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宮崎県での動物愛護活動記録 その2

宮崎県での動物愛護活動記録 その2

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January 20, 2009
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カテゴリ:犬猫保護日誌

小さな命の大きな愛の記録 (1)は、こちらから

 

年が明けて、白血病が発病した「ほくちゃん」、

動物病院の先生と治療法について話し合いました。

「何も治療しなければ、1週間の命」、

「抗がん剤治療をすれば、一時的に回復するかもしれない」

子猫の時に感染した猫白血病は本当に厄介でイヤな病気です。

 

「延命治療はしないことにしました」

ほくちゃんの発病の報告を聞いた時の会員さんの決断でした。

「・・私もそれがいいと思います」

発病してからの猫白血病の治療は、あくまで延命治療であること、

 抗がん剤治療は、人間と同じく様々な副作用があること、

「苦しまないのが1番」

「ほくちゃんは、たった1年だけど、本当に幸せだったと思うよ」

 その時、私が掛けられる唯一の言葉でした。

 

 「ペットの死で後悔しない死はない」

どんなに治療の限りを尽くしても

愛する仔が死んだ時、飼い主はそう思うそうです。

 

「あの選択は正しかったのだろうか?」

「治療はただ苦しかっただけかもしれない」

 「病院ではなく、自宅で自分の腕の中で逝かせてあげればよかった」

 

そして、その反対も・・・

「あの時早く病院に連れて行っていれば」

「先生の言うように入院させて治療すれば、もっと長生きできたかもしれない」

 

 私が治療の限りを尽くして今年14歳で亡くした愛猫は、

最後の数ヶ月は、糖尿病で毎日2回のインシュリン注射を打っていました。

もちろん、猫も痛い注射はイヤです。

丸々と太っていた体はすっかり痩せ細り、

首根っこの薄い皮に注射を打つたびに

「この注射を止めれば、この仔は早く楽になるのかもしれない」と思う日々でした。

 

発病してもすぐに死なない猫エイズの方が飼い主さんは辛いかもしれません。

 口内炎が悪化した我が家の茶々丸は、毎日毎日よだれを垂らし

ご飯を食べるのも辛いらしく、見ているだけで痛々しい日々でした。

 口内炎が悪化して1年も過ぎた頃には、

本気で「安楽死」を考えることもありました。

 (その後、歯を全部抜いてしまう手術を受けて茶々丸は回復しました)

 

発病して、僅か一週間で逝けるのは、楽なのかもしれない。

勝手な考えですがそう納得しかけた時に

 「やっぱり抗がん剤治療をすることにしました」

 「実は・・・」

お父さんから、娘さん達の思いを聞いたのでした。

 

ほくちゃん、さよよと1年同じ部屋で過ごした双子の娘さん達・・・

病気のことは理解していたとはいえ、

突然の発病は、とてもとても辛いことだったのです。

発病してから数日後のある日

机の上にお年玉が丸々封筒に入れて置いてあったそうです。 

 

 「ほくちゃんを治療してあげてください」

 






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Last updated  January 21, 2009 01:43:30 AM
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