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その他メモ 概念データモデル図において、エンティティ間のリレーションシップがある場合は、片方のエンティティからもう片方のエンティティへ参照でき、かつ、その逆も可能になる。 →つまり、どちらのエンティティも、お互いの主キーを持つ。 OLAPによって,商品の販売状況分析を商品軸,販売チャネル軸,時間軸,顧客タイプ軸で行う。 ダイス ダイスとはサイコロのことで、多次元データベースの中から縦軸と横軸を指定して2次元の表にする操作を指します。3次元であるサイコロを振ると見えている面が変わるように、縦横の項目を変えて多次元データのまったく違う面を表にする機能のことです。 データクレンジング データクレンジングは、様々な形式で蓄積されている生データに対して、データ形式の統一、欠損値の補完、単位の統一、異常値の処理などの処理を行い、横断的な解析ができるように整える作業です。 ドリルダウン ドリルダウンは、多次元データベースにおいて、詳細に展開する操作を指します。(例 :四半期集計データから月集計データに移ること) ロールアップ ロールアップは、多次元データベースにおいて、集計レベルを高くする操作を指します。(例:集計単位を1カ月から1年へ) ドリルダウンとは逆方向の操作なので、ドリルアップとも呼ばれます。 フェールセーフ(Fail safe)は、システムの不具合や故障が発生したときでも、障害の影響範囲を最小限にとどめ、常に安全を最優先にして制御を行う考え方です。 「工業用機械で進入禁止区域をセンサーで監視し、人や物の侵入を感知したときには機械を緊急停止する」、「信号機が故障したときは交差点内の信号機を全て赤信号にする」というような安全最優先の設計がフェールセーフの実践例です。 ECC(Error Check and Correct)は、誤り訂正符号としてハミング符号や垂直水平パリティを用いることで、記録内容に発生した誤りを検知・自動訂正できる誤り制御方式です。 また、この機能を搭載したメモリをECCメモリといいます セミジョイン法(準結合演算法)は、分散型演算に特有の転送コストを少なくするための結合手法です。サイト1上の表Rとサイト2上の表Sをセミジョイン法で結合する手順は以下のようになります。 デッドロックは、複数の資源が別々のプロセスによって排他的に使用され、かつ、その専有順序が異なる場合に発生するため、あらかじめ資源の使用順序を決めておくことが防止策になります。 自然結合とは、2つの関係をある属性の値を条件として結合した行の集合から、重複している結合属性の1つを排除してできる関係です。 トランスポートモードでは、ホスト同士がエンドツーエンドで暗号化通信を行うモードです。もう1つの「トンネルモード」では、VPN装置でカプセル化・復号が行われるので装置間でのみ暗号化通信が行われます。 待ちグラフは、実行中のトランザクションを各ノード、データのアンロック待ちの様子を矢印(有向辺)で表現したグラフで、デッドロックの検出に使用されます。 属性集合の閉包 閉包は簡単に言うとその要素からのみ導き出せる部分のこと 2層ロッキングプロトコルとは、トランザクションにおいてデータ操作の前に排他資源に対して一斉にロックをかけ(成長フェーズ)、操作終了後に一斉に解放する(縮退フェーズ)方式のこと。直列可能性が保証される。2相ロッキングプロトコルではデッドロックを防ぐことは出来ない。 スーパコンピュータ(Super Computer)は、システムの中に数十個から数十万個のプロセッサを搭載することで、膨大な計算量を要する科学技術計算や3DCG計算などを短時間で高速に処理するためのコンピュータです。一般的に複雑であるベクトル演算や行列演算などを高速で処理するためのアレイプロセッサ(ベクトルプロセッサ)を持ち、高度なパイプライン制御で計算を同時並行的に行うことで高速処理を実現しています。 天気予報、物理的シミュレーション、量子力学などの高度で膨大な量の演算が必要となる分野で使用されています。 容量の大きなデータをデータベースの列値として格納するために「BLOB型」と「TEXT型」というデータ型が用意されています。 BLOB型(Binary Large OBject) 大量のバイナリデータ(バイト列)を格納する TEXT型 大量の文字列データを格納する 候補キー(candidate key)とは、ある関係の1つの組を一意に決定できる属性、又は属性の組合せで極小のものです。極小とはある組を一意に決定するため必要な属性以外が含まれていない様子を示します。1つの組を一意に決定できる属性をもち極小でない属性の組合せはスーパキー(super key)と呼ばれます。 データディクショナリ データベースのメタデータやデータ定義情報を効率よく管理する情報の保管庫 データのスキーマ情報等が格納されている。 WAL Write Ahead Log、Ahead:先に 実際の操作より先にログを書き出すこと。 データベースの更新は、まずログに書きだして行う。 データベースに書き出されていない更新データも回復できる。 分散データベースシステム 位置に対する透過性:利用者は位置を気にしない 移動に対する透過性:データの格納先が変わっても影響ない 分割に対する透過性:一つの表が分割されて格納されていても気にしない 複製に対する透過性:同一データが複数サイトにあっても気にしない 障害に対する透過性:あるサイトに障害発生しても気にしない データモデルに対する透過性:各サイトでDBMSが違っていても利用者は気にしない 役職カウントのSQL文例 SELECT 部署コード COUNT(CASE WHEN 役職=’主任’THEN 1 ELSE NULL)AS主任の人数 COUNT(CASE WHEN 役職=’一般社員’THEN 1 ELSE NULL)AS一般社員の人数 FROM 社員 GROUP BY 部署コード ユースケース図 システムに要求される機能をユーザ視点から示したもの シーケンス図 オブジェクト間のメッセージの流れを時系列に表す コミュニケーション図 オブジェクト間のめーっせーじのやり取りを記載するが、オブジェクトを中心に記載する スタースキーマは、多次元データモデルを表現するように設計され、データウェアハウスに用いられる。 ファクトテーブル(外部キーを持つ)とディメンションテーブル(データ格納)で構成される。ファクトテーブルはトランザクションの分析の対象とするデータを格納する。 午前1の問題メモリインタリーブは、物理上は1つである主記憶領域を、論理的な複数の領域(バンク)に分け、これに並列アクセスすることで見かけ上のアクセス時間の短縮を図るメモリアクセス高速化の手法です。 装置の稼働率問題 装置単体の稼働率がRのとき、2台が並列に接続されている場合の全体としての稼働率は「1-(1-R)2」、直列の場合は「R2」で求められます。