日本農村力デザイン大学

[農村力デザイン大学] カテゴリの記事

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• 第５期学生募集

  いよいよ第５期の講義がはじまります。今回もまた、みなさんの参加をいただきたいと思っています！年間のスケジュールは以下のとおりです。たくさんの方のお申し込みをお待ちしています。どうぞよろしくおねがいいたします！  開催月日テーマと講師講義内容９月学期  19(土）　20(日）　21(祝）テーマ地産地消エネルギーで目指すこと～暮らしの自給と自律に向かって～ 新妻　弘明(東北大学環境科学研究科教授)                        　藤井　絢子（菜の花プロジェクトネットワーク代表）　 私たちの身の回りや地域には手つかずのエネルギーが数多くあります。が、利活用の技術や仕組み作りは、まだ始まったばかりです。化石燃料に頼るのではなく、身近な自然や資源からエネルギーを自給し、自律的な暮らしとは、を考える第一歩を踏み出したいと思います。（講義概要案）　・ローカルエネルギーの可能性　・菜の花の力で生み出す暮らしのエネルギー11月学期　21(土）　22(日）  23(祝)テーマ農と食から考える自律型暮らしと社会参画～グローバル化時代の独立市民への第一章～ 大野　和興（農業ジャーナリスト）丸山　清明（緑提灯発案者）　　地場・国産食材を守ることがなぜ大事なのか。グローバリズムに振り回されず、農と食を中心に明日の暮らしと社会への関わりを考える。晩酌から始まる"食の未来"への第一歩とは。ユニークな取り組みを通して学んでいきます。（講義概要案）　・｢食大乱の時代｣とは、どんな時代か　・｢緑提灯｣がおとうさんの心に灯したものは？２月学期　12(金）　13(土）  14(日)テーマ多様な命との共生・循環として食を捉える～食の自給と自律的な農のあり方～ 宇根　豊（農と自然の研究所代表）※他講師調整中　自給率や農政を批判するまえに、自分の食卓の自給率を考え、行動する。政治に頼らず、自律的な暮らしで社会を変える......自覚と意気込みが試されている今日、つくる人と食べる人、多様な生物との共生という新たな関係を考えていきます。（講義概要案）　・土から考える自給率という問題　・土と食卓を結ぶ新しい農業のあり方４月学期　16(金）　17(土）　18(日)テーマ命に向き合って毎日を生きる～心と体の自律に必要なものとは～　　中村　伸一（名田庄診療所長）　　　※他講師調整中　土・農・食によって支えられる命を正面から考えます。命に向き合って生きるということ。自分の体と心を自分で大切にし、育て上げるということを、学びます。（講義概要案）　・土から育む命とは　・命に向き合う～村の診療所奮闘記～７月学期　17(土）　18(日）　19(祝)テーマ「見えない時代」の明日を考える～不安、喪失から希望へ踏み出す～ 玄田　有史（東京大学社会科学研究所教授）内山　　節（哲学者） 　先の見えない時代に直面して、明るい未来を迎えるには。人と社会といかにつながり、自在な暮らしをデザインするかを学びます。そして、希望をもった実践に向かっての仲間作りを考えていきます。（講義概要案）　・「怯えの時代」をどう生きるか　・希望学で探る、まちづくりの力・私の農村力デザイン論（終業発表）

  2009.07.24

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  むしろを編む

  みなさん、むしろって知っていますか？今はほとんどつくられなくなっているものですが、池田町で明日開かれる雪解け村の工房市において、私、むしろを出店します。イベントは、こちらから詳細をご覧くださいませ！そして、わたしのむしろは、こんな感じです。完成品は１枚１０，０００円。高い！結城先生がつくるくらしの大事さをお話されてから自分でつくったものを持ち寄ろうということでやってみましたが、何を発見したかか！というと、、、、買う人間の「感覚」と売る人間の「心」のギャップ。買うときには思う価格と、売ろうとするときに思う価格が違うこと！です。中国産が３０００円なら、５０００円ぐらいかなあというのが消費者意識ですが、でも自分でつくったものを売ろうと思うと、中国産がどうとか関係なく、１００００円ぐらいもらいたいという気持ちになります。それは、利益がどうこうではありません。自分の頑張り度に対しての評価としてそう思うのです。この売るときと買うときの価格の差って、まさに農業で起きている問題です。やっぱり、つくってみないと、買うべき価格が分からないのではないか？買うだけの暮らしで、麻痺しちゃっていることがあるのだと気づきました！

  2009.02.28

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• 中年畑サークルの忘年会

  中年畑サークル（メンバーの人、失礼！）の忘年会があります。１２月１３日（土）の予定です。メンバーにはメールがいっていますが、なかなか集まらないようす。できれば、皆さん参加してくださいませ。私は、東京で友人の結婚式にて上京します。。。だいこん、いっぱい抜いて、今度もらいにいこう～。。幹事さん、よろしくおねがいします。

  2008.12.11

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• ９月学期での楽しみ。

  ９月学期では、桐山さんと、結城さんにお会いできる。先日、青森でお二人は会われて、農ハウ２００８というイベントに参加されたのこと。桐山さんのブログから引用させていただくと、結城先生は言った。「東北の8新聞社が主宰するイベントで若者と農業を取り上げたことがあるだろうか？農業高校の生徒に一番いいブースを用意するイベントがあっただろうか？若者が農業？コギャルが農業？ってきっと半信半疑で聞きに来てくれたと思うが二人の話を聞いてまだどこかに違和感があるかもしれないが、これが今の若者におきている現状であり、この現状は二人だけではない。全国でたくさんこんなことがおきているのです。意識を変えるのは私達、大人なのかもしれません。作付面積だけで評価したり、子供には農業よりいい会社に入れ！ということばかり押し付けていたのではないでしょうか？その結果、勝ち組、負け組みなんて言葉が生まれたり。。ワーキングプアの若者が沢山いる。そこに危機感を持った若者達が動き出している。彼らはまだ手探りである。私もまた手探りでやっている。」結城先生はそのまま新潟へ向かった。なんて忙しい人なんだ。。帰りのタクシーの中で「君は甲斐君（増刊現代農業主幹）の推薦だろ？君みたいな若い子が8新聞社の基調講演をするなんてすごいことだ。君を推薦するなんて甲斐君偉い。普通の人ならそんなことできない。でもその判断は正しいと思う。だから僕は甲斐君を応援するんだ。」甲斐さんに推薦されて、それが基調講演だったのに一番驚いているのは私だよ。。とか思いながら「うん。確かに甲斐さんはやっぱすごいな。。」と思う。そんな甲斐さんに今度はなんと、増刊現代農業の連載を頼まれた！「よし！結城先生も頑張ってるんだ。私も頑張るぞ～！」と熱く燃え青森駅を後にした。八戸へ向かう電車の中、隣の席のおじいちゃんが東奥日報の朝刊を広げている。なんと一面に昨日のパネルディスカッションの様子が！！「勝ち組、負け組ではなく心豊かな幸せ組に！　桐山　三智子氏　基調講演」きゃ～。。そうなんです、若い人がいま、本質に気づいて動き始めているのです。それを「私たち世代（第２次ベビーブーム世代）」が気づいていない状況なのです。そして、気づいても、動かない。そこをかえる一人になりたいと思い、結城先生、桐山先生をお待ちしております。

  2008.09.12

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• 第４期の準備状況

  おそくなっておりますが、、、、第４期の日程が決まりました。正式公開の前ですが、一応経過を、、、。９月１３日～１５日（土・日・祝）　結城先生と桐山先生の予定１１月２２日～２４日（土・日・祝）　甲斐先生（２３日～）にお越しいただく予定２月１３日～１５日（金・土・日）３月２０日～２２日（祝・土・日）４月１８日・１９日（土・日）ということになりました！！！！合計５回です。今回は、地元学、農村、食・食卓、コミュニティビジネスや地域デザイン、スローライフ・スローフードをテーマに組み立てたいと思っています。受講希望者も少しずつ増えてきて、地域間交流×世代間交流×知識交流×情熱交流ができるといいなあと思っています。参加ご希望がある方、是非お知らせください。それと、今回は学生の方に対して、少し優遇措置ができないか？？と思っておりますが、まだ未定。わかり次第、報告致しますので、楽しみにまっていてください。どうぞよろしくお願いいたします！！　

