カテゴリ:恋人のこと
彼に会いに行って、交わって、悲しいのは
僕だけだと思っていた。 でも、それは彼も同じだった。 僕は、怖くて、悲しくて、触れずにはいられなかった。 たとえ何も感じなくても。 それだけでよかった。 彼も、怖くて、寂しくて、触れていないとたまらなく不安だった。 何も感じなくても、それだけでよかった。 それに気付いて、 僕は泣いた。 このままじゃいけない、とわかっていた。 二人で墜ちる必要などない。 墜ちるなら一人だけ。 彼は怒っていて、 僕を部屋に残して出て行った。 でも、帰ってきて、何も言わずに食事を準備してくれた。 僕たちは泣いた。 この人の心を殺してはいけない どうなっても、 生きていく以外に選択肢はない 彼が少しだけ、生きる心を取り戻していた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月11日 14時37分19秒
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