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テーマ:好きなクラシック(2291)
カテゴリ:音楽(クラシック)
今年の演奏会、トリを飾るのは神奈川フィルの第九。自分の合唱団の練習と重なってしまい、「友情(合唱団)をとるか、愛(石田サマ)をとるか…愛をとるんだろうな」と苦笑する先生に平謝りして、神奈川県民ホールへ向かう。
指揮:金 聖響 ソプラノ:市原 愛 メゾ・ソプラノ:鳥木 弥生 テノール:村上 敏明 バリトン:キュウ・ウォン・ハン 合唱:神奈川フィル合唱団 いつもは1階前方を選択するのだけれど、歌だもの、ちょっと後ろがいいよね、と2階最前列をチョイス。それが結果として仇となったような。お目当てのコンマス石田サマが遠い…。クラシック専用のホールではないから、音があまり響かず届かない。それは演奏うんぬんではなく、そういうホールだから仕方ないだけの話。合唱が「フロイデ シューネル」と歌い始めた時、一緒に歌いたくなった。ハレルヤコーラスみたいに客席も一緒に歌ったら面白いだろうな、なんて無責任なことも思ったり。やはり、第九を聴くと「1年も終わりだなぁ」という気分になるから不思議だ。しかもお気に入りの神奈川フィルと神奈川フィル合唱団だもの、「今年もありがとうございました」と思うと、曲の盛り上がりと相俟って、胸が一杯になり、涙が表面張力で堪えている状態に。第九が年末に歌われるのって、108つの煩悩を払うのと同じ効果があるからかも?煩悩だらけの身には、効果はあまり長続きしないけれど。 束の間の清らかな心で、横浜の海風に吹かれながら会場を後にする。練習をサボったくせに飲み会だけ出席して、あっという間に俗世に染まってしまったのは想像通り。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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