硬くして、不安を助長してたけど、心をゆったりとすることが出来た。 これもダーリンマジックなのかな~? 心配していた両親に電話で報告した。 帰りに、幕張のコストコに寄った。 父が行ってみたいとずっと言っていたので、待ち合わせて、合流した。 先に到着した私たちは、お目当てのディナーロールと桜卵、ダーリンの希望でメニセズのパン(ミニ)をゲット。 一会員につき、同伴者は2名までなので、タッチ交代でダーリンは荷物と車で待機し、後から到着した両親と私(会員)は店内に。 某自動車メーカーのレースメカニック兼テストドライバーをしていた父は、クルマ好きなダーリンと同様、工具売り場で目を子供のように輝かせていた。 セットボックスを買うか迷って、母は買っちゃえば?とそそのかしてたけど、私が「いつでもこの値段で買えるから、あわてないでいいよ」と言って、次回に。 ダーリンを待たせてるからと、足早に1Fの食品フロアを回った。 母が狙っていたらしい「握り寿司」を2パックゲット。 その他、牛肉、カマンベールチーズ、桜卵、ディナーロールなどなど、ゲット。 父が、ケーキ売り場で、サッカーのデザインのケーキを発見し、私に話してきた。 「Sくん(末の弟)にどうかな?あと、オレ。」 そう、今月12/23は末弟のSくんの、翌12/24は父の誕生日なのだ。 家族大好きなパパ様は、(おそらく)初めて見たアメリカンスタイルのケーキにいたく感激したみたいで、一目で気に入り、「これを頼もう」と興奮気味だった。 48時間前迄に予約注文すると案内が書かれてて、22日にとりに行けばいいよな?とか、もうワクワクソワソワしてた。 とりあえず、今日は注文はしなかったんだけど、私が取りに行くことになるのかな? キュートな父がますます好きになりました。 会計を済ませ、涼しい(というか寒がりには寒いくらい)の店内で、トイレに行きたかったのんは、トイレに直行。 出てきたら、父がソフトクリームを食べてた(笑)。 母が「食べたい」と言ってたので、多分さそわれて買ったのだろう。 母も私を追いかけてトイレに行ったらしく、一人ソフトクリームを食べる父は子供のようだった。 母は、「アメリカンスクールの味」と言って、小学生時代の娘に戻ってしまうのだ。 母は、公立の小学校だったけど、直ぐ近くにアメリカンスクールがあったらしく、バザーとかオープンスクールなどの交流の場で食べた、当時の日本にはまだあまり普及してなかったであろう濃厚なバニラのソフトクリームの味は、一瞬にしてタイムスリップさせてくれるようです。 そんな、かわいい両親も、私の身体をとてもとても心配していて、医師との会話のすべてを伝えたら、ホッとしてくれた。 私の目の前では決して見せないのだけど、父は母の前では心配で、不機嫌になってしまうそうだ。 私の前では、いつもニコニコしてるので、信じられないけど、家族を一番に思い、大事にしてきてくれた父らしいなとも思います。 それぞれのクルマに戻り、バイバイした。 途中、クルマが隣り合わせになって、窓越しに手を振ると父も母もビッグスマイルを返してくれる。 もちろん、その時そばにはダーリンもいる。父のクルマを発見するのはいつもダーリンが先だから。 私は本当に恵まれていると感謝の気持ちでいっぱいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.16 18:21:26
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