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カテゴリ:音楽(クラシック)
アンサンブル・メテオール
ヴァイオリン:中村朱見、平山慎一郎 ヴィオラ:亀井宏子 チェロ:井上とも子 クラリネット:左藤博之 ピアノ(ゲスト):小埜寺美樹 ブルッフ/クラリネット、ヴィオラと管弦楽のための協奏曲 モシュコフスキ/2台のヴァイオリンのための組曲 ストラヴィンスキー/「兵士の物語」組曲 トリオ版(Vn平山.Cl.P) マイエル/クラリネット五重奏曲 アンコール:モーツァルトの五重奏曲第2楽章 新宿西口ドルチェ楽器の、100人ほど入るサロンでのコンサート。美樹さんにお声を掛けていただき、「兵士の物語」に惹かれて来たのだけれど、どれも20世紀前半、いわゆる近現代の曲ばかり。苦手分野にかなりドキドキ。 ブルッフはクラリネットとヴィオラの音色が絡み合い、華やかさの中に落ち着いた雰囲気が感じられる。これならいける、と思った矢先のモシュコフスキさん、2台が互いに主張しあって激しい。休憩で気を取り直して「兵士の物語」トリオ版。作曲家自身が原曲の七重奏を三重奏に編曲したもので、ナレーションもない。それでも元のへんてこさ加減(?)はそのままで、兵士と悪魔のやりとりが目に浮かんでくるようだ。マイエルさんの前に左藤さんから曲の説明。旧東ドイツの人だそうで、そのせいかあまり有名にはならなかったらしい。第3楽章の主題は「発想は自由」という当時の流行曲で、弦楽で聴くとまるでハイドンの宮廷音楽のよう。それなのに、変奏されちゃってえらいことに。恐るべし、近現代。それでも過剰な拒否反応が出ず、むしろ楽しめたのは、夏の音楽砂漠で音楽欠乏症にかかっていたからかもしれない。「皆さんにこのままお帰りいただくのもなんなので」と、モーツァルトで心を静めてお開きとなった。ゲージュツの秋が楽しみだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.08.27 11:28:35
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