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2019年11月15日
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テーマ:音楽(281)
カテゴリ:音楽・楽器・歌



この写真の不思議なピアノは、
私の実家にあったものです。

母が音楽家だったので、
亡くなったあと、
このピアノ、
レッスン場のグランドピアノ、
壊れたチェンバロ、
の三台を
私がずっとお世話になっている調律師さんに
引き取っていただいたのですが、

この二段鍵盤のアップライトについては
非常に驚かれて、
仕組みを調べたり、
歴史を調べたりしているうちに、
もう今では現存しているのは
世界にこの一台だけだということで、

作者の大橋親子
(日本楽器→ヤマハ→大橋ピアノ研究所)
のご家族にも話を聞きに行かれて、
大橋ピアノについての本が出て
このピアノの取材もあるということと、
他の調律師仲間が見に来たいと言うので
博物館に入れてしまうと触れなくなるので、
いまだにその調律師さんのお宅に
保管されています。


まだ家にあった頃に撮影した写真。

★蓋を閉めてある状態


★上のメイン鍵盤を出した状態


★下の鍵盤を引き出した状態


★カバーを取ると、少し細い鍵盤が出てきます。



かつての実家は、
住居用の家と、レッスン場の
2つの建物があって、
二段鍵盤のピアノは
住居の方にあって、
その家は私が中学生の頃に建ったので
おそらく、それまでは
地続きの母の実家のほうに
置かれていたと思います。

母が育った家庭は裕福で
祖父が芸術家たちと親交が厚く、
よくサロンコンサートなども開いていたと
母から聞いていたので、
おそらく、作者の大橋さんから
祖父に贈られたのではないかと
推測しています。



さて、そんな大橋さんのことを中心に
日本のピアノの歴史についての
興味深い本が出版され、
そこにこのピアノのことも
載っています。



<幻の国産ピアノ”OHHASHI"を求めて
  ~いい音をいつまでも~    >

長井進之介(ピアニスト/音楽ライター)
出版:創英社/三省堂書店



この本によると、
二段ピアノに関しては、
非常に「特異な存在」として
【抽出式二重鍵盤堅型】
ということです。

設計と製作は、大橋親子の父、
大橋幡岩が、ヤマハに所属している時期に
行い、
東京博覧会に出品されたそうです。

下の鍵盤同士の幅が少し狭くなっているのは
おそらく親子での連弾などを想定
していたのではないかと
思われるそうです。

そして、仕組みについても書かれており、
実家から調律師の家に渡ったピアノを
撮影した写真も掲載されています。






このピアノが実家にあったころは
そんなに貴重なものとは知らず、
私はユーミンの楽譜で弾き語りをしたり、
幼かった弟は下の鍵盤の上を歩いたことさえ
あったそうです。

それだけ、頑丈な作りで、
象牙の鍵盤は弾きやすかったです。

博物館に入れると、もう誰も触れなくなるので
できれば、なるべく調律師さんのお宅に
保管していただき、
今後を担う若いピアノメーカーの方や
調律師の卵の方の
勉強にも使っていただけたらうれしいです!





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Last updated  2020年02月10日 14時00分55秒
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