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テーマ:闘病日記(4013)
カテゴリ:闘病生活
以前も話したように『第2回埼玉県民がんフォーラム』に昨日行ってきました。
今回のサブタイトルは『医療・研究・ケア・県民』ということで、内容は日本や埼玉県のがん医療の現状と今後の展望、あるべき方向性などについて講演されていました。 私が通院している埼玉県立がんセンター主催の講演会に関わらず、埼玉県は日本47都道府県のうち埼玉県民数に対するがん患者の割合は多い現状に対して、専門医と予算の割合はワーストTOP3以内にランクインしている切実な現実、そして75歳以上の高齢者の割合が日本の中でダントツに多いので、これからさらに『がん難民』が増えていく状況下である現実を解析した結果で示してくれた埴岡がん政策情報センター長の話が一番印象に残りました。 これからはがん患者に対して国の具体的実施計画の作成、施策効果の評価、医療従事者の偏在の改善などが必要だと述べられており、私もそう思いました。現時点で『がん難民』のがん拠点病院の格差や拠点病院の質の格差があるわけですから、10年後は今のままではもっと大変なのでしょうね。我々市民ががんの現状と問題点を直視して行動することが大切なんだということです。 あと興味をもてたのは乳癌経験者でもある読売新聞記者の本田さんの講演。がん対策基本法が成立した背景には多くの亡くなったがん患者達の訴えと山本孝史氏議員の改革があったこと。アメリカでは提供しているがん患者への治療法や法律を受け入れるのに時間がかかっているため、そのせいで多くのがん患者が犠牲になっている事実。 今回の講演を聞いて全体的な感想としては、患者自身が冷静に判断して活動しなくてはならないということですね。そのためには色んな情報を仕入れて知識を得て自己啓発をする『患者力』が必要であること。 私はまだまだ知識がないので、今後今以上にそういう講演会等に出席して理解していきたいと思います。来年のがんフォーラムも出席したいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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