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カテゴリ:読書
『象の背中』
秋元 康 (著) あと半年の命…。末期ガンを宣告された中年男が、妻に、子供に、そして愛人に最後に遺すものは? 「身勝手すぎ」VS「男の理想」と賛否両論の小説を単行本化。『産経新聞』連載に加筆・修正。 -------------------------------------------------------------------------------- 現在映画で公開されている本作品を読みました。 『もし、余命半年宣告されたらどうするか?』 これが最初の出だしであり、この物語の本題であるわけです。そんな時に主人公・藤山がとった行動とは・・・・・。 『自分の人生と関わった人に「遺書」を残したい。遺書のスタイルは様々あっていい。死ぬことより、忘れられることの方が怖い』 と決意。そこで思いを伝えられなかった初恋の人、若き日に喧嘩別れした旧友、自分の事業のせいで会社が倒産した社長、結婚前に過ちをした女性など過去の忘れがたい人々を訪ねていくことから物語が始まっていきますが、後半は主に家族や親戚や愛人という身近な人達の絆の深さを感じていく感動作です。 この本を読んで人生で何が大切でどうしなくちゃいけないとは分からないけど、悔いのある生き方だけはしちゃいけないことは実感できました。間違ったと思えばそのときに必死に修正する。例え修正できなかったとしても、その行動をしないよりかは悔いは残らないはず。そんな気持ちになりました。 みなさんも是非読んでみてください♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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