エコバックを使おう!
まあのオーストラリア留学時代のホストペアレンツが我が家に2週間滞在していた。彼らは去年の8月にオーストラリアを出国した後、ドイツを拠点に車でヨーロッパ中を旅行中。ドイツでは、1988年に初めてホストした留学生の実家にいるわけだが、2週間の滞在予定が、その家族の引越しの手伝いを頼まれたりなんだりと、長居をしている。 彼らと食料品の買い物に行ったときにホストマザーのTrishが、“ドイツではどこでもレジ袋が有料だから、みんなカゴやこんなバックを持って出かけるのよ”といって見せてくれたいわゆる“エコバック”。 サイズ44cmx40cmとたっぷりしていて、しっかりした上質のナイロン製である。小さく折りたたんで専用の袋に入れるとこんなに小さくなって、バックに入れてもかさばらない。袋にはプラスチックのクリップがついていて、バックについているループに引っ掛けるようになっていて、なくなる心配がない。 さすがドイツ! 環境に対しての意識が薄く、2008年の現在でさえごみの分別が浸透するかしないかというようなイタリアとは大違い!事実、エコバックのようなものはこちらでは見たことはない。 Trishがひとつプレゼントしてくれたので、私は大喜びで使い始めた。 エコバックを使い始めてから数日後。Trishが、“子供たち見ていてあげるからちょっと一人で散歩でもしてくれば?”などとやさしいことを言ってくれたので、早速街へ繰り出した。 引越ししたばっかりの友人の誕生日が近かったので、何かかわいい雑貨をと思って雑貨屋に入ると、レジの横になにやら見たことがあるような… 中をあけて見ると、なんとそれば正真正銘のエコバック! Trishがくれたエコバックと形もサイズも同じ、質は少し劣るが結構しっかりしている。しかも色とりどりの柄がとってもかわいい!私は大喜びで、ペイズリー柄のものを2つ買って(@2,50ユーロ)ひとつをTrishにプレゼントした。 その日からというもの、私のバックにはいつも2つのエコバックが控えており、買い物をするたびに “レジ袋は要りません” という自分をまったく誇らしく思うのである。