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カテゴリ:漫画
フルーツバスケット(17) ところどころ、「花とゆめ」を立ち読みしていたので 分かってはいましたが、かなりショック!怒涛の展開でした。 今まで、まったりとキャラ個人のエピソードばかりで 正直「またか~・・・」と思っていたところの17巻。 今まで心が満たされない草摩の人たちが心の補完をしながら 新しい一歩を踏み出したり、気付かされたり。 そんな微妙な心の機微を日常の出来事の中に発見していく事が 私達が普段、気付いてなかった優しさと感じることが この作品の素敵なところでした。 ところが! アッキーに限っては違った・・・というべきか、どんなに言葉を 言い尽くしても足りない心の闇と空虚、拭えない猜疑心。 それを癒すのが、身体の繋がりとは短絡的と捕らえるべきなのか、 それしか方法が無かったからなのか。 表紙は花ちゃんです。 あなうめ落書きからして不安な始まり。(^^;) そしてキャラクター紹介。 本当なら大きなフォント使いたい・・・ 何でもう、アッキーのところ、女性って書いてあるんですかッッッ!!!! 本誌では発表済みと言ってもねえ・・・。(怒) 紅野の話から。 うおちゃんの思いをたくしたDVDを紅葉から受け取った紅野は 真実を告げようと透に会いに来ます。 告げられた真実。 自分の呪いはすでに解けていて変身しないこと。 普通の人間になって初めて好きになったうおちゃん。 でも、それよりも守らなければならない大事な小さな女の子。 それがアキトさん。 紅野の決意は悲愴です。 他の十二支よりも自由で、どこへでも行ける、誰でも愛せる。 だからこそ、自分がアキトの側にいてあげなければならない。 自分が我慢をしてアキトが泣かないなら。 透は言い返すことも追いかけることもできませんでした。 真実を知っている大人組の思惑。 グレさんと紅野の電話。 紅野がやっと呪いのことを仲間に打ち明ける。 そこではじめて繋がるアキトを通した紫呉と紅野の想い。 神様は十二支との繋がりが全て。 それが分かっているから、手を放すことなんてできない。 たとえそれが同情でも。 レンさんの正体も分かります。 アキトの満たされない思いはレンさんが始まり。 神様と十二支の絆は間違っていると。 アキトが信じるのはただ十二支との絆だけ。 だから二人は相容れない。親子でありながら。 でも、身体の中の物の怪は神様を求める。 それは真実。 それが分かるから十二支のほうでも手放せないアキトへの想い。 紫呉のアキトへの愛情は愛と憎しみ。 今まで反抗に見えたのは踏み潰したくなるほどの 愛情のせい。 自分ではない者を側に置く憎しみ。 アキトが十二支全てと繋がりたい気持ちへの反抗。 はとりが手を出さないのは、神様ゆえに全てを求めることを 分かっているから。 紫呉がやっていることを批判しながら黙認しているのは それが愛情ゆえと分かっているから? すれ違う気持ちを確かめる術はすでに言葉では無い。 籠の鳥であるアッキーの心の静養。 それには身体が必要なのか、と疑問を持ち続けて読み終わりました。 アッキーを哀れと思うなら、この状態のままで助けるのは 限界ではないかと。 そしてグレさんの思惑。 透が皆の心の隙間に入ってゆく。薄められる神様との繋がり。 それを「気付け」とアキトに言い続けたのは自分の真実の 気持ちを知って欲しかっただけなのでしょうか。 だから、夾にも透にも殴られるかも、と言っていたの では・・・。 うーん、何かブラック紫呉の情けない愛情の犠牲なんだろうか、 皆。 もう少し、中から草摩を壊す思惑があるのかと思っていたけど アキトを自分の物にしたいだけなら、_| ̄|O 年少組は今回はいいです。 由希&真知、夾&透でいい感じです。(投げやり) ファン・ブックは買いませんでした。 しばらくこの巻をじっくり読んで、グレさんがヘタレでないことを 祈るばかりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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