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「生娘」(きむすめ)という言葉がある。
意味が分からない人はお母さんかお父さんに聞こう。 この「生」は何だろうか。 似た(?)言葉に「生蕎麦」(きそば)があるが、これは十割蕎麦、つまりつなぎを使わないものだという。 ということは「100%娘」という意味だろうか。 「男の娘」(おとこのこ)だと何%とかありそうだが・・・ もしかしたら異性とつなぎがない・つながっていない、という意味かもしれない。 生(なま)の意味だとすると、「なま」と読むはずだ。 生ビールのように。 男の場合も、生息子(きむすこ)という。 あまり使われないが。 で、逆を考えた。 「生」でなければ何だろうか、と。 「死娘」だと、ちょっとゾンビっぽい。 「死姫」が同じようなものだろう。 「腐娘」では、腐女子にしか思えない。 腐女子が生娘の対義語になりうるかというと、まったく違うだろう。 ちょっとこの件は置いておく。 「処女」というのは「実家にいる女」だという。 万葉集にも出てくるのは「処女」と「未通女」(おぼこ・おぼこむすめ)らしい。 実家にいるのを嫁入り前だと書いている人がいるがこれは違う。 かの頃は通い婚である。 御簾(みす)の中に女がいて、その外から男が求愛する。 このため、女性からアピールできるのは御簾の外に出ている部分だけだ。 そのために、着物(十二単)や髪を外に出すために長くしなければならなかったのである。 双方が気に入ると御簾の中に入ることを許され事に至る。 その翌朝は後朝(きぬぎぬ)といい、歌を送らなくてはならない。 これがお試し期間(クーリングオフ?)が2度あり、3度通うと夫婦(めおと)となるのだ。 未通女とは通われていないという意味だろう。 「開通」のはずがない。 とはいえ、この「未」を外すと、大抵は逆の意味になるだろう。 つまり「通女」なら意味が通るはずだ。 なんと読むか。 「おぼこ」とあてるなら、文字数からいって、当然「ぼこ」だろう。 日本語的にどうかは分らないが、「生娘」の逆は「通娘」で「ぼこ」というのはどうだろうか。 まあ、思いつきで、そういう言葉があるのかは調べてもいないのだけれど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年10月10日 11時02分28秒
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