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生け贄が使われるのはムチャルーという清めの儀式です。
お寺のムチャルーではヤギを捧げることもあります。2年前の爆弾テロの後に海で行われたムチャルーには水牛が捧げられたそうです。 そして犬を捧げるムチャルーがあるのです。 家寺の清め儀式の時に行われます。でもいつもではないんです。 犬の容姿は決まっています。毛は赤茶色の単色。マズル部分が黒い。。。つまりですねぇ、うちの大家さん家のコメンそのもの。 友達の家にジュースという、コメンと同じ色のわんこがいます。ジュースはコメンほど太っていませんが、被毛は赤茶色、マズル部分は黒い子です。 実は、このジュース。。。生け贄の為に貰われてきた子だったんです。コロコロかわいい子犬ちゃん。。。“今度のムチャルーに使われるんだ”そう聞いたときはびっくりたまげました。 でもこのジュース、今では大きく立派な成犬となっています。結局あの時のムチャルーでは別の犬が捧げられたそうです。ジュースはちょっと行動がお馬鹿ちゃんですが、元気に走り回っています。 宗教儀式のことならPakDeに聞け!!いつも優しく丁寧に教えてくれるPakDe。 “家寺のムチャルーの中でも、死人が出たとき。お墓に埋めて42日後に行うムチャルーで、犬を使うんだよ。どうして生け贄を捧げるのか・・・それは、神様は常にわたしたちに恵みを与えてくれる。いつも与えられるばかりではいけない。わたしたちが神様に捧げることも大事なことなんだ。毎日捧げられるチャナン(お供え物)もそうだよね。” でもさ、どうして生きる物を殺すの? “ヒンドゥー教の教えの中には、なにものも殺してはいけない!というものもある。捧げるということは殺すという事じゃないんだよ。神に捧げ・・・必ずもっとよりよい物として生まれ変わるという意味を持つんだ。” とても難しいことです。家に帰ってず~っと考えたりもしました。。。 理解不可能ではないけれど、やっぱり私は日本人なんだなぁ・・・当たり前のことなんですけど、私は日本人だぁと改めて感じたのでした。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.06.03 22:11:45
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