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2009.12.14
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池上彰『そうだったのか!現代史パート2』
~集英社文庫、2008年~

 以前紹介した『そうだったのか!現代史』の続編です。パート1が18章からなるのに対して、本書は全10章と、テーマは減っていますが、その分一つのテーマについて深く記されています。
 本書の構成は次のとおりです。

ーーー
はじめに

第一章 誰がフセインを育てたか―イラクが軍事大国になるまで
第二章 アフガニスタンが戦場になった―ソ連軍侵攻と米軍の攻撃
第三章 パレスチナの大地は再び血塗られた
第四章 「モスクワの悲劇」はなぜ起きたのか―チェチェンの人々
第五章 北朝鮮はなぜ「不可解」な国なのか
第六章 南アジアは核戦争の恐怖に怯えた―インドとパキスタンはなぜ仲が悪いのか
第七章 核兵器の拡散―続く戦後世界
第八章 放射能の大地が残ったチェルノブイリの悲劇
第九章 「花の髪飾り」の抵抗―アウン・サン・スー・チー
第十章 二一世紀最初の国が誕生した―東ティモール独立

主要参考文献
ーーー

 読了から記事を書くまでに時間が経ってしまったので、感想はごく簡単に。
 帝国主義時代から第二次世界大戦頃までのイギリス、冷戦時代のソ連とアメリカ、これらの国がそれぞれの時代に自分の利権でまいた種が、どれだけ今日の悲劇を生んでいるのか、ということを、本書でも強く感じました。
 北朝鮮はもう、なんとかならないのでしょうか…。北朝鮮に限らず、過去に共産主義や社会主義を標榜した国では、なぜああいうのばかりが国のトップに立ち、同じ愚行を繰り返すのか。知性の欠如した為政者たちのために、莫大な数の人々が亡くなってきたことを思うととても残念ですが、知性の欠如した利権まみれの為政者たちが歴史上に何度も登場してきているのもまた、あまりに残念です。

(2009/12/08読了)





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Last updated  2009.12.14 06:57:55
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