アジア通貨危機で、香港返還10周年企画 1997年 PART1 経済
香港返還10周年記念企画・ 97年に香港での生活がスタートした・ 出張では香港へ来たことがあったが、生活をしてみると戸惑う事が多いスタートの1年であった・ 実際に私が香港行きを決定したが、周囲の意見では反対意見も多かった・ 1997年後半にアジア通貨危機が香港を襲う。タイでのバーツが暴落し、アジア諸国の通貨も暴落か・・ HANG SENG INDEXも 返還後の8月には9,974まで落ちる・ (最初15.840に落ち、1日で10.846まで落ちる 現在は23.000辺りを推移) 香港政府は市民に毎日メディアを通して訴えた・ USDとHKDのPEG制は理由なしで継続をする・ 皆さま心配しないでほしい・ この状況は短期的な状態ですぐに解決する・ しかし、自分を一番大事にする事は中華圏の文化である・ 国の事より自分の金・・ 市民は銀行に駆け巡った。。 銀行のカウンターは庶民であふれかえる・ 2日で15億HKD (225億円相当) が銀行から引き落とされる・ 政府は全面的に銀行を支持・ 国民は信じない・ 私は自己資金をここで悩みに悩んで通貨リスク分散・ 半分をUSDにスイッチ・ (香港で勝負をかける私は日本円のスイッチは全く検討しなかった) 日本よりもムーディーズ格付けで香港の銀行の方が断然高い・全てをHSBCに保管・ 更に銀行預け入れ利息は年利8.5%まで(3か月)まで上昇・ 私は更に香港ドルの資金80%を定期にスイッチ・ 皆にあほ呼ばわりされるが、絶対に大丈夫だという自信があった。マスと反対に進む。これが私の信条である・ 11月、日本のヤオハン13年間の香港進出に幕を閉じる・ 当時 香港在庫で1億HKD 約15億円の在庫を2日間でセールを行う・ 家族総動員でヤオハンに駆け込む ものすごい、勢いで買う庶民・ 香港の恐ろしさをしる・ 当時ヤオハン系列であった、パンやケーキ?の聖安のクーポンも使用できなくなるとの噂で各聖安で長蛇の列・ CASHにはならないパンを聖安作りまくる・・ 特にCAUSEWAY BAYの店舗は1KMの列ができ、市民の500円も無駄に出来ないガッツを目の渡りにする・警察30名以上で臨時に整理に入り、夜中も8時間徹夜で客にパンを提供・ 警察は24時間営業を訴え、安心してください。 皆さんにパンはいきわたりますから・・マイクで何度も叫んだ・ ヤオハン倒産で香港に2千名の失業者が出る・ 政府は発表。 今後香港の景気は回復します・ 約7割以上の方が自分の家を持つ事ができるようなります・発表・ お陰さまで仕事の方はこの香港の混乱とは逆に成長する・我々は97年 この時期に中国投資へ更に加速し、香港をドロップセンターに中国スイッチへ急速体制へ着手・ 死ぬ気で仕事をした1年であった・・ 意地でも香港、中国で戦ってやろう・香港での私の幕開けは激動のスタート切った・これからもこの熱い香港で可能性を信じてみよう・・ 人気blogランキングへ