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カテゴリ:TRPG
ちょっと新しいコンセプトと舞台のゲームを考えているところです。
舞台としては、ずばり中華武侠モノです。 水滸伝や金庸さんの小説みたいな物語ですね。 で、別に恰好いいPCを演じるのではなく、武侠というDQNたちを演じるというTRPGにしようかと思っているところです。 というのも、昨年のWSP KKFで、クトゥルフで古代中国(春秋戦国末期)をやったのですが、その際にPCの平原君をやったプレイヤーさんのひとこと 「彼らは恰好いい事を言ってますが、所詮は自分勝手なDQNですから」 この一言がズバッと心に突き刺さりました。 思わず納得したわけです。 今までも、中国の武侠の話を呼んでいて違和感があったのは、 武侠以外の人の命を虫けらのように扱う ところでした。 「こいつら、正義ぶってるけど別に善人じゃねえんじゃね」 と思っていたのですが、そのプレイヤーの言葉で自分の中にあったモヤモヤが解消したわけです。 モヤモヤが解決すると、非常に魅力的な舞台のように感じれるようになりました。 名前や評判を気にするものの最終的には自分勝手。 自分の中で納得できさえすれば、どんなルール違反の行動でもやれる・・・ いかにもTRPG向きの人物たちじゃないでしょうか。 そして、彼らの存在意義が「武」や「策略」であることも、これまたTRPG向きです。 そんな、DQNたちをどうプレイするのか・・・ちょっと面白いかな・・・と。 でもその辺りを分かっている人でないと、マトモな精神構造の人物としてロールプレイしそうだなと思い至り、そこに制限をかけることに。 以前に作成した格闘モノのTRPGシステムの中のルールで、ギブアップがプレイヤーの手に委ねられないものを作りました。 プレイヤーが「ギブアップ」したくとも、判定に成功しないとキャラクターは戦い続けるというもの。 「格闘バカ判定」 と呼んでいましたが、このようなシステムをルール的に内包させ、武侠(DQN)らしいプレイを強要する仕組みにしてはどうだろうと思いついたわけです。 どうするかというと行動の選択も以前にオリジナルのロールプレイボードゲームで採択したデッキ構築型システムを組み込むことで、プレイヤーの自由にならないキャラクターとしてみました。 イメージとしては 行動の選択としては以下の5種類のカードから選ぶ。 そこ5種類のカードを15枚選択し(10枚はプレイヤーが選択できる(「沌」除く)が、5枚はランダムに決定)デッキを作成、それぞれターンごとに5枚の手札を引いて、その5枚がそのターンの行動の選択肢となる。 「儒」・・・信用を得るような行動、権力を駆使するような行動指針 「弁」・・・交渉や機転の利いた行動指針 「武」・・・力づくな行動、戦闘的な行動指針 「愛」・・・弱者を守るような行動指針 「沌」・・・まったく自由な行動指針 発生した事態に対し、手札カードから選択した行動指針に沿った行動を行う。 行動指針に沿わない行動であった場合はマスターがペナルティ(最初のD&Dでアライメントに沿わない行動をした場合はペナルティを課したのと同様)を与えるという感じ。 ペナルティとしては、名声や評判を守るため異常行動(クトゥルフの一時的発狂みたいな感じがいいかな)をする。 ・・・こんな感じで構想中。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.01.14 20:24:54
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