448316 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

趣味って大事よね!

趣味って大事よね!

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Favorite Blog

鎌倉情報館★ブログ @nagasiさん
私から私へ クリティ7さん
「長崎タウン情報」… nagasakitownさん
らくだ らくだラクダさん
時にはイタリア人の… kazunorino1さん
感じたことです。 nakajima666さん

Comments

かずはん@ Re[1]:スタパー2015「春の大観望会!」のお知らせ(03/18) えごぽんさん 天気がイマイチだったから…
かずはん@ Re:取材協力のお願い(03/18) カー&ドライバー編集部:佐藤さん お返…
えごぽん@ Re:スタパー2015「春の大観望会!」のお知らせ(03/18) さぞや盛り上ったことでしょうね。 昨夜は…
カー&ドライバー編集部:佐藤@ 取材協力のお願い 初めまして、突然のコメント失礼いたしま…
ほうき星@ Re:「ベンタブラック」(12/10) う〜ん・・・やっぱり同じことを考えつき…

Profile

かずはん

かずはん

Recent Posts

Shopping List

Freepage List

Keyword Search

▼キーワード検索

2014.06.09
XML
カテゴリ:我が家
今日は、シロの話を書こうかな。


シロと出会ったのは、すだらの森。
まこが小6、たくみが小1のときだった。

テントを立ててると、どこからともなく、ニャー、とやってきた。
こないだ泊まったときはいなかったので、どこからか逃げ出してきたか、だれかが置いていったか、したんだろう。
ずいぶん人なつっこい。

ランチで食べたチキンの骨をあげると、バリバリ食べた。ずいぶんおなかを空かせていたらしい。
竹輪をちぎってあげると、これまたパクパク。
ひとしきり食べたら、満足したらしく、また、森の中へ帰っていった。

日が落ちて、夕食を作っていると、また、ニャー、とやってきた。ちくわをあげると、またパクパク。
ふむ。好き嫌いはなさそうだな。少し慣れたのか、座っていると、ひざの上に飛びのってくる。
ふむ。人なつっこいヤツ。我が家はペットを飼ったことがないから、たくみもまこも大喜び。
ふたりとも、おっきい犬は苦手みたいだが、自分より小さいネコは大丈夫なんだな。
しばらくすると、また森へ帰っていった。明日も来るかな?

朝になった。朝食を作っていると、またまた、ニャー。笑。
パンの耳をあげたら、これまたパクパク。なんでも食べるなぁ。
今日は、座っているみんなのひざの上を行ったりきたり。
そうかと思うと、空いているイスの上でちゃっかり昼寝。すっかり慣れたみたい。

いつの間にか、「シロ」って名前が付いてる。嫁さんによると、嫁さんがそう付けたとのことだが、
たくみはすっかり自分が付けたつもりになっている。まあ、どちらでもよかろう。

夜になって、子どもたちがテントに入ると、シロもテントへ。ま、いっか。

コーヒーを入れながら、嫁さんと話す。
「こりゃ、飼うことになるかもしれんな」
「たくみのアレルギーが心配ね」
「うん。ぜんそくの発作がでると、困るなぁ。今のところ大丈夫みたいだけど」
「うん」
「元の飼い主さんが連れに来るかもしれないしなぁ。とりあえず、本人(シロ)次第ってことにしとくか」
「うん」


さて、三日めの朝が明けた。
ゆっくり起きだした後、朝食を済ませ、撤収に入った。
ふと、気づくと、たくみが思いつめた表情で立ってる。

「シロはどうするの?」
・・・やっぱり来たか。。。
「シロはもともとここに住んでたんだから、連れて帰れないよ」
「(ブワッと泣き出して)だって、夜、あんなに寒いんだから、シロ寒くて死んじゃうよ」
・・・だって、ここに住んでたんだから、そりゃ大丈夫だろ?、とは思ったけど、すでにゼロゼロ。こりゃほっとくと、ぜんそくの発作が出るな。顔は涙でグシャグシャ。まあ、しょうがあんめー。
「そうか。たくみはシロを連れて帰りたいんだね?」
「うん」
「一緒について来るかどうか、は、シロ本人に決めてもらうけど、それでいいか?」
「うん」
「もし連れて帰ったら、シロをたくみの弟と思って、ちゃんと面倒みるかい?」
「うん」
「よし。それじゃあ、あとでシロに訊いてみよう」
「うん」


撤収が済んだ。
さて、シロだ。

まことたくみは、撤収の間、シロを一生懸命説得してたみたいだった。

車に着くと、後部座席のたくみのひざの上に、シロが寝そべっている。
たくみとまこはどうしても連れて帰りたいみたいだな。

約束通り、後ろのドアを開けて、シロに話しかけた。

「あのね。シロ。ついてくるか、どうかは、おまえ次第だよ。好きにしていい。ついてきてもいいし、ここに居てもいい。自分で決めなさい」
・・・シロはむずかしい顔をして、しばらく考えると、車の外に降りた。
「あー、シロ・・・」と、まことたくみ。

シロが車の後ろの方のヤブに飛びのる。
「そうか。んじゃ、シロはここに残るんだね?それでいいね?」
・・・シロがなんともいえないさみしそうな表情で、ニャーンとつぶやく。
「パパたちはここにずっと居ることはできないんだよ。また遊びに来るからね」


すると、シロが、意を決したように、ヤブから飛び降りてきて、スタスタと車に向かったか、と思うと、たくみの膝の上に飛び乗った。

「シローーーーッ!」ホッとした、たくみとまこがシロを迎える。

ふむ。そういうことか。どうやら結論が出たみたいだ。
「んじゃ、シロを連れて帰ります。シロは今日から我が家の一員になります。いいね?シロ?」
「やったーっ!」「ニャーン」と返事。

こうして、我が家に三男ができましたとさ(^^)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014.06.09 21:04:54
コメント(2) | コメントを書く
[我が家] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X