この公式を使って、まずは並列で接続されている部分の稼働率を計算します。 1-(1-0.8)2 =1-0.04=0.96 APサーバ群、DBサーバ群の稼働率はともに0.96とわかります。そして稼働率0.96のサーバ群同士が直列で接続されているので、システム全体としての稼働率は、 0.96×0.96=0.9216≒0.92 ページング方式は、仮想アドレス空間を「ページ」と呼ばれる固定長の区画に分割、同時に主記憶上も同じように固定長に分割して、このページ単位で主記憶と補助記憶装置のアドレス変換を行う仮想記憶管理方式です。 ページング方式の仮想記憶において、プログラムの実行に必要なページが主記憶(実メモリ)上に存在しない場合、システムは「ページフォールト」という割込みを発生させます。ページフォールトが発生すると、主記憶と仮想記憶間でページの入替えが行われます。この入替え動作において、主記憶から仮想記憶にページを退避することを「ページアウト」、仮想記憶から主記憶にページをロードすることを「ページイン」といいます。 NoSQL(Not only SQL)は、データへのアクセス方法をSQLに限定しないデータベース管理システムの総称で、長い間決まったように使用されてきた関係データベース管理システム以外のDBMSという意味で用いられます。 RDBMSは長い歴史をもち、厳密なスキーマ定義や数学的に定義されたモデル理論、トランザクションのACID特性などによって信頼性に秀でています。しかし、それゆえにデータを扱う際のコストも高くなり、ビッグデータなどの高頻度で膨大なデータを扱う場面ではパフォーマンス面での劣化が現れてきました。 NoSQLは、スキーマレスで軽量なのでデータの参照や追加を低コストで実行できます。さらにスケーラビリティにも優れるため大量に蓄積されていくデータを扱うのに適しています。 NoSQLには大まかに分けて4つのタイプがあります。 キー・バリュー型 1つのキーに1つの値を結びつけてデータを格納する カラム指向 行キーに対してカラム(名前と値の組み合わせ)を結びつけて格納する ドキュメント指向 XMLやJSONなどの構造でデータを格納する グラフ指向 グラフ理論に基づいてデータ間の関係性を表現する ファジング(fuzzing)とは、検査対象のソフトウェア製品に「ファズ(英名:fuzz)」と呼ばれる問題を引き起こしそうなデータを大量に送り込み、その応答や挙動を監視することで(未知の)脆弱性を検出する検査手法です。 ソフトウェアライフサイクルプロセスを定めたJIS X 0160によれば、ソフトウェア実装プロセスは「ソフトウェア製品又はソフトウェアサービスとして実現される指定のシステム要素を作り出すことを目的とする」と説明されており、次の6つの下位プロセス※を内包します。 ソフトウェア要求事項分析プロセス システムのソフトウェア要素の要求事項を確立する ソフトウェア方式設計プロセス 要求事項を実装し,それに対して検証できるソフトウェアの設計を提供する ソフトウェア詳細設計プロセス 要求事項及びソフトウェア方式に対して実装し,検証でき,コーディング及びテストを可能にするために十分に詳細である設計をソフトウェアのために提供する ソフトウェア構築プロセス ソフトウェア設計を適切に反映した実行可能なソフトウェアユニットを作り出す ソフトウェア結合プロセス ソフトウェアユニット及び構成部品を組み合わせ,結合されたソフトウェア品目を作り出す ソフトウェア適格性確認テストプロセス 結合されたソフトウェア製品がその定義された要求事項を満たすことを確認する 設問中の「設計を行う」という記述から、正解候補は2つの設計プロセス(方式設計/詳細設計)に絞られます。「ソフトウェア方式設計」では、ソフトウェアに対する要件をどのようにソフトウェアコンポーネントに割り振るか、というソフトウェアの最上位レベルの構造を決定します。一方、「ソフトウェア詳細設計」は、ソフトウェア方式設計で定義された各ソフトウェアコンポーネントをコーディング可能なレベルまで詳細化します。設問中には「最上位レベルの設計」という記述があるためソフトウェア方式設計プロセスが適切と分かります。 ペアプログラミングは、2人1組で1つのプログラムの実装を行い、1人が実際のコードをコンピュータに打ち込み、もう1人はそれをチェックしながら補佐するという役割を随時交代しながら作業を進めていく手法です。プログラムをコンピュータに打ち込む人を「ドライバ」、それを補佐する人を「ナビゲータ」といいます。 PDCAは、Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(見直し・改善)の4段階を繰り返すことによって業務を継続的に改善する手法で、各種のマネジメント手法に取り入れられています。 ITサービス提供者が構築するサービスマネジメントシステム(以下、SMS)への要求事項を示したJIS Q 20000-1:2012では、SMSにおけるPDCAサイクルを次のように定義してます。(選択肢の記述がそのままJIS Q 20000-1:2012における定義なのですが再掲します) Plan(計画) SMSを確立し、文書化し、合意する。SMSには、サービスの要求事項を満たすための方針、目的、計画及びプロセスが含まれる。 Do(実行) サービスの設計、移行、提供及び改善のためにSMSを導入し、運用する。 Check(点検) 方針、目的、計画及びサービスの要求事項について、SMS及びサービスを監視、測定及びレビューし、それらの結果を報告する Act(処置) SMS及びサービスのパフォーマンスを継続的に改善するための処置を実施する。 EMS(Electronics Manufacturing Service)は、電子機器の受託生産を行うサービスや企業のことです。製造企業が個別の製品ごとにラインを設置するのは効率が悪いため外部の専門業者に委託(アウトソーシング)するようになり、その結果として発達してきた業務形態です プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)は、縦軸に市場成長率,横軸に市場占有率をとったマトリックス図を4つの象限に区分し,製品や事業の市場における位置付けを分析して資源配分を検討する手法です。 4つの象限は、市場内の位置付けから以下のような名称で呼ばれています。 花形(star)…[成長率:高、占有率:高] 占有率・成長率ともに高く、資金の流入も大きいが、成長に伴い占有率の維持には多額の資金の投入を必要とする分野。 金のなる木(cash cow)…[成長率:低、占有率:高] 市場の成長がないため追加の投資が必要ではなく、市場占有率の高さから安定した資金・利益の流入が見込める分野。 問題児(problem child)…[成長率:高、占有率:低] 成長率は高いが占有率は低いので、花形製品とするためには多額の投資が必要になる。