  2008.06.23

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• 残業。。。

  久しぶりに連続残業しています。昔できた朝まで残業はもうできません。でも、こういうときってなぜかハイテンションになって、コーラとか、おかしとかばんばん食べたくなります。いいことではありませんが、、、。デザイン大学のことも作業すすめなくては。とりあえず、仕事を終わらせます、、、。では！また！

  2008.05.22

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• 第３期生の終業発表会！

  いよいよ４月学期。第３期生のみなさま、最後です！さて、４月学期のテーマは「「農ある暮らしに学び、創造する」～時間と空間を取り戻そう～」です。日程は、４月１９日～２０日講師の先生は、伊藤洋子・島村菜津さん４月学期は、１年間の学びを活かして、農村力をそれぞれの仕事や暮らしでの実践に移していくことがテーマです。食や農を支える暮らしを豊かにしていくために、家庭、仕事、ビジネスの切り口からできる実践を語りかんがえましょう。農業者の方にも、主婦の方にも是非聞いておいていただきたい授業です。なお、入学生の方は、５分ほどで自分の今と今後を発表してもらいます。追ってシートをおくりますので、記入していただくとともに、プレゼンテーションも考えて置いてください。みなさんよろしく！特に、幸せ探しさん、ちゃんと準備してね。プレゼンは５分でお願いします！（笑）

  2008.03.23

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  ねこつぐら

  ねこつぐらって知ってます？？？？長野県栄村でブレークした、ネコハウスです。手間をかけてわらを編み込んでつくるもので、農村力がいっぱいつまった、貴重で大切なものなのです。このねこつぐらを、緑のふるさと協力隊隊員（ここからジャンプ）として、池田町の木村君と同じように栄村に派遣された研修生の方がつくられたものを、なんと！私がいただいてしまいました。ありがとうございます！ねこつぐらって、ネコは本当に入るのだろうか？？？と思っていたところ！なんと！！！入ります、喜んでおります。我が家のネコ「ミレ」に代わり、御礼いたしますミャー。

  2008.03.22

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  農村力ポスター展

  農村力ポスター展、いってきました！私、本日も明日もずっと詰めておりますので、どんどんご来場ください！アンケートに答えると、カレンダーが抽選であたったりするのです。是非、みにきてくださいね～！！！！！！！！  

  2008.02.02

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• 1月学期２日目（その２）

  ２日目午後は、わらぞうりづくり。上荒谷集落のみなさま、お世話になりました。わらじづくりでは、自分的には満足するものをつくることができました。感じたこと！午前とおなじですが、「やってみて感じる」ことの大事さ。どのようにしてつくるかについては、だいだい分かりました。でも、わらぞうりをつくることの意味は、趣味でも遊びでもなくて、生活するための必要を生み出すため。必要に耐えられるモノづくりかというと、自信がありません。・・・・・・・・・・・・・・・・・百姓は百匠ともいえますが、１つ１つが「匠」といえるレベルのものをもっているということです。匠とは、生きていく力としての評価です。おじちゃん、おばちゃんにはそれが満載です。それに比べて分業による効率化を手段して発展させてきた世の中で生きてきた僕たちは、匠を、「稼ぐ力」「人が真似できない」ことが評価の視点です。もちろんそれらも必要ですが、それだけではないのでは？？・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・人が幸せに生きるということを究極の目標とすれば、お金を稼いでいく力とおなじだけ、生きるための技術も身につけないといけないのでは？これからの農村でのグリーンツーリズムとか体験メニューでは、こうした生きる力を「使える技術」として獲得することを目指していくことへ転換していかないといけないと思います。

  2008.01.20

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• デザイン大学２日目

  デザイン大学２日目。デザイン大学の朝は、いつも食べすぎからはじまります。いけません。どうしても２杯のごはんを食べたくなる。そして楽しみでもあります！午前中は、午後作業のわらぞうりづくりの材料となるわらをやわらかくする、「うちわら」の作業。わらを「打つ」とは、杵をひっくり返して、わらを束ねたものを「かけや」で打ち付ける。不思議なことなのですが、わらをたたくと、それによって、わらが強くなるのです。切れにくくなる。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それから、餅つき。こんどは臼をひっくり返して杵でつきます。おばちゃんに臼とりしながら。今回つくったのは、「おろしもち」（福井に特徴的な食べ方）、「栃もち」「きなこもち」「あんこもち」。写真がないのが残念であります・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今も、筋肉痛。二の腕ダイエットにいいかも。さて、そんな話はさておき、こうした道具をつくる作業で大事なことは、すべて「コツ」がいります。私も少しだけ運動をするのですが、サッカーでボールをうまく蹴るとか、野球でバットを振るとか、スキーでターンをするとかには、「腰を入れる」動きができないとうまくできないのと同様、もちつきも、うちわらでも、全身を動かすのには腰をいれる動きが必要。この言語化できない動きは、本に書いても、映像でとってもできません。「一緒にやらないとわからない」そして、今、一緒にやってくれるおじちゃん、おばちゃんが少なくなってきています。私たちに残された時間ももうわずか。昔は、おじいちゃんから、親へ、親から子供へのリレーがあった。家は、住む空間以外に、そうしたものが受け渡しされるでもありました。ひとつの社会といえるのでは？買う暮らしからつくる暮らしへの道筋には、家という小さな社会のあり方を、地域という社会のあり方とともに考えないといけないんですよね。

  2008.01.20

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• １月学期１日目（その２）

  後半には、２８才の可愛い先生、桐山三智子さんのお話でした。まず、「アタラシイキズナ　当たり前の暮らしが欲しかった　片品生活塾」というタイトルのＤＶＤをみました渋谷で働いていたようなコギャルの女の子が、あるきっかけから、変わっていって、片品村でいろんな人と出会い、自分の生活の場を創りだし、仕事を創り出す。無農薬大豆をつくり、畑をスコップで開墾し、炭焼きを学ぶ。農村の暮らしの知恵をおじい、おばあに学びとそれを都会の女の子といっしょに学ぶ。そんな別の人生をはじめた女性が先生です。　そんなキリヤマさんのブログはこちらです！ 先生の言葉のなかで私が感じたことは、「私みたいなことがしたい女性はいっぱいいるよ！」ということ。「農という窓口に最初に選んだ場所が×だと、それでおしまい」ということ。 先生は、最初、ボラバイトで農のことを見つめ直したのだそうです。でもそのときの受入先の印象はあまり良くなかったとか。自分は、若い人の農への動きをくじけさせないため、受け入れる窓口として「片品生活塾」を運営しているとのことです。 池田町が農に向かう人を受け入れていくというのは大事だし求められていますが、「その人の人生にも影響を与えるチャレンジが、がっかりして終わる」ことにならないために何が必要かは、真面目に考えるべき問題です。 同時に、農に向かう人が多いということは、農村力というものを、若い人が求めているということであり、これからの社会を悲観しちゃいかんなあと思い直しました。 夜の交流会でも話しをして、片品では「片品生活塾」が、池田では「デザイン大学」が同じ志の仲間として頑張っていこうよという話しをしました。元気もらいました。デザイン大学の使命ですよね。 次の修学旅行は、群馬のナガサワさんと、キリヤマさんコースかな？？？

  2008.01.17

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• １月学期　講義メモリスト

  いろんな学生さんの声がまとめて聞けますので、ここにリストにしておきます。参考に、備忘録につかってください。○幸せ探しさん　 １日目（その１）　　　　「働くこと」と「生きること」の間～どこに、何に、手間をかけるか～   １日目（その２）　　　普通の女の子が素敵なお母さんになる実践記～片品グッドマザープロジェクト～ ○ふじたみほさん　２日目からの様子  ○きりやまみちこさん（先生）　　片品生活塾～グッドマザープロジェクト～ 

