Ambivalence,

地味でも、日記の更新はちょくちょくしてきた。
が、始めの意図から完全にずれているように思えてならない。
もともと、ここはただの毒吐き場所で、
人は案外冷酷な生き物かもしれない、ということを伝えたかった。

のかもしれない。

正直わからない。
そのときの心境がどんなものだったのか。

でももしかしたら、太宰治「人間失格」を読んだら少し変わるかもしれない。
あの時の自分を思い出すかも。
嘘でなく、あの時は確かに太宰の影響をうけていたのだと思う。
だから、頭の中で考えていた暗の部分が、少しずつまとまりを見せていたのだろう。


時間が経つにつれて、なあなあとした生活を送り続けると、人は目的を忘れがちだ。
意気込んでいたことが何なのかでさえ、謎に包まれる。
はじめは「かっこいい」「独特な雰囲気の」サイトだと言われていたのに
いつのまにやら、普通のつまらない日記と変わらなくなる。
そうして読み手は減ってゆく。

さらに。

始めのころ多かった、陰鬱な気分、自傷の衝動、彼とのいざこざ。
それらが今落ち着きを取り戻し、大きな波乱もなく消えようとしている。


不幸で哀しいものほど、人は同情する。
目を通し、日々の変化に注目する。
「いつか平和に」と願いつつ、その変化を待ち望んでいるのは、嘘ではない。
そのものが、自分の描くような波乱を向かえ、さらにそれを乗り越えてハッピーエンドになれば言う事無し。
ある程度のブームがそこで終わる。
平和なものは、もう注目する必要もなくなる。
ただ「平和になった」という強い印象が心にもたらされて、物語は終幕。
特別面白いわけでもなく「平凡」なら、もう後は忘却。


だから、ここに来る人も減ったのかもしれない。。
それぞれが自分のことに夢中だし、延々と他人を気にする必要もない。
それは僕も同じこと。
わざわざ自ら他人のところへ行くことも減ってしまったし、
逆に来る人も減ったし。
だからといって、どうにかしようとは思わないけれど。
まぁマイペースに。好きなように。