投資が失敗し、そのまま成長率が下がれば負け犬になってしまうため、慎重な対応を必要とする分野。 負け犬(dog)…[成長率:低、占有率:低] 成長率・占有率と主に低く、新たな投資による利益の増加も見込めないため市場からの撤退を検討されるべき分野。 デルファイ法は、技術革新や社会変動などに関する未来予測においてよく用いられ、多数の専門家が他の専門家の意見も相互に参照しながら意見交換をし、最終的に意見の収束をしていく手法です。 耐用年数は4年,減価償却は定額法,定額法の償却率は0.250なので1年間の償却額は、 300,000×0.250=75,000 となります。 固定資産の取得から2年後の帳簿価額は、 300,000-(75,000×2)=150,000 です。150,000円の固定資産を廃棄処分するので、除却損は150,000円に廃棄費用20,000を加えた「17.0万円」になります。 XP(eXtreme Programming)は、1990年代後半、Kent Beck氏らによって定式化され、提唱されているソフトウェア開発手法でアジャイルソフトウェア開発と称される一連の手法の先駆けとなったものです。 「プログラマーは人間である」という思想のもと、叩き台となるプログラムを早期に開発し、リスクを軽減するために開発初期から積極的にテストを繰り返していくことを重視しています。 テスト駆動開発は、XPの基本となる12のプラクティスのうちの1つで、求める機能を明確化するために、プログラムを記述するよりも前にテストケースを作成する開発手法です。そのテストをパスする最低限の実装を行った後で、機能を維持したままコードを洗練していくという手順で開発を進めます。 BNF記法(バッカス・ナウア・フォーム) :: ・・・定義するという意味 | ・・・「または」「もしくは」。英語で言うと[or]ですね。 <> ・・・非終端記号。他の文字列に置き換える記号です。 〔規則〕 <式> ::=<変数>|(<式>+<式>)|<式>*<式> <変数> ::=A|B|C|D 上において、<式>というのは ① <変数> または ②(<式> + <式>) または ③ <式> * <式> という3種類(うちどれでもよい)を定義します。 稼働率とMTBF(平均故障間隔)およびMTTR(平均修復時間)には以下の関係があります。 稼働率=MTBF/(MTBF+MTTR) LRU(Least Recently Used)は、"最後に参照された時刻"が、最も昔であるものを置換え対象とするアルゴリズムです。LRUで置換え対象を選択すると、4ブロックの中で最終参照時刻が最も古い"C2"が選ばれます。 First In First Outの略で先入先出しのこと。最も昔にロードされたものを置換え対象とするアルゴリズムです。この問題では"C0"が対象となります。 Least Frequently Usedの略。最も使用頻度(回数)の少ないものを置換え対象とするアルゴリズムです。この問題では"C1"が対象となります。 Last In First Outの略で後入先出しのこと。最も新しくロードされたものを置換え対象とするアルゴリズムです。この問題では"C3"が対象となります。 サーバ証明書は、TLS暗号化通信の開始に先立ち、サーバからクライアントに送られる公開鍵に対する電子式の証明書で、認証局(CA)と呼ばれる第三者機関によって発行されています。サーバ証明書には、認証を受けた公開鍵が含まれていて、その信頼性を担保するために認証局のディジタル署名が付されています。 サーバ証明書を提示された利用者は、暗号化通信の開始に際し「認証局の公開鍵」を使用してサーバ証明書に付された「認証局のディジタル署名」を検証します。ディジタル署名の検証に成功したならば、同封されている公開鍵が正当であり、かつ、改ざんされていないことが保証されます。 サイバーセキュリティ経営ガイドラインは、サイバー攻撃から企業を守る観点で、経営者が認識する必要のある「3原則」、及び経営者が情報セキュリティ対策を実施する上での責任者となる担当幹部(CISO等)に指示すべき「重要10項目」をまとめたものです。具体期には、経営者のリーダーシップの下での体制整備と対策の進め方、社会やステークホルダーに対する情報開示のあり方などが取りまとめられています。 イテレーション(Iteration)は、アジャイル開発における反復の単位で、分析、設計、実装、テストの一連の活動を含みます。アジャイル開発では、概ね数週間程度ごとにこの開発サイクルを繰り返して次第に完成度を高めていきます。短い期間で区切ることで、開発の工程管理がしやすくなったり、計画の変更に対応しやすくなったりする利点があります。 ソフトウェアに存在する顧客の要求との不一致を解消したり,要求の変化に柔軟に対応したりする。 タスクボードの目的 タスクの実施状況を可視化して,いつでも確認できるようにする ピンポンペアプログラミングの目的 ペアプログラミングのドライバとナビゲータを固定化させない。 日次スクラムの目的です 毎日決めた時刻にチームメンバが集まって開発の状況を共有し,問題が拡大したり,状況が悪化したりするのを避ける 可用性管理は、ITサービスが必要な時に必要なだけ提供できるように管理を行うプロセスです。 KPI(Key Performance Indicator,重要業績評価指標)は、企業目標やビジネス戦略を実現するために、設定したビジネスプロセスの実施状況をモニタリングするために設定される指標のことなので「サービスの中断回数」の増減がKPIとして適切となります。 問題管理プロセスは、インシデントの根本原因を特定し、インシデント及び問題の影響を最小化又は回避することを目的とするプロセスです。主な活動は以下の通りです。 インシデントの根本原因と潜在的な予防処置を特定する 問題解決のための変更要求を提起する サービスへの影響を低減又は除去するための処置を特定する 既知の誤りを記録する 監査における事実誤認を排除するために、被監査部門や関係部門との意見交換を実施することが望まれます。 プログラムマネジメントとは、同時並行的に進められている複数のプロジェクトを組合せ、それらの相互関係を最適化することで、全体として使命をより良く達成するように導く活動です。ここで言う「プログラム」とは、相互に関連する複数のプロジェクトを要素としてもつ集合体を指します。PMBOKガイド第5版では「プログラムの戦略目標と成果価値を達成するためにプログラム全体の調和を保ちつつ一元的にマネジメントすること」と定義されています。 バランススコアカードは、企業のビジョンと戦略を実現するために、「財務」「顧客」「内部ビジネスプロセス」「学習と成長」という4つの視点から業績を評価・分析する手法です。 バランススコアカードのプロセスである各視点については以下の通りです。 財務の視点 株主や従業員などの利害関係者の期待に応えるため、企業業績として財務的に成功するためにどのように行動すべきかの目標を設定する。