SDNことはじめ
SDN(Software Defined Network)という言葉がまわりで飛び交うようになってきました。物自体がとてつもなく高いので、まだまだ案件自体は少ないですが、簡単に概要くらいは話せたほうがいいので少し調べてみました。まず、従来のネットワーク(レガシー)と呼ばれるネットワークは、自律分散ネットワークと呼ばれるもので、機器の中でデータ転送(データプレーン)とネットワーク制御(コントロールプレーン)が一体化しており、機器ごとに設定を入れ込んで、機器自体がパケットの転送先を決めます。SDNでは、データプレーンとコントロールプレーンが分離しており、コントロールプレーンを実行するソフトウェアによってデータプレーンを集中制御します。これにより、ネットワーク機器の設定や運用の効率化・簡素化を実現します。また、OpenFlowと呼ばれる通信プロトコルがあります。これはデータプレーンとコントロールプレーンの間の標準インタフェース・技術の総称です。SDNではOpenflowコントローラとOpenflowスイッチ間で、制御のためののリンク(OpenFlowチャネル)を確立し、ネットワークの制御を実現します。ネットワークの制御では、L1~L4までの情報でトラフィックの制御を行います。プロアクティブと呼ばれるものは、Openflowコントローラにあらかじめ定義した通信経路で、リアクティブは、定義されていない通信で、Openflowスイッチが通信経路をOpenflowコントローラに問い合わせてパケット転送を行います。以下のリンクでは、SDNのシュミレーションができるそうです。http://mininet.org/download/