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プリティかつ怠惰に生きる

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Apr 29, 2007
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カテゴリ:創作
スプラッター小説。グロ注意。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                            


前作までの作品はこちら
 1.超子供向け小説スプラタ君
 2.超子供向け小説スプラタ君セカンドイグニッション
 3.超子供向け小説スプラタ君サードインパクト







 スプラタ君は、元気で残虐でちょっと気弱な男の子。将来の夢は、人のお腹を消火器でパンパンにして、漏斗で破裂させること。今はまだ、アゴを引き裂いて歯を頭に突き刺す程度しか出来ませんが、スプラタ君は夢をかなえるために、毎日努力を怠りません。

 スプラタ君が湖畔を歩いていると、目の前に女子高生二人が歩いていました。長い髪の女の子と、短髪の女の子です。スプラタ君は長髪の子の頭をわしづかみにして、持ち上げました。持ち上げられた女の子は、突然の出来事に驚いて、足をばたばたさせます。女の子の股間も掴み(スプラタ君は内気なのでちょっと恥ずかしかったのですが、本当にちょっとだけだったので気にせず続けました)、地面に叩きつけました。そして、背中の真ん中辺りを足で踏み潰し、頭はアゴに持ち替えて、勢い良く弓反りにしました。
 アアアアッ!とうめき声が聞こえて、すぐに消えました。肺に空気が入っていないせいでしょう。スプラタ君の手を引っかいたり、懸命にもがいたりしますが、スプラタ君は意に介しません。泡を吹き始めた頃に、さらに力を込めます。ブチブチと衣服や肉が切れる音がしてきました。既に女の子は白目をむいています。そろそろ次の作業に取り掛かりたかったスプラタ君は、女の子の苦悶の表情をもう一度堪能した後、一気に折りたたみました。ゴキゴキ!と、骨が砕ける音をたっぷりと味わい、スプラタ君は短髪の女の子に向き直りました。
 短髪の子は、腰を抜かしてへたり込んでいます。二人いるときは、先に一人をすばやく取り掛かったほうが良い。それは、以前お兄さん二人組みを殺したときにスプラタ君が学んだ教訓でした。思惑通りに行き、ひとまずほっとします。近づくスプラタ君を見て、正気を取り戻したのでしょうか。涙を流しながら後ずさります。殺しがいのありそうな様子に、思わず舌なめずりをしました。そして、掴みかかろうとしたとき、ゴロゴロゴロと、頭の上から地鳴りのような音がしました。音のしたほうを見ると、大岩がスプラタ君めがけて飛んでくるではありませんか。そう、この女の子は超能力少女だったのです。
 硬い岩がスプラタ君を潰しました。とてつもない衝撃が、スプラタ君の体を襲います。肺から空気が全て出て行くような圧迫感に襲われ、血反吐を吐きます。そして岩は完全に、スプラタ君を押しつぶしてしまいました。
 でも、平気でした。
 少し落ち着きを取り戻した彼女の目の前で、スプラタ君はごろりと岩をどけました。いくらスプラタ君といっても、岩に潰されたら痛いです。ちょっとだけ怒ったスプラタ君でした。でも、それだけ活きの良い獲物なのだと自分を納得させ、再度女の子に向かいました。
 女の子は、眼をつぶって何か呟いています。すると、またもや頭の上からごろごろと、地鳴りのような音が聞こえてきました。スプラタ君が大岩に備えて構えた次の瞬間、スプラタ君めがけてカミナリが落ちてきました。
 バチバチと衝撃が全身に伝わり、体が痙攣します。目の奥がちかちかして、口から泡が出てきました。服は焼け、炎が体中を包み込み、スプラタ君は崩れ落ちました。
 でも、大丈夫でした。
 いよいよ怒ったスプラタ君は、がばっと起き上がりました。少女の顔が驚愕に歪みます。猛烈な勢いで突進するスプラタ君を見て、抵抗する気もなくなりへたり込んでしまいました。かすかに一言、「パパ」と呟きました。
 すると一瞬、遠くの湖面が盛り上がりました。スプラタ君が足を止め、水面を見つめた次の瞬間、スプラタ君の足を何者かが掴みました。凄まじい力で、スプラタ君を水中に引きずり込みます。手の主を見ると、流石のスプラタ君もびっくりしました。
引きずり込もうとしているのは、首なしの死体だったのです。
 右手の人差し指と中指が折れ、スーツを着たその死体は、スプラタ君ですらかなわない力で引きずり込みます。死体の首は頭のすぐ下の位置で切断されていて、のどには潰された痕があり、それがいっそう死体の痛々しさを感じさせました。って、

 あなたは第一話でスプラタ君が殺したおじさんではありませんか。

「パパ!」
 うそぉ? 少女の叫びにスプラタ君がびっくりした隙をついて、おじさんは一気にスプラタ君を沈めました。スプラタ君の意識が、どんどん遠のいていきました。
 スプラタ君の散歩は、まだ続くのでしょうか……?


 今回の教訓!「窮鼠猫を噛む」
 スプラタ君は弱そうな女の子を見て、油断しちゃったんだ。どんなに簡単なことに見えても、手を抜くと意外なしっぺ返しを食らうことがあるから、気をつけないといけないね!





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Last updated  Apr 29, 2007 08:29:20 PM
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