KPIの例としては、ROA、ROE、株価、売上高利益率などが挙げられる。 顧客の視点 企業のビジョンを達成するために、顧客に対してどのように行動すべきかの目標を設定する。KPIの例としては、顧客満足度、成約率、客単価、クレーム件数などが挙げられる。 業務プロセスの視点 財務的目標の達成や顧客満足度を向上させるために、優れた業務プロセスを構築するための目標を設定する。KPIの例としては、納期順守率、平均リードタイム、不良率、改善提案件数などが挙げられる。 学習と成長の視点 企業のビジョンを達成するために組織や個人として、どのように変化(改善)し、能力向上を図るかの目標を設定する。KPIの例としては、年間教育/訓練時間、資格取得数、特許取得数、従業員の満足度などが挙げられる。 アクティビティ図 業務要件定義において,業務フローを記述する際に,処理の分岐や並行処理,処理の同期などを表現できる図 クラス図 クラス図は、クラス、属性、クラス間の関係からシステムの構造を記述する静的な構造図です。 状態遷移図 状態遷移図は、時間の経過や状態の変化に応じて状態が変わるようなシステムの振る舞いを記述するときに適した図です。 ユースケース図 ユースケース図は、システムの振る舞いを表現する図で、システムに要求される機能を、ユーザの視点から示した図です。 浸透価格戦略は、新規製品を市場に投入する際に、価格を低い水準に設定することで可能な限り多くの顧客を獲得し、早期に認知度アップやシェア拡大を狙う価格戦略です。市場シェアを獲得した後は、大量生産によるコスト削減などで中長期的に利益を生み出し初期コストを回収します。浸透価格戦略は、価格弾力性が大きい日用品業界などの価格戦略でよく見られます。 これとは逆に、最初に価格を高い水準に設定し、徐々に価格を下げていく価格戦略を上澄み吸収戦略と言います。 デルファイ法 技術開発戦略の立案に必要となる将来の技術動向の予測などに用いられる技法であり、複数の専門家からの意見収集、得られた意見の統計的集約、集約された意見のフィードバックを繰り返して最終的な意見として収束させていくものです。 クロスセクション法 クロスセクション法は、特定の事象に対する影響因子の相互関係を分析する手法です。 シナリオライティング法 シナリオライティング法は、現在の状態から出発して、将来の世界の発展の可能性をシナリオにまとめるという形の一種の総合的予測手法、あるいは未来展望記述方法の一つです。 親和図法 親和図法は、集めたデータを親和性によってグループ化することによって、問題を整理する方法です。 セル生産方式は、製造業における生産方式で、1人、または数人程度の作業者チームが製品の組立工程を完成(または検査)まで担当する方式です。ライン生産方式などの従来の生産方式と比較して、作業者一人が受け持つ範囲が広く少量多品種を生産するときフレキシブルな切り替えが可能な生産体制です。 作業者の周囲を、組付工具や部品および作業台が「コ」の字型に囲む様子を、細胞に見立てセル生産方式と呼ばれています。 損益分岐点を求める公式に、当てはめて考えることで正誤を判断していきます。 損益分岐点=固定費÷(1-変動費率) この公式を見ると、固定費または変動費率が小さいほど、損益分岐点は低くなる関係にあることがわかります。 特定の分野ごとにWebページのURLを収集し,独自の解釈を付けたリンク集は,著作権法で保護され得る。 正しい。ある特定の目的のために参考となるWebページを紹介するコメント付き「リンク集」などは、紹介するWebページの選定などに作成した人の創造性が現れているので著作物として保護されます 3層スキーマアーキテクチャは、概念スキーマ、外部スキーマ、内部スキーマ の3つのグループに分けてデータ定義を行うデータベースモデルで、物理的・論理的データの独立性を達成するためにDBMSがサポートすべきアーキテクチャとしてANSI/SPARCより提案されたものです。 概念スキーマ データベース化対象の業務とデータの内容を論理的なデータモデルとして表現したもの。概念スキーマを記述するために記号系にはリレーショナルデータモデルの他にも、ネットワークデータモデル、階層型データモデルなどがある。リレーショナルデータモデルでは表の正規化やCREATE TABLEによる表定義が概念スキーマに相当する。 外部スキーマ 概念スキーマで定義されたデータモデル上に利用者ごとの目的に応じた見方を表現したもの。リレーショナルデータモデルのビューやネットワークデータモデルのサブスキーマが外部スキーマに相当する。 内部スキーマ 概念スキーマで定義されたデータモデルを記憶装置上にどのような形式で格納するかを表現したもの。ファイル編成やインデックスの設定などが内部スキーマに相当する。 概念データモデルにおいて,実体Aのインスタンスaが他の実体Bのインスタンスbと関連しており,インスタンスaが存在しなくなれば,インスタンスbも存在しなくなる場合、このような実体Bを何と呼ぶか。 →弱実体 実体:Entity:データの型みたいなもの インスタンス:↑に具体的な値が入ったもの 弱実体とは逆に、他のエンティティに依存せずに存在できるエンティティを強実体、又は正実体(regular entity)と呼びます。 ロールフォワードは、前進復帰と訳されシステム障害・媒体障害が起こったときに行われる回復処理です。更新後情報を用いて今まで処理したトランザクションを再現しデータベース情報を障害直前状態まで復帰させます。 埋込み型SQLのカーソル操作によるデータ変更や削除は、 通常のSQL(会話型SQL)と同じUPDATE/DELETE文によって行います。 ただし、以下のようにWHERE句には「CURRENT OF カーソル名」と記述し、 カーソル位置を指定する点が異なります。 UPDATE [テーブル名] SET 列名 = 値[, 列名 = 値]... WHERE CURRENT OF [カーソル名] DELETE FROM [テーブル名] WHERE CURRENT OF [カーソル名] 設問ではカーソル名が"B"なので、WHERE句には「CURRENT OF B」が入ります。 したがって「イ」が正解です。 導出表は、1つ以上の基礎となる表(実表)から関係データベース操作によって作成される仮想の表です。SQLにおいては「CREATE VIEW文」で定義します。導出表は実表と異なり実際のデータを持っているわけではありません。 トランザクションが取り消されるとロールバックが行われます。この際、データベースをトランザクション開始前の状態に戻すために更新前情報が使用されます。 媒体障害が発生した場合は、新しい媒体にバックアップファイルを適用した後、更新後情報を使用してデータベースにトランザクションの更新内容を反映することで障害発生直前の状態に回復させます。 