  2008.01.17

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• デザイン大学１月学期その１

  １月学期が始まりました。雪のつもる池田町です。さて、今回は、人が豊かにいきるための、仕事や暮らしを考えることがテーマでした。今の世の中で、何が原因で、ぎすぎすしたり、つらくなったり、心が不安になるのか？？？？その原因は、ひとつの「価値観」に縛られて行き場がない状況にあるからだと考えられます。お金中心主義ともいえるかもしれません。でも、お金中心主義ということを、簡単に批判できません。おそらく日本に生きている人はすべて、この主義が原則の資本主義の世の中で生きているからです。お金中心主義のやっかいなのは、単にものの考え方とか道徳の問題ではなく、「生きていくためには、お金を稼がないといけない」　　（昔の人と違い、食べるものをつくる手段と土地を持たない人間　　　は、自分の労働を売ってお金を手に入れないといけない）「自由（な時間を自由に使う）ためには、お金の力で義務を減らさなくては　　ならない」　　（好きなことをすることが幸せであるという考えのもと、おしゃれや遊びを　　　するためには、必要なことを短くする、便利に済ますことが必要である。　　　そのためには、便利さをお金で買わなくてはならない）という「現実の束縛であり、逃れられないルール」になっているからです。今日の話は、そこから始まります。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・風の課の講義は、副学長の伊藤洋子先生。先生の講義の概要は、優秀な学生の幸せさんのブログをみてください。私が指摘したいポイントは、次のようなことです。成績の悪さ、仕事の不出来を、「自己責任」といって自分自身を批判し、頑張って何とか切り抜けたいとますます頑張る。精神は病んでいるのに、本人は頑張れば抜けられると信じて。そうして、ついに限界に達しつぶれてしまう。その結果、最大の努力によって、企業は利益を最大化し、その利益は、努力した人ではなく「株を持っている人」に与えられる。そうしたこともすべて「競争社会」「自由主義」だからという理由で片付けられる。結果、若者の意欲と頑張りは、すべて会社なるものに吸い取られてしまう。でも「それ以外の仕事はない」から、逃げられない、それしかないと考えてしまうのです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・でも、伊藤先生は、「もうひとつ別」の働き方として、「しごと」というものがあるのではないかと言われます。それは、自分が生きるためのものであり、便利にする方法ではなく、手間をかけるというもの。結城先生の言葉では、「買う暮らしではなく作る暮らし」だと思います。私も伊藤先生のおっしゃること、よく分かります。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「お金をもらって生きる」という今の世の中の「あたりまえ」は、人類２００万年の歴史では、ほんの５０年ぐらいの特殊な事態です。それ以外の時代は、人は、生きるための手段（生産手段）を自分でもち、自然のなかにあるものを活かして、生きるための知恵ももっていました。それを、「お金」で買った方が便利で効率的で善きことだとされたところから狂い始めたのです。高度成長期には、みんなが潤い、その狂いに気づきませんでした。でも、自由主義、競争社会、資本主義という社会のルールの本性があらわれはじめた今、普通の「私たち」にとって、決して豊かなものではないということに少し気づき始めました。でも、もう「元に戻れない」と思うから、前にも後にも進めないのです。私は、せめて「もうひとつの仕事＝しごとが存在する」と思うことができたならと思います。仕事は、与えられてこなして、お金を売る、すなわち労働力の販売というサラリーマンスタイル以外に、自分で生きるのに必要なものを手に入れる「しごと」自分自身が創っていく「しごと」というものもまた「もうひとつの世界」として存在することをわすれちゃいかんのだと思いました。

  2008.01.16

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• 池田町のとちもち

  福井県池田町には、栃餅の文化があります。そのことを、スローフードな日本の著者でもある島村さんが取材にこられ、そのレポートが、なんと！環境ｇｏｏや東京財団さんのページに掲載されました！ 是非是非、読んでみてください！東京財団のレポート環境ｇｏｏのレポート    

  2008.01.14

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• デザイン大学の桐山先生のブログから

  １月１２日に講演をしてくださる、群馬県片品村の桐山先生のブログをみせていただいたところ、池田町のことを書いていただいていました。以下、引用です。すごいことになりました。・・・・・・・・・・・・・・週末、２泊３日で福井県に行ってまいります。福井県池田町です。「日本農村力デザイン大学」の講師として呼んでいただきました。１時間半、講演します。ドキドキものです。タイトルは「普通のコギャルが素敵なお母さんになるための実践記。」池田町といえば、、HPをのぞいたところすごいです！！大家さんに言われました。「池田町と言えば、遺伝子組み換え問題の講演会で天笠さんが言っていた、村で有機農業に取り組もうとしているすごい所だよ！」私の勉強になりそうです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もったいないお言葉。ありがとうございます。でも、天笠先生には、昨年お世話になり、遺伝子組み換えからの食のことを学ばせていただきました。その先生から、大家さんに福井の町のことのお話が伝わっているとは！うれしかったです。でも、桐山先生、緊張なさらず、楽しく、考え語り学ぶ３日間でいきましょう！学生のみなさんも楽しみにしていてください！！！！では！！！！！

  2008.01.10

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  １月学期の先生紹介！

  １月学期の先生は、現代農業増刊の甲斐先生と、片品村で片品生活塾を主催しておられる桐山三智子さんです。甲斐さんは、定年帰農とか、青年帰農という言葉を世におくりだし、人々が農村に向かう根っこにある「農村力」に注目されている先生のお一人です。桐山さんは、元コギャル。そこから、農村力に触れて人生がかわってしまった、素敵な女性です。 （桐山さんがローカルジャンクション２１に書かれたブログはこちら） みなさんお楽しみの実習は、わらじづくりです。ちょっとどきどき。楽しみでもあります。まだ余裕がありますので、是非、参加してください！お問い合わせは、０７７８－４４－８１００です！  

  2008.01.09

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  明けまして、おめでとうございます！

  大変遅くなりました。やっとこさ、新年のご挨拶を申し上げます。まず、１月１日は、大雪。さっそき屋根の雪下ろし。それから、おせち料理。ということです！そのあとは、もうスキー場をはじめるってことになっちゃって、めちゃくちゃばたばたしました！その報告は、あとで！

  2008.01.06

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• 忘年会途中経過

  現在、リライムさんにて休憩中。伊藤先生は撃沈。清水理事長はソフトクリームを食べてます。とり元さんでは、食べ過ぎました・・・・ただいま、ダイエット中です。といいながら、メロンソーダのんでる私・・・

  2007.12.29

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• 緊急集会開催～デザ大忘年会～

  突然ですが、日本農村力デザイン大学の忘年会を開催します！場所は、わたくしも課の忘年会でつかって大満足だった、とり元さんにて行います。１２月２９日（土）の１８：３０スタートです。参加希望者（スタッフでも学生さんでも）は、是非いらしてください。 なお、そのあとは、希望により、リライムさんにて、宿泊と温泉三昧をいたします。

  2007.12.25

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• 農村力に触れる

  みなさん、農村力って何だと思いますか？わたしたちは、この農村力という言葉の「定義」をみつけねばともがいて考えて苦しんできた面があります。論理で考えようとしてきたのです。しかし、１１月学期で、私は、農村力は感じるものだと思えるようになりました。言語化することの価値を否定するのではないですが、言語化できない（しにくい）ものもあるのではないかと。農村力とは、そうした捉えにくいものを「一応言葉化する」ものであり、それぞれが「感じて気づく」でしか迫ることができないものだと思っています。農村力を感じてみたいという方は、実際にそれにふれた学生さんの体験記は、こちら、幸せ探しさんのブログをみてください。　第１編　第２編　第３編私たちは、今の世の中って、「お金をかせがないと何も始まらない」という世界だと思いこんでいますが、生きていく世間が豊かであるためには、それは、１つの手段であって、もっと大事なことは「よい社会」であることが大事なんです。そのよい社会とは、幸せ探しさんの感動が語るように、あたたかい人の心が織りなす世界です。私は、「人と社会」を治癒する力＝農村力」という表現のうち、「社会を治癒する部分」とは、農村力を感じた人が、 社会を「よいもの」にしようと努力（デザイン）することできっと実現できるんだと感じてます。すでに、そうした人が動き始めています。１月学期の実践報告をしていただく、桐山三智子さんもその一人です。楽しみです。講義のお楽しみは、次回報告いたしますので、請うご期待！です。 

