実は私、方向音痴なのです。一昔前に流行った本の題名ではないですが、まさに「地図が読めない女」です。4月に休職に入って以来、いろいろなところに積極的に、出かけて行くようにしており、未知の場所に行くことも多いのですが、そのたびにドキドキです。
方向音痴に加え、最近の東京の交通網の発達(というか複雑化)というのも、ますます私をパニックにします。
新しい場所に出かけていくときは、まず、インターネットで路線検索、何種類がでてくるルートの中で、一番、乗り換えの少ないものを選びます。最終目的地の場所(たいていはxx会館、とかOOホール、とか飲み屋)については、まず、HPがあるかどうかを調べ、地図があれば即プリントアウト。そしていざ出かけるのですが、ダメなんです。
ダメなパターンは二つ、ひとつは乗り換えを間違えるケース、反対方向に乗ってしまうことが多々あります。ホームの案内表示って「xx(最終駅)行き、△△、○○方面」という表示になっていることが多いですよね。その表示の△△、○○に、私の目的地が入っていないと、もうパニックです。必死で、ホームを駆け回り、停車駅が全て表示してある場所を探します。時間がなくて、その時、来ている電車に飛び乗ってしまうこともしばしば、「ええぃ、ままよ」と思って飛び込むと、反対方向だったり、特別快速で、私のいきたい駅は通過だった、ということは、よくあります。
乗換えを間違えるといえば、この夏、1時間に1本しかない茨城県の単線電車で、のりかえをミスってしまい、気がついて、戻るために、次の駅で降りたのですが、これが無人駅でしかも午後8時ですでに駅の周りはまっくら。まるで、「千と千尋の神隠し」の「沼の底」行きの電車の駅みたいでした。
うまく、目的地の駅に着くことができても、まだまだ安心はできません。駅から、目的地まで行くのも一苦労です。地図では、実際の距離感がわからないので、目印の銀行や、交番といったものがなかなかみつけられないときがあります。どうしても困ると、結局、お店や会場に電話をするのですが、これがまた、要領を得ないときがあります。今、自分がいる位置は、なんとか説明できるのですが、相手の説明で困ることは、「では、そこから新橋方面に10メートルくらい歩いてください」などど言われるときです。「スイマセン、新橋方面がどちらかもわからないんですけど」という気持ち。わかっていただけるでしょうか?
一応、生まれも育ちも東京23区内、40年以上生きてるんですけどね…
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