トランザクションの再実行が、ロールバックされたトランザクションのログを使用して行われることはないため誤りです。 ロールフォワードは、前進復帰と訳されシステム障害・媒体障害が起こったときに行われる回復処理です。更新後情報を用いて今まで処理したトランザクションを再現しデータベース情報を障害直前状態まで復帰させます。 関係データベースの正規化は次のような3段階に分けて行います。 第1正規化 繰り返し項目、集合値をなくす 第2正規化 主キーの一部によって一意に決まる属性を別表に移す 第3正規化 主キー以外の属性によって一意に決まる属性を別表に移す したがって以下の3つの条件を満たせば第2正規形であるが第3正規形ではないと認められます。 全ての属性が単一値をもつ 主キーの一部から一意に決まる属性がない 非キー属性によって一意に決まる属性が残っている SQLのSELECT文内でCASE句を使用すると、プログラムのif~else構造のように列の値が条件式に合致するかどうかによって返す値を変えることができます。 CASE WHEN {条件式} THEN {真の場合の値} WHEN {条件式} THEN {真の場合の値} : ELSE {偽の場合の値} END 設問のSQL文ではCASE文がCOUNT関数の引数として使用されています。 COUNTは値がNULLではない行を集計対象とするので、 条件に合致した行には"NULL以外"、 条件に合致しなかった行には"NULL"を返せば正しい行数が出力されるはずです。 SQLにおける3値論理とは、通常の"真(true)"と"偽"(false)に"不定(unknown)"を追加したものです。 データベースではNULLを扱いますが、NULLは値でないため比較述語でNULLと値を比較(例えば col1=NULL、col1>NULL)した結果は、常にunknownになります。SQLではunknownをサポートするために3つの論理値が定義されています。 トレーサビリティ管理 ロット管理とロケーション管理を行うことでトレーサビリティ管理ができる。 トレーサビリティ管理は製品の生産から消費、廃棄に至るまでの追跡が可能な状態のこと ※ロットとは同種の製品を生産する際の最小単位として使用されている言葉 トレーサビリティには以下の二つがある ・フォワードトレース 問題の部粉を起点にして製造工程を辿る ・バックトレース 問題のあった商品を起点にして製造工程を逆にたどる 棚卸処理 実際の商品の在庫数を人の目で見て確認し、記帳する作業 分散トランザクションでは複数の独立した処理主体が一連の処理を分担して実行するため、 通常のコミット処理によって結果を確定させることができない。 このような場合に、準備と確定の2段階に分けてコミットを実施する方式を2フェーズコミットという。 トランザクションの制御を司るコーディネータはまず、処理を実行して結果を返すよう参加者に通知する。 各参加者はトランザクションを構成する処理を実行し、成功したら「コミット可能」の応答を返す。 すべての参加者から成功の通知を受け取ったら、コーディネータはコミットを確定するよう参加者に通知する。 これを受けてすべての参加者がコミットを実行することにより、トランザクション全体のコミットが完了する。 準備段階で処理に失敗した参加者がいた場合、 コーディネータはトランザクションの失敗を全参加者に伝え、 行った処理を取り消して巻き戻すロールバック処理を行うよう促す。 2相ロック方式は、トランザクション処理で読書きが必要になったデータにその都度ロックをかけていき、 全てのロックを獲得した後にだけロックの解除を行うことができるロッキングプロトコルです。 ロックを獲得する段階が第1フェーズ(成長相)、使い終わった資源のロックを解除するのが第2フェーズ(縮退相)です。 ACID特性は、データベースのトランザクション処理を行う上で必要不可欠とされる4つの性質(Atomicity・Consistency・Isolation・Durability)の頭文字を並べた言葉です。 Atomicity(原子性) トランザクション内の処理がすべて実行されるか、または全く実行されないことを保証する性質 Consistency(一貫性) トランザクションによりデータの矛盾が発生せず、常にデータベースの整合性が保たれていることを保証する性質 Isolation(独立性) 複数のトランザクションを同時に実行した場合と、順番に実行した場合の結果が等しくなることを保証する性質 Durability(永続性) 一旦正常終了したトランザクションの結果は、以後システムに障害が発生しても失われないことを保証する性質 アンリピータブルリード アンリピータブルリードは、同じトランザクションで複数回の読込みを行ったとき、読込む度に値が変わってしまう異常です。 シーケンシャルリード シーケンシャルリードは、記憶媒体の先頭から順番に読み込んでいくアクセス方式です。 ダーティリード ダーティリードは、他のトランザクションが更新したコミット前の値(ダーティデータ)を読み、その後更新処理を行ったトランザクションがロールバックされると、存在しない値を読み込んだことになってしまう異常です。 ファントムリード 同じトランザクションで複数回の読込みを行ったとき、前回は存在しなかった行が現れる異常をファントムリードといいます。 ECC ECC(Error Check and Correct)は、誤り訂正符号としてハミング符号や垂直水平パリティを用いることで、記録内容に発生した誤りを検知・自動訂正できる誤り制御方式です。また、この機能を搭載したメモリをECCメモリといいます。 通常のメモリでも誤り発生回数は5回/年程度に抑えられているので、家庭用や一般ビジネス向けではほぼ必要ありません。ECCメモリが必要なケースと言えるのは信頼性が極めて重要となるシステムです。例えば、長時間にわたりミスの許されない計算が求められ、誤りの発生が重大な事態に繋がりかねない学術的分野のシステムなどが挙げられます。 RSA RSAは公開鍵暗号方式の1つであり、誤り訂正機能は持ちません。 チェックサム チェックサム(Check Sum)は、元データの合計値を検査用として付加し、誤りが発生しているかを検査する方式ですが、誤り訂正機能は持ちません。 パリティ パリティは、送信するデータの一定長のビット列に1ビットの検査ビットを付加し、受信側では受信データとパリティビットを照合することで誤りを検出する方式です。 フェールオーバ(Fail Over)とは、本番系システムで障害が発生したときに自動的に待機系システムへの切替えを行うことで、 実行中の処理を継ぎ目なく続行する技術、またはそれを実現するシステム構成です。 フェールオーバのクラスタシステムでは、本番系からのハートビートパケット、 若しくは待機系から本番系へのヘルスチェックを常時発信しており本番系サーバの障害発生を 自動検知できるようになっています。 