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2011年04月04日
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カテゴリ:ESL for Adult Learners
気ぜわしかった3月が終わり、気がつくと
コミュニティ・カレッジの英語クラスも
春学期は残り3分の1となりました。

今学期は、小説 "Homeless Bird" を読み進めていますが、
授業では本を読まず、各自読んできたことを前提に授業が進められ、
ワークシートを使ってボキャブラリーを学習したり、
ディスカッションをしたりしています。
この本は11章までですが、8章まで終了しました。

また、以下のテキストを使って Writing を学んでいます。

Introduction to Academic Writing 3

Introduction to Academic Writing, Third Edition
by Alice Oshima and Ann Hogue

今学期は第2章の Narrative Paragraphs (物語の段落) だけですが、
First, Next, After that, At last, などを使って時間を追って書くこと、
and / but / so / or を使って文をつなげることなどを学習しました。
著者が日系人のせいか、例文に「おむすびころりん」が登場したものの、
個人的には、正直、簡単すぎておもしろくありません…。

ところで、アメリカには「公用語」が定められていません。
以下のテキストを読んだあと、
「もし、英語が公用語として定められていたらどうなるか」
について話し合いました。

Rethinking America 1

Rethinking America 1
by M. E. Sokolik
One land, One language
"English Only Laws"


興味深かったのは、アメリカが公用語として英語を定めたら、
私たちが参加しているような無料のプログラムはなくなり、
英語のできない移民は、私立の語学学校に行かざるを得ないだろう、
という意見がある一方、逆に、無料の公的プログラムが
もっと増えるのではないか、という意見があったことです。
アメリカの場合、法律は州によってまちまちですが、
ニューヨークのように移民が多く、スペイン語や中国語など
英語以外の言語を話す人たちが約25%を占めている州では、
極端に「英語以外は禁止」の法律を作ってしまうと、
どこかで大きな支障が出ることが予想されるので、
今のままでいいんじゃない?と思ったのでした。

今学期の目玉は、正規学生とマンツーマンで会話練習をする
Service Learning Project ですが、
3回目のミーティングでは、社会学部の1年生に所属する
パートナーから社会学の専門用語について教えてもらえるとのこと。
かれこれ四半世紀前に、大学の一般教養で社会学を履修した私は、
「そういえば、聞いたことあるぞ」と思いながら話しました。
いちばんおもしろかったのは、Nature versus Nurture、
つまり先天的なものと後天的なものの
どちらが性格形成により大きな影響を与えるかです。
Nature は「生まれながらに持っているもの」、
Nurture は「接した環境の結果として得るもの」で、
パートナーの Joanna も私も「Nurture がより大きな影響を与える」
という意見で一致しました。

このプロジェクトを通して、なんとなく大学の授業を
体験できるのは、うれしいことですが、
英語での学問的なディスカッションは、かなり難しいです。
先生やスタッフは、次のステップとして
しきりに大学進学を勧めてくれ、
クラスメイトの中にも大学進学を決めた人がいますが、
ただ授業に出席するだけではなくて、
調べ物をしたり、エッセイを書いたりすることや
時間やお金の問題を考えると、子ども優先の生活をしている
今の自分には無理だと思いました。
が、子どもたちが大きくなったあとでも、
大学進学の可能性が残されているので、希望だけは持ち続けていたいです。

そして、3月最後の授業日には、キャンパス内にあるギャラリーを訪問し、
ホロコーストの生存者、Samuel Bak による絵画を鑑賞しました。
Icons of Loss と名づけられた展示は、
どれも銃を向けられて手を上げている男の子、
天使、虹などのモチーフが使われた作品が並べられています。
シュールレアリズムの影響を受けたせいか、
難解なものが多かったのですが、ギャラリーのスタッフが
説明してくれて、少しわかったような気がしました。
また、インタビューのビデオの中で、
Samuel Bak が「数少ないホロコースト生存者として、
次世代に伝えていく義務がある」と語っていた姿が印象的でした。

クイーンズボロ・コミュニティ・カレッジには、
Holocaust Resource Center and Archives という施設があり、
ホロコーストに関する教育、研究などを行なっているので、
こうしたテーマを扱った展示も少なくないようです。





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最終更新日  2011年04月04日 22時00分41秒
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