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2005年12月15日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
切った直後にカウンセリングだったため、色々話した。
「周囲の人が嫌うようなことを、敢えてストレス発散方法として利用し
 自分でもそれが嫌なのに、やめられない」
それが僕の複雑なところらしい。

午後は授業をさぼって、病院に行った。
薬をもらうついで。明日は行けないから。
僕の後に患者がいなかったので、言いたい放題話した。
「もう生きてられないよー」と言うと、
「生きていけるよ」と言ってくれた。
先生は偉大だ。
顔色一つ変えず、しゃべりまくっても怒らないし、嫌な顔もしない。
だからこの先生が好きだ。
偽善っぽくないところが好きだ。
余計なことを言わないところが好きだ。

それから、高校に寄った。
もちろん保健室で、あそこはいつでも僕を迎えいれてくれる。
役で言ったらお母さんと、お姉ちゃんがぴったりの先生たち。
包帯はもう取っていたのだけど、
人に見られたら困るだろうから、と言って新しく巻いてくれた。
「あんた、この包帯、洗濯しとき(笑)」
と冗談も言ってくれた。
生徒が調理実習で持って来てくれたケーキを、僕にくれた。
お茶も入れてくれた。
冗談をいって、話しを聞いてくれて、
「あんたも私らの子どもよ」
と言ってくれたのが、本当に嬉しかった。
こんな先生はいない。
同情はしないし、偽善なことも言わない。
あくまでも客観的に、本音でぶつかってくれる。
切っても怒らないし、責めないし。
軽く流して話しを聞いてくれる。
もう卒業したくせに、懲りずに困るとこの保健室に行く。
癒しの場だ。でもいつかは、本当に卒業しなくちゃならない。
大人になりたくないな。

僕は運がいいと思う。
大学に居場所がなくとも、家になくとも、
いざとなれば高校の保健室があるんだから。
この世に、まだ居場所がある。
まだ生きていられる。





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最終更新日  2005年12月15日 21時01分45秒
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