ハートビートパケットを一定時間受信できなかった待機系サーバは、本番系サーバに障害が発生した可能性が疑います。 しかし単にハートビートが届かないだけでは本番系の障害とは断定できません。 このため切り替えを行うのは本番系サーバの障害を確認した後になります。 まずハートビートは発信されているが、ネットワーク障害によって受信できていない可能性を探ります。 これが(3)のステップです。そしてネットワーク障害ではないと確認できたら、 今度は本番系からハートビートが発信されているかどうかを確認します。 これが(1)のステップです。発信されたかどうかは本番系が出力したログを見ればわかります。 ここで、もしハートビートの発信ログがある時点から途絶えていれば本番系サーバに障害が発生したと判断できます。 (2)と(4)は切り替え作業です。シームレスな切り替えのためには、本番系で使用していたディスクを待機系が引き継いだ後に本番系を停止しなければなりません。 この点を考慮すると(2)→(4)の順序が妥当と判断できます。 したがって正しい順序は「(3)→(1)→(2)→(4)」です。 〔フェールオーバ処理ステップ〕 (3)本番系サーバと待機系サーバが接続しているスイッチに対して,待機系サーバから,接続しているネットワークが正常かどうかを確認する。 (1)待機系サーバは,本番系サーバのディスクハートビートのログ(書込みログ)をチェックし,ネットワークに負荷が掛かってハートビート信号が届かなかったかを確認する。 (2)待機系サーバは,本番系サーバの論理ドライブの専有権を奪い,ロックを掛ける。 (4)本番系サーバは,OSに対してシャットダウン要求を発行し,自ら強制シャットダウンを行う。 JIS X 25010:2013は、ソフトウェア品質特性を定義した国際規格ISO/IEC 25010のJIS版で、 JIS X 0129-1の後継規格に当たります。JIS X 25010:2013では、JIS X 0129-1で6つだった品質特性が機能適合性、 性能効率性、互換性、使用性、信頼性、セキュリティ、保守性、移植性の8つに拡張されています。 機能適合性 明示された状況下で使用するとき,明示的ニーズ及び暗黙のニーズを満足させる機能を, 製品又はシステムが提供する度合い。 性能効率性 明記された状態(条件)で使用する資源の量に関係する性能の度合い。 互換性 同じハードウェア環境又はソフトウェア環境を共有する間,製品,システム又は構成要素が他の製品, システム又は構成要素の情報を交換することができる度合い,及び/又はその要求された機能を実行することができる度合い。 使用性 明示された利用状況において,有効性,効率性及び満足性をもって明示された目標を達成するために, 明示された利用者が製品又はシステムを利用することができる度合い。 信頼性 明示された時間帯で,明示された条件下に,システム,製品又は構成要素が明示された機能を実行する度合い。 セキュリティ 人間又は他の製品若しくはシステムが,認められた権限の種類及び水準に応じたデータアクセスの度合いをもてるように, 製品又はシステムが情報及びデータを保護する度合い。 保守性 意図した保守者によって,製品又はシステムが修正することができる有効性及び効率性の度合い。 移植性 一つのハードウェア,ソフトウェア又は他の運用環境若しくは利用環境からその他の環境に, システム,製品又は構成要素を移すことができる有効性及び効率性の度合い。 リファクタリング(Refactoring)は、外部から見たときの振る舞いを変えずに、 ソフトウェアの内部構造を変えることをいいます。完成済のプログラムを改善し、 高効率化や保守性の向上を図ることを目的として行われます。XPのプラクティスの1つに挙げられています。 10進数123を,英字A~Zを用いた26進数で表したものはどれか。ここで,A=0,B=1,…,Z=25とする。 10進数123を26で割ると、商と余りは以下のようになります。 123÷26=4余り19 並列処理を実現するプロセッサのアーキテクチャは、同時に実行できる命令数及びデータ数によって以下の4種類に分類されます。 SISD(Single Instruction Single Data) 単一の命令で単一のデータを処理する最もシンプルな方式 SIMD(Single Instruction Multiple Data) 単一の命令で複数のデータを処理できる方式。pentiumプロセッサで採用されている。 MISD(Multiple Instruction Single Data) 複数の命令で単一のデータを扱う方式。理論上は存在するが実装例はない。 MIMD(Multiple Instruction Multiple Data) 複数の命令で複数のデータを扱う方式で、複数のプロセッサを搭載した並列コンピュータ環境が該当する。OSやコンパイラがMIMDに対応している必要がある。 LRU(Least Recently Used)は、ここ最近で最も長い間使用されていないページを置き換え対象とするアルゴリズムです。 インデックス方式では、小さなページテーブルをいくつか使って使用中の仮想空間の領域だけをカバーし、本当に必要なときだけ追加のページテーブルを作成する多段ページテーブルを用いるので、必要となるのは最低限のページテーブルだけで済みます。 ページフォールトが発生した場合は,置換え対象を決定した後、ページアウト/ページインが行われます。 ページングでは固定長の単位で行われるため、フラグメンテーション(メモリの断片化)は発生しません。 DRAM(Dynamic Random Access Memory)は、コンデンサに電荷を蓄えることにより情報を記憶し、電源供給が無くなると記憶情報も失われる揮発性メモリです。集積度を上げることが比較的簡単にできるためコンピュータの主記憶装置として使用されています。 コンデンサに蓄えられた電荷は時間が経つと失われてしまうので、DRAMでは記憶内容を保持するための「リフレッシュ操作」を随時行う必要があります。 インタビュー法 正しい。有効さや効率性などは他の手法でも評価が可能ですが、満足度だけは実際に操作を行ったユーザへの聞き取り調査でしか知る得ることができません。よって満足度に対する評価を行うためには、利用者へのインタビューやアンケート調査などを実施する方法が適切です。 ヒューリスティック評価 ヒューリスティック評価は、ユーザビリティエンジニアやユーザインタフェースデザイナが、既知の経験則に照らし合わせてインタフェースを評価し、ユーザビリティ問題を明らかにする評価手法です。 ユーザビリティテスト ユーザビリティテストは、数人の被験者がタスクを実行する過程を観察し、被験者の行動、発話からユーザーインタフェース上の問題点を発見する評価手法です。 ログデータ分析法 ログデータ分析法は、被験者に製品を操作してもらい、その操作ログから利用パターンを分析することでユーザビリティ問題を明らかにする評価手法です。 