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しばらく前のことだけど、無性にティプトリーの小説が読みたくなって、
ブックオフにいった。 ブックオフの中では大規模店舗の五反田店にいったが、SFコーナーがとても小さくてティプトリーの小説はなかった。 そのあと、普通の本屋を何件がまわってやっと「愛はさだめ、さだめは死」をみつけた。 ティプトリーは人によって評価がだいぶ分かれるらしいが、わたしは結構気に入っている。 「愛はさだめ、さだめは死」は短編集だが、たいていの話はハッピーエンドではなく、重いエンディングになっている。 この本の中でのお気に入りは、やはり「接続された女」「エイン博士の最後の飛行」「最後の午後に」「乙女に映しておぼろげに」とあげていくとほとんど全部になってしまいそうな勢いだ。 ティプトリーを読んだことがあるひとはいいけれど、初めて読む人にとっては最初の方の話はとっつきにくいかもしれない。 そういう意味では、「接続された女」がとっつきやすくてよいかもしれない。 とてもお勧めの作家だけど、晴れ晴れとした明るい気分になりたいときは読まないこと。 愛はさだめ、さだめは死 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月23日 23時58分32秒
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