テーマ:ショートショート。(1084)
カテゴリ:創作
お久しぶりの更新は、第6回トラバでボケましょう参加作品ですよ。
今回のお題は 『 目の前に流れ星が差し出されました。 さて。 』 「ほら、マー君。誕生日プレゼントの流れ星だよ」 「うわあ!ありがとうお父さん!」 「良かったわねえ。雅彦」 「飯はまだかいのう」 旭川雅彦(7歳)の独白 いつも難しい顔をしたお父さんが流れ星を見せてくれると言ったから、何事かと思えばこんなオチか。なるほど。確かに形は珍しいけど、それがどうしたって話だよね。7歳児をなめすぎだよ。これが空から落ちてきたって言うんですか?はあん。そうですか。 「うわあ!ありがとうお父さん!」 満面の笑みで返事を返す僕は、なんて出来た息子なんだろうなあとつくづく思うよ。 旭川秀康(36歳)の独白 「ほら、マー君。誕生日プレゼントの流れ星だよ」 可愛い可愛い我が息子よ。今は無邪気に信じていても、いつかお前は、それをただの石ころだと思うだろうね。しかしね、それは流れ星なのだよ。 私が家の玄関を開けようとしたとき、一瞬流れ星が光ったんだ。そしたら突然、私の足元にカランと石が落ちてきたのだよ。見たことの無いような、珍しい石が。 お前は永遠に気がつかないかもしれない。けれど、それは確かに流れ星なんだよ。 旭川和江(32歳)の独白 あなたはとっても真面目で、とっても堅物で、なのにとっても夢見がち。隕石が落ちてきたって、本気で思い込んでいるのね。あれはね、私が二階から落とした石ころなのよ。おじいちゃんの部屋に飾ってあった石がとても綺麗だったから、月に透かして見ていたのよ。なのにあなたったら、疑いもせず流れ星だなんて。 今私が真実を言ったら、あなたも雅彦も傷つくでしょうね。でもあなたは堅物だから、雅彦に嘘をつくことになる方が悲しいと思うの。だから私は、こう言うの。 「良かったわねえ。雅彦」 ウフフフフ。 旭川札幌(102歳)の独白 いい加減、誰か気がついてほしい。どうして32時間耐久ボケ老人ごっこをしているのに、誰も突っ込まないんだ?いやまあ確かに、この年齢でそれをやったらリアリティがありすぎるってのは分かってたけどさ。それにしても、昨日まで元気だったジャーン。ところでご飯はまだかなあ。あ、もう食ったっけ? それにしても、秀康がマー君にあげてるのは、ワシが拾った石じゃないか。何であいつ、あれが流れ星だって知ってるんだ?公園の木がぶっ倒れてて少し騒ぎになったけど、そこからワシが石をパクったなんて誰も知らんはずだがな。まあ、いいか。マー君も嬉しそうだしの。 ところでご飯はまだかなあ。 ラトルウ星雲トスリロテ星出身ウッロタ(243歳)の独白 やべえ。地球で拾った珍しい石落とした。 ■□■□■□■【トラバでボケましょうテンプレ】■□■□■□■□■ 【ルール】 お題の記事に対してトラックバックしてボケて下さい。 審査は1つのお題に対し30トラバつく、もしくはお題投稿から48時間後に お題を出した人が独断で判断しチャンピオン(大賞)を決めます。 チャンピオンになった人は発表の記事にトラバして次のお題を投稿します。 1つのお題に対しては1人1トラバ(1ネタ)、 同一人物が複数のブログで1つのお題に同時参加するのは不可とします。 企画終了条件は 全10回終了後、もしくは企画者が終了宣言をした時です。 参加条件は特にないのでじゃんじゃんトラバをしてボケまくって下さい。 ※誰でも参加出来るようにこのテンプレを記事の最後にコピペして下さい。 企画元 毎日が送りバント http://earll73.exblog.jp/ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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