次の表において,"在庫" 表の製品番号に定義された参照制約によって拒否される可能性のある操作はどれか。ここで,実線は主キーを,破線は外部キーを表す。 在庫 (在庫管理番号, 製品番号, 在庫量) 製品 (製品番号, 製品名, 型, 単価) この表定義のにおける参照制約とは、"在庫"表のレコードがもつ製品番号を主キーとする"製品"表のレコードが存在していなければならないということです。これは"製品"表に存在しない製品を、"在庫"表で指定することはできないことを意味しています。 選択肢のうち、参照制約によって拒否される可能性ある操作は、「ウ」の「"在庫"表への行追加」で、具体的には"在庫"表へ行を追加する際に製品番号の列に"製品"表にない製品番号を指定した場合に、参照制約問題が発生して操作が拒否される可能性が考えられます。 ※"在庫"表への行追加 データベースの障害にはトランザクション障害、システム障害、媒体障害などの種類があり、それぞれ回復方法が異なります。媒体障害とは、ハードディスクなどの装置や機器自体の不具合により生じる障害で、その時の一般的な回復手順は次の通りです。 機器を正常に動作するものに取り換える。 バックアップデータを使用して、正常なディスクにバックアップ時点の状態を復元する。 バックアップ取得時点以後にコミットされたトランザクションについて、更新後ログを用いてデータベースに結果を反映させる「ロールフォワード処理(前進復帰)」を行う。 リストア後に行うべき操作は「ロールフォワード」、その対象は「バックアップ取得後にコミットされたトランザクション」なので正解は「エ」です。 AES(Advanced Encryption Standard)は、アメリカ合衆国の次世代暗号方式として規格化された共通鍵暗号方式です。アメリカの旧国家暗号規格であったDES(Data Encryption Standard)の鍵長が56ビットであったのに対して最大256ビットの鍵長を利用することが可能で強度が高くなっています。 日本でも「電子政府推奨暗号リスト」に掲載されているほか、無線LANの暗号化規格WPA2の暗号化方式としても採用されています。 ElGamal暗号は、非常に大きな数の離散対数問題を解くことが困難であることを利用した公開鍵暗号方式です。共通鍵を安全に共有する方法であるDiffie-Hellmann法を暗号方式として応用したものです。 RSAは、けた数の大きな数の素因数分解に膨大な時間がかかることを利用した公開鍵暗号方式です。 楕円曲線暗号は、楕円曲線上の離散対数問題を解くことが困難であることを利用した公開鍵暗号方式です。 セッションハイジャック等によって、ログイン中のセッションが第三者に乗っ取られても、URLやCookieに格納されているセッションIDが正規のものである限り、Webアプリケーション側では「攻撃者によって乗っ取られたリクエスト」なのか「正規ユーザによるリクエスト」なのかの区別がつきません。Webアプリケーション側で、このような不正処理を想定した対策がなされていないと、それを悪用した攻撃者によって正規ユーザの意に反した処理が実行されてしまう恐れがあります。 特に「ログイン後に決済処理等の重要な処理を行うサイト」などでは、攻撃による被害が大きくなるため、セッション管理の堅牢性を高める必要があります。それに加えてセッションが乗っ取られた場合の不正処理を防ぐために、送金や購入確定、パスワード変更、秘密情報の表示、退会処理などの重要なリクエストをサーバに送信する前には、その利用者が意図したリクエストであるかどうかを識別する仕組みを設ける必要があります。 モジュール結合度とは、モジュール同士の関連性の強さを示す概念です。モジュール同士の結合度合いが強ければ、関連するモジュールに変更があった場合の影響は大きく、反対に結合度が弱ければ影響を受けにくくなります。独立性と保守性の観点から、モジュール結合度は低いほど良いとされています。 データの受け渡し方法などの違いにより、モジュール結合度は全部で6段階のレベルに分類されます。 データ結合(弱い↑) 処理に必要なデータだけを単一のパラメータとして受け渡している。 スタンプ結合 処理に必要なデータだけをレコードや構造体などのデータ構造として受け渡している。 制御結合 もう1つのモジュールの制御要素を受け渡している。 外部結合 外部宣言された共通データを参照している。 共通結合 外部宣言されたデータ構造を共通データ領域として参照している。 内容結合(強い↓) お互いのモジュール内部のデータを直接参照している。 COCOMO(Constructive Cost Model)は、ソフトウェアの見積もりで、予想されるプログラム行数にエンジニアの能力や要求の信頼性などの補正係数を掛け合わせて開発工数や期間,要員や生産性を見積もる手法です。COCOMOを適用するには自社における生産性のデータ収集が不可欠です。 サービスレベル管理(Service Level Management)は、顧客とサービス提供者の間でSLA(Service Level Agreement)を締結し、サービスレベルを定義,合意及び管理するプロセスです。SLAの締結後は、PDCAマネジメントサイクルによってサービスの維持、及び向上を図る活動を行います。 ITサービスメネジメントにおける構成管理は、すべてのIT資産を明確化し、これらの維持管理や他のプロセスが効率的なサービスを提供できるように構成情報の提供を行うプロセスです。 キャパシティ管理 ITリソースに対する,現在の需要の把握と将来の需要の予測ができる。 サービス継続及び可用性管理 緊急事態においても最低限のITサービス基盤を提供することによって,事業の継続が可能になる。 サービスレベル管理の導入メリット 適正な費用で常に一定した品質でのITサービスが提供されるようになる。 予備調査は、本調査の前に監査対象システムの概要を把握する目的で実施される調査です。関連資料のレビューや簡易的なチェックリストを使用した分析などを通じて、監査対象システムの現状や潜在的問題点などの情報が収集されます。収集された情報は本調査を効果的に進めるために使用されます。 監査対象に関する手順書や実施記録,及び被監査部門から入手した監査証拠に基づいて,指摘事項をまとめる。 監査終了後に実施する監査報告書の作成です。 被監査部門の管理者の説明を受けながら,被監査部門が業務を行っている現場を実際に見て,改善提案の実現可能性を確かめる。 本調査での実施事項です。 被監査部門の担当者に対して,監査手続書に従ってヒアリングを行い,監査対象の実態を詳細に調査する。 本調査での実施事項です。 IT投資評価における各フェーズでの実施内容は以下の通りです。 事前評価 実施前の投資案件に対して、内部の了解を得るとともに他のプロジェクトとの整合などの全体最適の観点から評価を行う。投資実行の可否を判断するための情報を提供する役割を担う。 