テーマ:ショートショート。(1084)
カテゴリ:創作
トイレットペーパーがキレそうだ。奴を怒らせると大変なことになる。誰か! 何とかしてくれ!
一人目 「ガーッハッハッハ! おいどんはちょこっと高級な皆の味方、エルモアーでごんすよ! あんちゃん! トイレットペーパーを切れさせたくないなら、使わなければいいのでごんす! さあ、おいどんのティッシュをつかうでごんすよー! がっはっは!」 駄目だ。つまる。 「ごんすー……」 二人目 「ふっ……。あっしはさすらいの貴公子、ポケッティだ。さあ、兄さん。あっしのポケットティッシュを使いな……。水に流れるタイプだから、トイレで使っても安心ですぜ……」 薄すぎる。指が突き抜けるぞ。 「そこまできたら、あっしには責任持てませんなあ……。くっくっく……」 この男……、黒い! 三人目 「はっはっは。私はインド育ちの好々爺。不浄の手でございますよ。さあ、青年。この私を使い、窮地を脱するのです」 汚い。 「はっはっは。そんな日本人的な価値観でねえ、君。はっは、いやはや、はっはっは」 四人目 「拙者、活動的なれど歯車がかみ合わない男、自転車チェーンでござるよ。さあ、そこの御仁。拙者に乗って代わりのトイレットペーパーを買いに行くでござる」 めんどい。 「ぬはあ! 嘆かわしい!」 五人目 「…………」 何も喋らない……。おや、何か渡してきたぞ。これは……。 「据え置きのペーパー……」 ああ、そういえばあったね。 ぬわぐぐぐぎぎががががおおおおぉぉぉぉん!(オチを投げっぱなしたことを室伏風に表してみました) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 22, 2007 11:35:36 PM
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