  2007.12.14

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• 1日目講義

  いつものことですが、講義録を紹介します。学生さん　幸せ探しさんのブログから。結城先生の講義のポイントは、社会、地域の原点は、家族であるということ。・社会の原点は、家族にある。・家族のためには、手間を惜しまないくらし、愛情をそそぐ（今でも）。　そのようにして、人は、家族のよい暮らしのために、自然の制約のなかで、知恵をつかい、　自然をうまくいかし、あるものから必要なものを作って生きてきた。・そうした家族の集まりが地域であった。ゆえに、力を合わせていきてきた。・しかし、買うことによって豊かさを得る時代になって、　手段であったお金が目的となり、すべてがお金で計測される世の中に。・その結果、私達の社会は、足元を否定し、外を肯定することで　幻想をおっかけて、際限のない不安定性に覆われている。・しかし、買う暮らしからもう一度　つくる暮らしの「よさ」を取り戻せば、　豊かにいきることができるのではないか。・農村は美しいとか、言われるが、それは、そこに暮らす「人」によってである。　宮本常一は　　　農村はさびしい。しかし、人の手が加わると温かくなる。　柳田國男は　　　農村が美しいのではない。農村の営みが、農村を美しくしようとする。　といったという（聞き間違いだったらごめんなさい）。　そのことに私達は気づかなければならないし、そこに学ばなければならない。・それが地元に学ぶ、地元学である。森先生の講義のポイントは・食べものというのは、暮らしの基本であり、ともに食べることを通じて人と人をつなぐ　そして、生産と消費をつなぐこともである。・食の文化祭からはじまったいろいろな取り組みは、　時に町のまちなかと田舎をつないだり、　おばあちゃんと若い世代をつないだり、　昔の文化と今の現実をつないだりと、　「つなぐ」役割がある。・外へのprというイベントではなく、　暮らしの原点（厳密にいえば、つくる暮らしの原点）をみつめて　自分達の暮らしの幸せをつくろうとするきっかけでもある。ということだと思います。

  2007.11.28

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  11学期に来られた森先生の記事

  九州の福岡から、まるまる２泊３日こられた、森先生が、西日本新聞のエッセイの欄に、私たちのことを書いていただきました。２５日の午前で講義は終わりましたが、午後に、地域でしょうゆをつくろうと研究している上荒谷のおばちゃんたちのところにいかれて、見学をしたところ、そのもろみを貰われたのだそうです。そのことを書かれた記事は↓。ほんとうに、おばちゃんたちの心、農村力としての愛情、感じます。そして、こんなに素敵な文にしていただいた、森先生、ありがとうございます！またお越しになってください！

  2007.11.27

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• 地元学の１１月学期

  １１月学期、終了。みんな、おつかれさま～。今回は、学生の大西君、東京から足立さん、福井から川村さんが来てくれて、丁々発止のやりとりあり、涙ありの３日間でありました。食の視点からの地元学を学ぶというテーマでありましたが、生きることの価値とか、幸せの本質とかいうことをそれぞれ感じて、今も、心の余韻が残ってるだろうな～と想像してます。どうですか～？？？さて、今自分は、「仕事」の意味をもういっかい考えています。仕事＝お金（買う暮らしに必要なもの）を稼ぐというのが世の中の常識ですが、田舎のおじちゃん、おばちゃんお仕事とは、自分という人間の人間性発揮の場であり、役に立つ、喜ばれることで喜びを感じることであり子供たちが生きる社会を良くするための営みであるように思われました。それは、現地をまわって、身体を動かしているおじいちゃん、おばあちゃんの話から感じたこと。自由な世の中とは、言い方を変えると、お金がないととても不自由な世の中の別の表現に思えます。お金で物をかって生きる暮らし「しかない」と思うようになっちゃって、お金が必要→仕方なく仕事する→つらく、苦しいという悪循環にはまりいるように思います。仕事をするとは、人生を生きることそのものです。仕事をするとは、自分にしかできないことを、自分の家族のために、誇りをもってすることであると教えられました。仕事は？と聞かれて「公務員」というのは、職業を答えているのであって、仕事性がまだ足りない。本当は、誰のために、どういう気持ちで、どんなことをやって、どのような「よい社会」づくりに貢献したいかと答えられないと。今、公務員として働かせていただいて、それが言えない自分がここにいます。公務員は、世の中に向けて働くことだけに集中させてもらえる環境をいただいている仕事である以上、普通の人が果たす以上に、働く人の使命感や、目指す地域・社会の理想をもって使命を全うしないと。それが、プロの行政マンなのでしょう。その意識、今まで自分にはなかったなと想います。今日、デザイン大学の講師でお越しくださった、森の新聞社の森さんがもってきていただいた本に、「天気と食は西から変わる」（西日本新聞社ブックレット）というものがあります。福岡の京都農業改良普及センターの手嶋さんが書かれた本。内容は、手嶋さんがほとんど書かれているＨＰからのリメイクだとか。というか、公的機関のＨＰとして、なんて魅力的なのか！！！！！と言うぐらいのＨＰ。絶対読んで欲しいです。これくらいの気合いがないと、いけん。巻頭言は　デザ大先生でもある、宇根豊さんでした。公務員の「志」が感じられるとの評どおり、手嶋さんの想いが爆発です。宇根さん曰く「家族、友人、過去そして未来のことまでが、同伴して仕事につながっている」「公と私は切り離せない、切り離した途端に、仕事は労働になり、人生は　労働と余暇に分離し、味気なくなっていく」「農ほど、カネにならない世界を支え、生みだしている仕事はない。このことを　国民に伝える方法は未形成だ」まさに、手嶋さんは、農の世界における公務員を「仕事」としてされているます。公務員の仕事を、より徹底すること農村力と言われる価値を、伝えていくこと私も手嶋さんに追いつけるように、もっと自分を鍛錬しないと。そして、講師にお越しくださった、結城先生、森先生の期待にも応えられるぐらいになりたい。これまで、表現するのは、避けてきました。あんまし得意ではないからです。デザ大の今回の講義で、農のこと、農村のことを伝えていくことが少ないと森先生に言われました。たしかにそう！（たいていは行政の文章）森先生が、今の森の新聞社として活動される原点も、その一翼を担うという志があるとお聞きしました。苦手だけど、書くことで人に伝えたり、話すことで人に伝えたりを、積極的にはじめよう。ブログの人に指導してもらって、書くトレーニングをしていこう。そう思ってます。（勝手に）よろしくおねがいします。

  2007.11.25

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• １１月学期にむけて（２）

  いよいよ明日からのデザイン大学。地元の価値をどう見つけるのかというお題について。結城先生は、自然・生産・生活の３つの軸をおっしゃいます。たとえば、ある過疎のまちでたとえてみます。今の人からは、不便でどうしようもないところと言われます。池田町もそうかもしれません。しかし、結城先生曰く、人が住み始めたところは、自然（水があり、土があり、風があって、光があるところ）のなかで、食べるものを育てられるところで暮らしはじめたところおっしゃいます。自然があって生産があって生活がある。ということは、農村で集落が形成されているところは、そうした３つの要素からみて「豊かな場所」だったからこそ集落たりえたとおっしゃいます。もし、幸せということの基本を豊かな生活ということであれば、私たちの祖先は、まさに「最適解」をみつけてきたのです。豊かな暮らしがあったのに、今なぜ豊かでないのか？それは、環境が変わったのではなく、私たちの心がかわったからです。地元学を学ぶとは、そうした自分の心のブレに気づいて直していくことをはじめるということ。それを明日からの３日間で、しっかり学びたいと思います。みなさんの暮らしの「豊かさ」は、どんなところにありますか？？

