バリ島より今日のわんこエピソード

昨日仕入れも兼ねて、デートも兼ねて(？)クロボカン方面へ繰り出しました。もちろんタロもお嬢も一緒・・・と思ったら、どうも海に立ち寄る時間がないことに気付き、海なしでは何の楽しみもないタロはお留守番に決定。海に立ち寄るつもりがない時は、タロもなぜかついて来ようとしないんですよね。私の頭の中の予定は、全部見抜かれています。。。

途中ングラライ・バイパスという大きな道を通ります。ほとんど信号に当たらないバリでも、さすがにバイパスでは何度か赤信号に捕まってしまいます。
そして信号付近には必ずスタンバっておられる方々がいます。
新聞屋さん、何に使うかよくわからない物を売ってる方、昨日初めて見たのですが辞書屋さんもいました。なぜバイパスで辞書なのかは謎。。。
勝手にギター演奏を始める人もいます。カスタネットみたいなんをたたきだす人も・・・。下手くそな歌をしかもボソボソ歌う人も。
赤信号で車が止まると、こういった楽しい方々がサササッと走り寄ってきます。いわゆる物乞い、お母さんらしき人と子供たちも窓をコツコツ叩きに来ます。これ、実は演技の場合もよくあるそうです。組織みたいになっていて、お母さん役と子供役がいて、夕方にはお迎えが来るとか・・・。実際、お母さん役の子と友達になったことがあるのですが、実は17歳でびっくらこきました。彼女は“仕事するより楽だからね。。。”と笑ってましたが、本音はどうかはわかりませんよね。。。

昨日も何度か赤信号に捕まりました。サササッと走ってきたのは小学生くらいの男の子。開いてる窓から手を入れて、暗い顔つきで“お金ちょうだ～い”と一言。。。その時お嬢のお怒り爆発！！
すごい剣幕で吠えたてて、“入ってくるなーっ！”と必死！！
びっくりしたのは男の子。さっきまでの暗い顔つきはどこへやら。。。“えっ？これ犬？？”と驚いたあと、“うわ～犬？人形？？”と笑顔満開。その子の声を聞いて、前方やら後方やらの車におねだりをしていた子供たちも走り寄ってきました。
みんな笑顔。その中に3歳くらいの男の子がいました。背が届かなくてお嬢が見えない。・・・とお母さんらしき人もお嬢を見にやって来て、必死に背伸びをするその子を抱っこ。必死に威嚇するお嬢をよそにみんな大喜び。

たとえ演技だとしても、赤信号になる度に暗い顔をしなければならない子供たちは、本当に可哀相で、切ない気持ちになりますよね。。。真っ直ぐで嘘のない笑顔、ばいば～いと手を振る姿がすごく嬉しかった。お嬢はと言うと・・・“あたち守ったよ！”と自信満々のご様子でした（笑）。