中間評価 実施中の投資案件の実績をモニタリングし評価する。実施計画の軌道修正を判断するための情報を提供する役割を担う。 事後評価 実施済の投資案件が事前に設計した目的・効果を達成しているかどうかを評価する。IT投資の実施効果を上位マネジメントに報告するとともに、終結以後の改善策について判断するための情報を提供する役割を担う。 SOA(Service Oriented Architecture)は、従来ソフトウェアで実現されていた機能や部品を独立したサービスとして公開し、それらを組み合わせてシステムを構築するという考え方です。サービスという単位で扱うことでシステムの統合や再利用がしやすいメリットがあります。 SOAを実現するために、SOAP、WSDL、UDDIなどの仕組みが使用されます。 企業改革において既存の組織やビジネスルールを抜本的に見直し,業務フロー,管理機構,情報システムを再構築する手法のこと BPR(Business Process Reengineering)の説明です。 企業の経営資源を有効に活用して経営の効率を向上させるために,基幹業務を部門ごとでなく統合的に管理するための業務システムのこと ERP(EnterPrise Resource Planning)の説明です。 発注者とITアウトソーシングサービス提供者との間で,サービスの品質について合意した文書のこと SLA(Service Level Agreement)の説明です。 ビジネスプロセスの構成要素とそれを支援するIT基盤を,ソフトウェア部品であるサービスとして提供するシステムアーキテクチャのこと 正しい。SOAの説明です。 クラス図 クラス図は、オブジェクト、属性、オブジェクト間の関係からシステムの構造を記述する静的な構造図です。したがって a に該当します。 コラボレーション図 コラボレーション図は、オブジェクトの振る舞いをオブジェクト間の接続関係に着目して表現した図です。したがって d に該当します。 ステートチャート図 ステートチャート図は、状態遷移図を基本にして、オブジェクト内に存在する状態や、その状態の移り変わりを表現する図です。したがって c に該当します。 ユースケース図 正しい。ユースケース図は、外部環境に対するシステムの振る舞いを表現する図で、エンドユーザの視点からシステムに要求される機能を表現したものです。したがって b に該当します。 アメリカ合衆国の経営学者であるフィリップ・コトラーは、提唱した競争地位戦略の中でマーケット・シェアに関して、企業の業界内におけるポジショニングを4つのタイプに分類し、それぞれが採るべき戦略を明確にしています。 リーダ企業 市場においてナンバー1のシェアを誇る企業 チャレンジャ企業 リーダに次ぐシェアを保持し、リーダに競争をしかける2・3番手の企業 ニッチャ企業 小さいながらも特定の市場で、独自の地位を築いている企業 フォロワ企業 リーダやチャレンジャの製品・サービスを模倣して、市場での地位を維持している企業 この分類と採るべき戦略を関連つけると、以下のように考えることができます。 上位企業の市場シェアを奪うことを目標に,製品,サービス,販売促進,流通チャネルなどのあらゆる面での差別化戦略をとる。 正しい。チャレンジャ企業の採るべき差別化戦略です。 潜在的な需要がありながら,大手企業が参入してこないような専門特化した市場に,限られた経営資源を集中する。 ニッチャ企業の採るべき集中戦略(ニッチ戦略)です。 目標とする企業の戦略を観察し,迅速に模倣することで,開発や広告のコストを抑制し,市場での存続を図る。 フォロワ企業の採るべきコスト・リーダーシップ戦略(低価格戦略)です。 利潤,名声の維持・向上と最適市場シェアの確保を目標として,市場内のすべての顧客をターゲットにした全方位戦略をとる。 リーダ企業の採るべきフルライン戦略(全方位戦略)です。 売り手側でのマーケティング要素4Pとは、 Product(製品) ・・・製品、サービス、品質 Price(価格) ・・・価格、割引 Place(流通) ・・・輸送、立地、流通範囲、品揃え Promotion(販売促進) ・・・宣伝活動、広告 のことです。4Pとは逆に買い手側の視点である4Cとは、 Customer value(顧客価値) Customer cost(顧客コスト) Convenience(利便性) Communication(コミュニケーション・対話) 更新可能なビューとは、実表に対して実表の行を挿入、更新または削除できるビューです。更新可能なビューとなるためには次に挙げるいくつかの条件を満たしていなくてはなりません。
B木は、木構造内のノードの容量の尺度である次数kを基準にして、下記の特徴をもつ多分木です。 根は1以上2k個以下のキーをもつ 根以外の節はk以上2k個以下のキーをもつ 根から全ての葉までの深さが同じである (2k+1)n-1 モデルBでは親と子の関係は「0..1対*」になっています。関係データベースへの変換ではクラス図における多重度が「0..1」「1」のクラスが参照される側、「*」のクラスが参照する側になります。したがって子の組織コードが主キー、親の組織コードが外部キーになります。 A表とB表の対応関係が1対1の場合,列aをB表に追加して外部キーとしてもよいし,列bをA表に追加して外部キーとしてもよい。 正しい。1対1の関係をもつ表同士はA(a,b,…)とB(b,…)、或いはA(a,…)とB(b,a,…)というように実装されます。 A表とB表の対応関係が多対多の場合,新しい表を作成し,その表に列aか列bのどちらかを外部キーとして設定する。 2つの表が多対多の関連をもつ場合は、それぞれの主キーを組合わせた複合主キーをもつ中間表を2つの間に配置し2つの1対多関係に分解します。 候補キー(candidate key)とは、ある関係の1つの組を一意に決定できる属性、又は属性の組合せで極小のものです。極小とはある組を一意に決定するため必要な属性以外が含まれていない様子を示します。1つの組を一意に決定できる属性をもち極小でない属性の組合せはスーパキー(super key)と呼ばれます。 正規化の過程のうち関数従属性が保存されるのは第3正規形までです。 情報無損失分解とは、1つの表を複数に分解した際に、その分解された表同士を自然結合することで元表を過不足なく復元できる特性のことを言います。正規化の理論に則って行われる分解は全て無損失分解です。しかし、正しい方法に従わずむやみに分解した場合には、たとえ分解後の各表が正規形の条件を満たしていたとしても情報損失分解となってしまうことがあります。
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最終更新日
2019年04月14日 22時34分06秒
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