  2007.11.22

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• 地元学

  ごぶさたです。東京に出張して、池田町のＰＲを東京駅構内でやっておりました。忙しかったです。そして、今週は、紫波町の方が視察に来られていて、交流と視察を３泊４日で行いました。というわけで、ずっとさぼっていました。まずは、１１月学期の紹介から。１１月学期は、結城登美雄さんがいらっしゃいます。地元学を提唱されていて、毎回感じるところが多いです。結城先生のお話を少し紹介したいと思います。わたしが感じることばは、「遠隔対象性」。遠いところのものを「価値ある」と思ってしまう人間の心理なのだそうです。そして、このことが、農村が、町へ、町が東京へというベクトルを決め、これにのった私達の戦後の暮らしは、右肩上がりでした。しかし、足もとに価値あるものがある。ということに気づくために、また気づいて暮らしを見つめなおすために地元学があるというのです。遠くにあるものに価値があるとおもってしまう無意識の私を、意識的に、足元にあるものの価値を探そうとする。それは、地元に学ぶということであり、農村の力を感じるということです。今までの生き方がよかったのか？どう生きていけばいいのか？を自問自答し始めます。では、どうやって地元の価値を見つけるのか？それは次に語りたいと思います。日本農村力デザイン大学１１月学期は、１１月２３日～２５日に、福井県池田町で行われます。講義の概要は、こちらをみてください。また、お申し込みは、０７７８－４４－８１００まで。ブログのメールにご連絡いただいても構いません。

  2007.11.16

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• １１月学期のちょっと予告

  １１月が近づいてきました。１１月２３日から、結城登美雄先生、森千鶴子先生をお迎えして第２回目の講義が行われます。今回のテーマは、　食の地元学です！食べることを、きちんと土台から考えると、農のことも、生きることも、家族のことも、学べてしまいます。私達は、食べるってことを、スポーツやエクササイズみたいに考えていますが、それは大きく間違っています。人間は、自然の中で仕事して暮らす存在ですが、その仕事とは、生きるための活動であり、大半は、「食べるもの」のための行動であったのです。だから、生きることと働くこととは＝たべることであったのです。しかし今は、お金っていうものを手に入れて、食べることも苦労もなく手間もかけず済ませてしまうこともできるようになってきました。私は、それを「便利な暮らし」と呼ぶこともできるとは思いますが、実際は、「生きること、暮らすことを実感できる行為」を捨ててしまうことにもつながっているのではと感じています。ごはんつぶを残すとお百姓さんに怒られる！ってなぜ今言われないのか？きちんと考えないといけないと思います。そうした状況のなかで、結城先生からは、食の地元学をテーマに、私達の価値観に触れるお話を。森さんからは、食の現場でのチャレンジからみえてきたものをお話いただきます！何より今回は、２日目の実習が面白い！まだ秘密ですが、いままでの実習よりパワーアップしたものになります楽しみにしてください！

  2007.10.29

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• ３日目朝の議論

  ８月学期３日目の朝、ある論点で議論が起きました。それは、食糧自給率の問題です。食料自給率が下がったという問題について、私たちは、「国」は何をしているのだ、だからだめだ！などと指弾しますが、宇根先生は、だからいけないとおっしゃるのです。それは何かというと、日本の自給率ではなく、食卓の（すなわち、私の家の食事の）自給率はどうなのか？と。外食するから、外国産米の米を食べることになる、値段だけで選ぶから、外国産の野菜をかってくる。そういうことをしておいて、「自給率が下がった！！！！」と騒いでもだめだということなのです。得心。自給率とは、みんなの食卓の自給状況の結果のデータでありますから、国の自給率を上げるかどうかは、国の仕事でなく、私たちの暮らしの選択によるのです。。どうですか？みなさんのお家の食卓の自給率はどうでしょうか？？？

  2007.09.04

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• 中日新聞に登場！

  うちの理事長が、中日新聞に登場し、熱い思いを語ってくれています！記事掲載内容はこちら！

  2007.09.03

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• デザイン大学ブログ～学生さん編～

  うちの学生さんのブログです。Ｈさんは、東京から来られており、今回もフル参加でした！また別の視点からの報告がありますので、是非みてください！Ｈさんのブログ（デザイン大学報告）

  2007.09.03

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  ８月学期２日目

  ２日目午後は、宇根先生の講義でした。３つの実践をしました。１つは、田んぼの虫の調査。虫見版をがさがさってやって、落ちてきた虫を調べます。２つ目は、田の草調査。田んぼの中に生えている草を調べます。日本の田んぼの草は、除草剤をやりすぎて、減ってきているのだとか。田んぼを、米をつくるだけでなく、生き物の暮らす場としてみんなに理解してもらうことが、結局、農の営みが日本中に理解され、農業が再生する仕組みになると宇根先生はおっしゃっており、その実践が田の草探しです。ミゾソバ、トキンソウなど、いろんな草がありました。それと、草の名前は、漢字で書くと違います。トキンソウとは、吐金草と書くのです。すぐに覚えられますよね。わたしたちは、身の回りのものに、素晴らしい名前をつけてともに暮らしてきたのですね。私たちは、草の種類を失う前に、名前を忘れ、存在を意識しなくなってきているようです。心を失うことの方が、こわいことなのですね。

  2007.09.03

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• 農と脳を直撃

  ながらくご無沙汰しておりました。日本農村力デザイン大学が、８月２４日（金）に開講。また暑い１年間が始まりました。第３期の８月学期のスタートです。講義録などは、またＨＰで公開しますが、それと優秀な学生さんが公開してくれているので、　幸せ探しさん！　だ～さん！　だ～さん！　その２　私は、自分の心に残ったものを書いていきます。１日目杉本学長（町長）は、農村力とは、これを学ぶというよりも感じとろうとするものだとおっしゃいました。感性というと、デザインとか芸術の世界のことですが、本質、根っこにあるものを、理屈をとばして分かること。そのためには、心のなかに、常に「準備」が必要です。問題意識。疑問点。力を注いでいること。摩擦の大きい心の面をつくっておかないと、大事なこともひっかかりません。１日目「グローバル化が農を直撃する」大学時代の先輩であった「久野秀二さん」のお名前がレジメにあり、懐かしく思いました。グローバル化というものを「目にする」ことはありませんが、そのグローバル化なるものに、暮らし方、考え方を変えてしまった（変えられた）私達が今直面している現実に、どう対応すればいいのか。少なくとも、この間までは、「競争」というものによって大事なことが失われるという意識は、社会の共通の認識でした。今や、「そんな考えは古い」。そういう考え方の果てに、今の食はどうなったのか。農の現場は、どう追いつめられているのか。耕作放棄地の増加、農家の経営破綻、国の政策からの切り捨て。そうした食の土台に異変も、なぜか「他人事」として考えられない。自分のあたまもすでに、おかしくなっているのか？グローバル化は「脳」も直撃しているようです。

  2007.08.31

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• ★デザイン大学で学べることとは？★

  お盆の最中、みなさんはいかがお過ごしですか？？デザイン大学の運営をやらせてもらってすでに３年目。いろいろな苦労に当たっています。一番の悩みは、どうやったら、学生さんたちに来ていただけるかということ。いいことをやっているのに伝えられていないということのふがいなさを感じています。「学ぶ」ということについて、人は、どれくらいの時間とお金を費やそうと思っているのか？どれくらいのウェイトを割けるのか？何を学びたいのか？こういったことを、きちんと把握していないのかもしれません。何か、お気づきのヒントがあれば、是非おしえてくださいませ～。

