テーマ:ショートショート。(1084)
カテゴリ:創作
スプラッター小説。グロ注意。
スプラタ君は、元気で残虐でちょっと気弱な男の子。将来の夢は生きたまま内臓を引きずり出して、臓物で絞殺すること。今はまだ、手を口に突っ込んで胃を引きずり出す程度しか出来ませんが、スプラタ君は夢をかなえるために、毎日努力を怠りません。 スプラタ君が歩いていると、赤ん坊をおんぶしたお母さんがいました。スプラタ君はお母さんのお腹を思い切り殴りつけ、屈んだ隙に赤ん坊の首根っこをつかんで持ち上げました。 お母さんは苦しみの涙を流しながらも、必死に返してと叫びます。赤ん坊は状況が分かっていないのか、きゃっきゃと笑顔です。 スプラタ君は、どうやって殺せば一番面白いか考えていました。そのうちに、お母さんは訴え方をどんどん大げさにしてきました。どうやら、スプラタ君が良心の呵責にさいなまれていると勘違いしたようです。 スプラタ君からすれば最初から生かして返す気はないのですが、調子に乗っているお母さんになんとなく腹が立ったので、赤ん坊を地面に叩きつけました。お母さんが絶叫します。殺されることもいとわず赤ん坊のそばに駆け寄り、スプラタ君を殺してやると叫んでいます。スプラタ君は、実に良い気分でした。 スプラタ君を殴りつけるお母さんの首をつかみ、持ち上げました。暴れるお母さんを、気にせず仰向けに叩きつけました。 お母さんのお腹に思い切り座ります。ぎゅっ、と空気を吐き出す音が聞こえました。倒れている赤ん坊を持ち上げ、お母さんに見せてみました。赤ん坊に手を伸ばそうとしますが、届く前にお母さんの顔をわしづかみにして地面に押し付けます。ぎゃあぎゃあと、心地よいうるささです。 いよいよ大詰めです。スプラタ君は、お母さんの顔面に赤ちゃんの頭を叩きつけました。血しぶきが飛び散り、歯や鼻の骨が砕ける音が聞こえます。二、三度叩きつけると、お母さんはぐったりしてしまいました。スプラタ君はここぞとばかりに、骨の見えている赤ん坊の頭をお母さんの口に突っ込みました。お母さんは、くぐもった声で絶叫します。あごが外れる音がして、赤ん坊はずんずんめり込んで行きます。手足をばたばたと動かしますが、スプラタ君は意に介しません。持ち前の怪力で、赤ん坊をねじ込んでいきます。 そして、赤ん坊の頭が三分の一ほど入りました。お母さんはもうほとんど動きません。スプラタ君は最後の仕上げに、白目をむいて醜く歪んだお母さんの顔を、赤ん坊ごとぐしゃりと踏み潰しました。お母さんはびくりと痙攣して、ぐったりと力尽きました。 スプラタ君の散歩はもうちょっと続きます。 今回の教訓!「急いては事を仕損じる」 スプラタ君はうるさいお母さんが邪魔だったけど、それでもしっかり考えたからこんなに残虐な殺し方が出来たんだ!周りの人が早くしろってうるさくても、しっかり落ち着いて考えないと最高の結果は出せないから気をつけてね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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