日本帰国後 幸いな事にこれまで大きな災害にはあっていませんが、災害報道がある度に 911テロ、大停電、Hurricane被害、ストライキによる電車停止 等々 色々な事を思い出します。
一番衝撃的であったのは、やはり911テロであり、後にも先にも この様な事件は起きないで欲しい、と願っています。 当時は、Kansas州で学生をしていた為 事件を知ったのは 日本からの電話でした。事件の起こったNYCとKansasでは時差があります。Kansas時間では これから起きようかな、という時間で まだTVもつけていない状態でした。日本にいる家族・友人からすると NYCとKansasの距離なんてわかりません。どちらも同じ”アメリカ”、安否確認でした。
当時ニュースを見ていた時は、遠くNYCで大変な事がおこってるな、という感じで 自分の周りで何かが起ころうとしている、なんてことは全く感じませんでした。
これが、次の日、また次の日と時間が経つにつれて NYCから遠いKansas州でも状況が変わっていくのです。当時の報道で 米国本土への攻撃は真珠湾攻撃以来 と真珠湾攻撃が引き合いにだされた為 日本人へのあたりが一時的に冷たくなったのです。 大学の留学生アドバイザーからも身の安全を確保するよう注意喚起の連絡がありました。私がいた町は 白人率が高く、以前は 白人至上主義も存在していたと聞いていた為 毎日緊張の日々の中、アルバイト先で、ジャップ (世界大戦時の日本人蔑視のスラング)と呼ばれる事がありました。恐怖、です。 ふざけて言っているだけ だったと思います、が、当時は 本当に怖かった。 時間が経つにつれて憎しみは 他へ移って行ったので それ以降 怖い思いをすることはありませんでしたが、災害報道がある度に思い出します。