  2007.08.15

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• ★デザイン大学事務局情報★　１０日の全体会議

  今日は、２４日からの日程調整を行いました。１役割分担　当日の役割分担を決定しました。２レジメづくり　今年から、毎回、きちんとレジメつくります。　ＮＰＯスタッフが交代交代で。　割り当てをしているので、日程が不都合な人は、　各自調整してください。　なお、できたレジメは、全期入学生のみ、無料で贈呈します。３募集状況　定員３０名に対して、まだ余裕がある状況です。　どうやっていったら、こうした学びの場が広がっていくのか？　授業の内容が悪いのか？ＰＲの方法が悪いのか？　それとも、そもそもこうしたことへのニーズがないのか？　いろんなことを悩んで検討しました。　（決定事項）　　○学生の発言・発表　　○講義のねらいとか意図を明確にする　　○それぞれの抱えている問題を表現する　　ということを、盛り込んでいくこと。４事務局雑感　　ＮＰＯとして、社会の大事なこと、本質を学ぶということが　　自分たちもできていないし、ＰＲできていないこともあります。　　まだまだ、大学のいいところが、みんなに伝わっていない。　　僕は、この大学で学ぶことは、　　「各自の原点・核心」を振り返り、立ち位置を決めて、明日からの　　自分をつくっていく土台をつくることにある　　と考えています。　　地域作りにかかわる人間として、　　ぶれさせてはいけないことを　　確認したり、気づかせてくれる場だと思っています。　　ほかの学生さんも、それぞれの生きるなかでの原点を　　感じたり、みつけたりしてくれているのではないか？と　　考えているところです。　　おそらく、十人十色。　　そして、そこがこの大学のいいところです。　　どんな立場、所属、性格、年齢、地域の人でも、　　本質なり核心に触れることができるのです。あと１週間で開催です。是非、お問い合わせください。電話は、０７７８－４４－８１００ＦＡＸは、０７７８－４４－７７７１よろしくおねがいします！

  2007.08.13

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• たねを考える。

  種ってとっても大事ですよね。みんなが大事大事という食べ物も、もともとは、種からできるのです。いま、その種に大きな変化が起きています。それは、その種は、「かってこないとない」という問題です。たとえば、きゅうりを育てようと思うと、そのきゅうりは、企業から買わないと手に入らない。そういう問題です。その原因は２つありまして、１つは、品種を良くしようとして、特殊な種を供給するようになったことです。Ａという品種とＢという品種をかけあわせてできたＣという種を売るために、とれた野菜からできた種は、Ｃではない、別のものができるという事情。これは技術的な問題。２つめは、種が特許の対象になるという問題。ある会社が遺伝子情報を特許としてとった場合、その種は、毎年買わないといけない（もしとった種をつかったら損害賠償請求）という問題です。自然界にそのままある種の遺伝子情報を、一部の人の特許にしてしまうということは、本当に良いのでしょうか？デザイン大学の講義で、結城先生は、買う暮らしの限界と、つくる暮らしの可能性をおっしゃいましたが、ここにも、種を買うことの危険が迫っているように感じました。種は、社会で共有し増やしていくべきものというのが、私のおぼろげながらの感想です。

  2007.08.10

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• ★デザイン大学事務局情報★

  ★本日の事務局会議結果の概要★○参加者　清水・溝口・木村○日時　８月１日　１８：３０～２１：３０○会議結果（１）第３期の発送状況　　１期・２期の学生さんへの発送は終了。　　町内関係は終了したが、県内の施設の備え置き分や　　企業関係の分の発送は遅れている状況。（２）感触　　入学の申し込みはいまのところ０という状況。　　今後、各スタッフで誘っていく必要あり。　　第１期、第２期の学生さんへの再度のお誘いも必要（３）募集の方針　　学生は３０人ぐらい集めて、活気ある講義にしたい。　　スタッフ１０名、これまでの学生や新規の受講生で２０名を　　目指してＰＲする　　何かいいＰＲ方法はないか？（４）今後の運営体制　　事務局３人での今の運営でいくためには、毎週１回事務局会議が　　必要。　　事務局スタッフが少ない場合には、ある程度時間を確保して　　頑張るしかない。（５）日程　事務局会議の日程　　　　５日（日）過去学生へのお誘い　　　　８日（水）事務局会議　　　１４日（火）事務局会議　　　２２日（水）資料印刷　　　２９日（水）事務局　　全体会議の日程　　　１０日（金）池田町役場にて１９：３０～　　　２２日（水）資料作成

  2007.08.01

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• 日本農村力デザイン大学８月学期詳細版！

  日本農村力デザイン大学の８月版が決定し、ＨＰも更新しました！・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日本農村力デザイン大学　第３期　開講講座農を直撃する“嵐”～ムラからマチから食卓まで、吹き荒れる旋風を　どう捉え、いかに生きるか～第３期の日本農村力デザイン大学がいよいよ開講します。今期は、農・食ということを土台のテーマとし、グローバル社会のなかでの「私たちの暮らし・仕事」を考えます。初回の講義では、グローバル化の嵐にさらされている「農」をテーマに、食卓や胃袋の問題と、作る現場までのつながりを学んでいきます。■日程　平成１９年８月２４日（金）～２６日（日）■場所　池田町能楽の里文化交流会館（福井県今立郡池田町薮田5-1　0778-44-8006）■講義概要　８月２４日（金）　　13:30　開講あいさつ　　13:45　風の課　グローバル化が農を直撃する（大野和興氏）　　17:00　休憩・入浴（渓流温泉「冠荘」にて）　　18:30　夕食交流会（ファームハウス・コムニタでのスローフード料理）　８月２５日（土）　　9:30　 パネルディスカッション「農と食卓を守るためにできること」　　12:00　昼食　　13:00　実習　ガイダンス　田んぼの生き物調査（上荒谷地区を予定）　　16:00　休憩・入浴　　18:00　夕食会・　８月２６日（日）　　9:30 　農へのまなざしを取り戻す～田んぼの生き物に学ぶ～　　11:00　パネルディスカッション「農と食卓の新しい連携をつくりだす」　　12:00　昼食・解散

  2007.07.23

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• デザイン大学８月学期講義

  おまたせしました。デザイン大学の８月学期講義が決まりました。題は、農を直撃する“風”～ムラからマチから食卓まで、吹き荒れる旋風をどう捉え、　いかに生きるか～です。講師の先生は、大野和興先生（農業ジャーナリスト）と宇根豊先生です。今、グローバル社会が進んでいるなかで、遺伝子組み換え食品、種の特許化によって、農業が一部の手のものになろうとしています。今私たちは、そのことに無頓着ですが、実は、そのことは食卓がどうなるか危険な状態になるということです。買うことで食べるものを得る暮らしという現状である以上、お互いを考えられる存在としての作る側と食べる側であることが必要ですが、それが怪しいのです。その実態を、いま、きちんと学びませんか？そして、どうすれば、切り開けるのかを考えませんか？■講義概要　日　　時：平成１９年８月２４日（金）～２６日（日）　場　　所：福井県池田町能楽の里文化交流会館ほか　宿泊場所：ファームハウス・コムニタ　募集定員：４０名■スケジュール案２４日（金）　１３：３０　開校式　１３：４５　風の課講義　グローバル化に荒らされる農業（大野和興氏）　１８：００　夕食交流会（池田町産の食材の夕食と、自己紹介を兼ねた交流会）２５日（土）　９：００　　農のまなざしを取り戻すために（宇根豊氏）　１３：００　田んぼの学校実習（池田町の田んぼをグループ事に調査します）２６日（日）　９：００　　田んぼの学校実習発表会（グループ発表）　１０：３０　これからの、農・食卓をつないでまもるために（宇根豊氏）■受講料　大学入学者は、５回講義で６０，０００円（食費別）　今回のみの聴講生は、１５，０００円。　講義のみの方は、７，０００円となります。★資料のお問い合わせ等は、日本農村力デザイン大学の運営事務局　ＮＰＯ法人　農村力デザイン研究所　清水まで　　電話　　０７７８－４４－８１００　　ＦＡＸ　０７７８－４４－７７７１以上、よろしくお願いします！

  2007.07.02

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• 自分の人生を考える

  昨日にひきつづき、まじめなブログです。ここ何日かの読書やら、ブログでのやりとりをしながら、自分の人生を考えました。（久しぶりです）自分には、人生ノートってのがあるのですが（門外不出）、それを見直しています。２０代にくらべて、自分の人生が何か手詰まりになっている感を感じていたのですが、その漠然とした気持ちの根っこがみえてきました。それは、一つに、自分の人生の目標の捉え方がはっきりしていなかったこともう一つは、その目標に対して、現実がきちんとついているかを確認していなかったことです。そしていろいろと考えた結果、まず、自分の人生の目標は、「農業とか農村の価値が正当に評価される土俵（社会）をつくるために自分の力を尽くすこと」だと改めて実感しました。先に紹介したハタケさんのブログのなかで、こういうコメントがあり、私は、そういう人のために生きていきたいと思ったのでした。（以下、引用。いつもハタケさんすいません）さて、『新しい土俵』ということですが、それって具体的に、何か既にある動きや表現で現せますか？イメージは十分理解できるけれど、もういつまでもイメージばっかじゃいられない気がします。わたしよりも早く退職し、『東京でも農的まなざしは実践できるはず』と頑張ってきた友人は、いま、『資本主義社会だよ？』という会社の上司の一言が崩しきれずに苦難しています。心が壊れかけてるようにも思えるくらい。彼女にその『新しい土俵』が準備されていたら、きっともっと戦えるのに、と感じます。というブログを読んで、自分が役に立ちたいと思ったのは、こういう戦おうとする人に対してではなかったのか？と思ったからです。もう１つ、目標に対する行動について。ここは、今の日常の仕事や生活について「人生の目標」というものと、ずれていないかをきちんと確認していくことが大事ということを改めて実感しています。と同時に、目標に向かって行動をする自分を耕しているか？ということも大事だということにも思い至りました。これまでは、ともすれば、いままでの「自分」（ストックされた自分）の力でものごとをやろうとしていた。だから、毎年同じことしかしてない気、何か成長していないなあという気がしていたのだと思いました。しばしば訪問するユミゼンさんのブログにも、「５年前までは、絶対、冷めた態度がカッコいいと思っていました。」（その後、奥様の影響で変わっていったとのこと）自分自身のしらないこと、分からないこと、感じられないことを「客観的に」又は「観客的に」それが何か？（悪いの？）みたいなスタンス。ぼくもかっこいいと思っていました。それでは、人として成長しないんですよね。泥臭く、土にまみれていかないと。そういう環境に身をおく覚悟と挑戦。そういう気づきができた今日は、とても素晴らしい日になりました。（長い文を読んでいただいた方、ありがとうございます）

  2007.07.01

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• ８月学期の概要決定！（速報）

  デザイン大学の第３期の授業概要が決定しました。８月２４日（金）～２６日（日）の３日間、テーマはグローバル化社会と農の本質を考えることです。みんなが食べている食べ物は実際、世界各地で作られたものですが、どこで、どんな風に作られているか、つくっている人が、いったいどういう生活なのかには、考えが及びません。そして、国内の農業も同じ事。買って食べる暮らしを前提にしたら私たちは、スーパーに並んでいる食べ物の鮮度や価格や安全性とかを気にするだけで済みますが、実は、その奥も大事なのです。そこで、講師の先生には、農業ジャーナリストの大野和興さん（参考までに、大野さんの書かれた文を掲載しています）農と自然の研究所代表の宇根　豊さんにおこしいただきます。（昨年の授業の様子　written　by　幸せ探しさん）是非、入学及び聴講をお願いします！手続きは追って連絡します！

  2007.06.21

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• 

  東京でのおいしいもの

  日本観光協会のポスターコンクールの受賞式を終えて食事会を開催しました！東京国際フォーラムの宝っていうお店です。おいしい～。おにぎりは、池田町のもいいけど、こっちもおいしい～。

  2007.06.16

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• 事務局スタッフ強化！

  日本農村力デザイン大学は、ＮＰＯ法人農村力デザイン研究所が運営しております。そのＮＰＯに強力なスタッフが！その名は木村晋也さん。「緑のふるさと協力隊」という事業で、１年間東京から池田町に派遣されてきたボランティアスタッフです。これから、いろいろなことを手伝ってもらいます。池田町の農業法人や、役場や、ＮＰＯ活動を通じて、池田町のまちづくりをサポートしてもらうのです！そんな、夢のような制度があるんですね～。主催されている、地球緑化センターに感謝です。池田町の農村力と彼の感性が刺激し合って新しい魅力が生まれることを期待しています！

  2007.05.30

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• 日本農村力デザイン大学の修学旅行企画

  以前より、お話にでていましたが、第２回の日本農村力デザイン大学の修学旅行の候補地がおおむね決まりました。行き先は、学生さんでもいらっしゃる、ルンズファーム（群馬県）さんです。時期は１０月ごろを予定しております。ワインづくりへの情熱、これから農業をしようとする若者と自然環境への思い。そんな情熱そのままの色をした「ワイン」づくりをささやかながら手伝いにいきたいと思います。第１回の修学旅行は、非常に勉強になりましたが、今度の学びも奥深いものがあるはずです。第１回目のブログは、こんなかんじです～。○デザイン大学直営のブログ○学生さん幸せ探しさんのブログ○特別参加された九州の霧島温泉さんのブログ詳細は別途お知らせします。

  2007.05.29

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• 大学生との交流

  若者ネタのつづき。池田町のファームハウスコムニタでは、毎年、大学生の有志が企画運営するネーチャー冒険隊という農村滞在型体験ツアーが開催されます。これ、とっても面白いです。大人が子供をプログラムという枠にはめるキャンプツアーと違い、学生達が、真剣に、企画を考えて実施するこのツアーは、子供達と「おにいさんおねんさん」の真剣なぶつかり合いがあって、盛り上がります。最近は、どのような企画も、お金で購入するサービスのようにされてしまいますが、人と人のつながりについては、お金よりも、関わる人の真剣さこそ大事。それが、ここにはあります。

  2007.05.26

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• 福井新聞の「地域情報」に掲載

  福井新聞のチョキッというＨＰのサイトのなかで、地域レポーターが投稿するページがあります。そこに日本農村力デザイン大学をのせてくださいました。一度ご覧いただければと思います！「明日の航路をデザインする　～日本農村力デザイン大学第２期が終了～

  2007.04.17

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• ４月学期の概要

  お待たせいたしました。４月学期の概要ができました。第２期最後の講義は、「農村力」を構想することがテーマです。自分の夢や思いを形にしていくためには、「社会」のことをしっかり考えること、「社会における自分」を考えることが必要です。これまで学んできた「農村力」を、実際の会社や地域に行かしていくためのディスカッションをいたします。■日程　　平成１９年４月１４日（土）１３：３０～１５日（日）１５：００■場所　　池田町能楽の里文化交流会館　　ファームハウス・コムニタ（夕食・宿泊場所）ほか■集合場所　　池田町能楽の里文化交流会館　0778-44-8005■持ち物　　筆記用具、宿泊用具（歯ブラシ等）、■授業の流れ（予定）　４月１４日（土）　自主講座（午前中）・・・有志であつまって学習（希望者は連絡下さい）　　　集合８：００　山菜採り体験学習（雨天時は調整中）　風の課「社会を動かす知恵とエネルギー」（山田　晴義氏）　　　夢を実現し、思いをかなえるためには、　　一人が行動するのでなく社会・地域を動かしていかなければなりません。　　私たち一人ひとりが、力をあわせていく「核」となるための情熱、　　地域や社会を動かす知恵と工夫の育て方を、先生ご自身の体験に即してお伺いします。　風の課「グローバリズムの嵐の中で～ナイロビと池田町の体験から考えたこと～　　（伊藤　洋子氏）　　　「市場経済至上主義を背景としたグローバリズムが、世界の農業を、農村を、私たち１　　人ひとりを直撃しています。伊藤先生から、アフリカ・ナイロビで実感したことや、明日　　への備えをどうしたらよいのかについて、池田町で始めている「喪失危機文化発掘記録事　　業」に関わる中で感じたことを軸に、問題提起をしていただきます。　人の課「夕食交流会～卒業に向けて～」（ファームハウス・コムニタでのスローフードな夕食会）　　　※３月１７日（土）～１９日（月）に開かれた「第１回デザイン大学修学旅行の様子に　　　　ついて報告します。４月１５日（日）　美の課「農村力ある社会を語り合う」　　　前回各自が「描いた夢」「ビジョン」を実現していくため、「社会・地域・周りの人」　　をどう動かしていくか、自分がどう動くのかをテーマに円卓ディスカッションをします。　　今学期に学んだ「食」を振り返りながら進めます。　昼食　美の課「農村力豊かな社会を構想する」　　　第２期最後講義として、これからの社会がどうなるか、農村力を身につけ活かすこと　　　で、どう社会を動かしていくかを学び考え、卒業への講義とします。　卒業式・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■聴講生募集　　　定員に達するまで聴講生を募集します。料金は、　　１泊２日で10,000円、講義聴講は7,000円（１日目）です。（宿泊費・食事代は別）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■申込先・お問い合わせは　　910-2524　福井県今立郡池田町土合皿尾2-22-1　　　ファームハウス・コムニタ内「日本農村力デザイン大学事務局」　　　　電話　0778-44－8100　　　　FAX　0778-44-8106　　　　　Ｅmail ikeda@c-nord.com　

  2007.04.04

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• いいちこ物語（修学旅行報告（４）

  みなさん、いいちこって知ってます？「下町のナポレオン」って書いているやつ。焼酎のまないよ～。ていうでしょう？いいちこなんて！っていうでしょう？僕もそうだったんですが、すっかり変わってしまいました。いいちこファンクラブに入っちゃいました。その理由を、修学旅行体験よりお話します。私は、いいちこの製造メーカーさんである三和酒類の西太一郎会長とのお話にすごく刺激を受けました。優しそうで、いきいきとしておられる西会長。スッポン料理をごちそうになっちゃいました。ほんとうにありがとうございます。さて、西会長のお話を聞いて感じたこと。１これからは、売り上げを伸ばすのではなく、本当にファンになってくれる　人をどれだけつくるかで、売り上げはむしろ下がってもよ　い。２営業所は置かない。営業所を置かなくても売れる商品をつくることが大事。３事業は、少しずつ大きくする方がよい。いいちこも、３億円の会社から　５００億円の会社になったが、少しずつ大きくしていった。　そうすると、大きくなってきた歴史が分かる。分不相応の借金をして勝負すると　借金返済が第一の目的になってしまう。４会社を伸ばしていくためには、人材が大事。最近　　は、荒削りの体育会系がいなくなった。。。池田町も地域ブランドづくりをテーマにしていますが、「ついつい売り上げをどう伸ばすか」に目がいきますが、それより大事なことは、「いつでも買ってくれる人」を育てるということなんでしょうね。僕、思いますが、そういう人をつくるのは、テクニックでも、仕掛けでもなくて人間同士のつきあいやつながりが土台にないといけない。そして、その土台を育てていくためには、木を育てるように時間をかけて愛情も注いでいく努力がいるんでしょうね。私がファンになったのは、デザインがいいからでなく、応対していただいた、日田の蒸留工場の方、ワイナリーの方、会長ほか本社のスタッフの方のあたたかさだからです。人は、人にしか感動しないのです。そういえば、日本農村力デザイン大学講師としてお越しいただいた河北秀也さんは、デザインで売り上げのばそうというのは間違いといっておられた。(河北さんが、いいちこのデザイナー）デザインは、人の幸せにための行う行動や活動であると。そういう意味で、いいちこの商品は、本当の意味でのデザインをされた商品なんだなあと。いいちこのＨＰは、みているだけで幸せになれるギャラリーがあります。また、飲むのが楽しくなるお酒もあります。是非、みなさんも楽しんでみてください。

  2007.03.29

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  食の文化祭の可能性（修学旅行報告３）

  中津江村って知っていますか？あのカメルーンがきたところ。鯛生金山があるところ。そこで、九州でライター活動をされている「森千鶴子さん」にお会いしました！若くて爽やかな方でした。なんと、お家にあげてもらってお話聞いたのです。（女性のお家にあがったので緊張～）お忙しいなかで、お会いくださって、ありがとうございます！森さんのブログ「森の新聞社」さんはここから！池田町でも、「食の文化祭」のようなイベントをしていますが、食というものを、まじめに、楽しく考えて、国宝級の技をもっている人たちから受けついでいくための仕掛けとしての「食の文化祭」に関心があって、おじゃましたのです。↓池田町の食の文化祭の様子森さんは、九州での食の文化祭の導き役をされていて、そこからお話を伺ったのでした・・・いろいろ示唆に富む話がありました。１　食の文化祭でみんなが食べ物をもちよることは、　「足もとの食のみつめなおし」になるということ。２　食べ物をつくり持ち寄り評価することで、　つくる人にとって「自信」になる。３　地域に「伝えていきたいものをもっている人」　がまだまだいることが分かってくる４　地域の人の交流の場になるという効果があったとのこと。うんうん、わかります。グルメとか、そんな価値でなく食べる本質に迫るってことですよね。食べることって、体をつくるためでなく、心とか人間関係を育てるものでもあるのでしょうね。森さん、ありがとうございます。今後も、ブログで学ばせていただきます。。。

  2007.03.26

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  小鹿田焼ってしっていますか？

  九州の日田の北部に小鹿田（おんた）焼のむらがあります。槍カンナで模様をつける手法で、国の重要無形民俗文化財になっています。※写真は唐臼といって、とってきた土をついて、陶芸用に仕上げるための　仕組みで、沢の水をつかっています。※ちいさな、ポツポツというのを手でつけるのです。日本の伝統的な工芸というのは、高価な品なのではなく、手仕事の力で暮らしを支えるものでした。そうしたモノをつくり出すプロセスで必要となる土の掘り出しや、共同登り窯（２ヶ月に１回）をムラの力で運営しているところに、なにより、「農村力」を感じました。つくる暮らしを支える一品が細いながらも続いているということに元気をもらいました。わたしたちのものづくりの原点も、ここを忘れちゃいけないな～と思いました。

  2007.03.23

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  修学旅行報告　その１

  修学旅行の報告のシリーズをはじめます。優秀な学生さんのブログがあるので、わたくしは、自分の気づいた点や感じた点を備忘録として書いていきます。３日目　由布院にて由布院の亀の井別荘の方にお話を伺いました。時間がなくあわただしいなかで時間を割いていただきました。お話の要点は、由布院の観光とは、独り占めせず地域でシェアすることそのために、お客さんを他にまわすこと。(みんなで儲ける発想）地域全体が美しくないといけないが、行政との連携がうまくいかず、金鱗湖の周辺の景観もひどくなった。（力を合わせる仲間には、行政も入れる）（注）写真は、湖の様子。　　　農村らしい風景もあるが、農村らしくない建物が建っていて、　　　「心癒される農村」とはいいにくい状況になってしまって　　　います。宅地開発されるなかで取り残された小さな池みたいな　　　感じになっているのが残念。外からの事業者は、もうけだけの追求しかしない。だめになったら出て行ってしまうだけ。地元の景観とか、地域の農業者のことを考えてくれることはまずない。だから、地域の産業やまちづくりが進むためには、中にいる事業者。文句言う人もいるが、連携できる余地は、外部資本の人間よりある。お客さんも問題。質の善いものを高く売りたいといっている人は大勢だが、自分はいいものを安くという人が多い。（自分の商品は高く売ろうとしているお店の人が、　１００円ショップでお買い物というのはいただけない）ということでした（僕の理解）。あたってる～。観光のまちづくりを目指す池田町（と僕）の参考点は、１行政が果たすべき役割を守らないと、地域全体の観光開発　はうまくいかない（例えば景観保全）２何でもお客さんが来ればよいという問題ではない。　お客さんとのよい関係をつくる中で、　商品が売れて、宿屋が繁盛するということが大事。３お客さんにしてほしいこと（池田町にきてほしい、　池田町のものを買って欲しい）というためには、　自分が地域のものを愛し、使うという率先を　すべし。ということでした。由布院という美しい農村が、正直いって失われつつある寂しさと、自分たちもそうなりかねない危機感をもった研修でした。観光産業を栄えさせようともがいても、地域の光がきちんと育たないと、観てもらう値打ちがでない。すなわち、観光にならない。それを痛感しました！

  2007.03.20

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