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テーマ:彩雲国物語(445)
カテゴリ:本
今日は再放送でしたので原作の番外編の感想でも♪
彩雲国物語の世界 「秀麗の本命は誰だ!?」感想はこちら♪ ************************************** 作者様には悪いけど横道&風呂敷広げすぎの印象がある本編よりも 面白かったです! 彩雲国物語(隣の百合は白) 番外編3つで「恋愛指南」と「お伽噺」はビーンズ掲載、 最後の「地獄の沙汰」が書き下ろしで、表紙は秀麗、劉輝、黎深ですが 紅三兄弟、特に黎深のことがよーっく分かる一冊でした! 内容は以下のとおり♪ 年末武術大会の賞品は、アノお方の恋愛指南!?秀麗を振り向かせるため、 国王・劉輝が男を見せる!?(「恋愛指南争奪戦!」) それは、少年・邵可が修羅の道を行く理由となった、たった一つのお伽噺。 (「お伽噺のはじまりは」)他、悪鬼巣窟の吏部尚書にして、天つ才を持つ 男・紅黎深が、大ボリューム書き下ろしで登場。 妻・百合姫との数奇なる物語、絳攸との運命の出会い、そして悪夢の青春時代が 今ここに。 超豪華外伝集。 恋愛指南争奪戦!/お伽噺のはじまりは/地獄の沙汰も君次第 以下、ネタバレ全開で参ります!!! 「恋愛指南争奪戦!」 ビーンズで読んだ時もその熱意を向ける方向が無駄に可笑しくて (先日、見た「もやしもん」の媚薬争奪戦みたいです!!!) 大笑いのお話です。 あのダンディ老人・現茶州州牧の櫂瑜の恋愛指南書をゲットするために 朝廷をあげての争奪戦!!! 新年前に元気が無くなる若い衆を元気付けるためとはいえ、半日かけて! 白黒大将軍までが参加してのバトルが楽しいです。 引いたくじの「指令」が達成できなければダメ! 例えば楸瑛は魯官吏(今は尚書)を笑わせるとか、 静蘭は欧侍郎からお洒落及第をもらうとか。 後の黄尚書の仮面を取る!とか、黎深に 「お前の兄ちゃん、でーべーそぉおおお!!!」 が当たった官吏はもう死ぬしか・・・!!! 最後は劉輝が櫂瑜を信頼している感動の場面で締めでした。 「お伽噺のはじまりは」 今の紅家は黎深が当主ですが、実質的には玖琅オジサマが 取り仕切っているのですよね。 どうしてそうなったのか。 長子で後継者だった邵可がどうして紅家本筋から離れることに なったのかその経緯が語られています。 ポイントの人物は先王・セン華王の先代の寵妃だった紅家の実力者で 邵可の大叔母だった玉環。 セン華王。 そして、先代・黒狼だった鬼姫。 邵可は玉環の野望にいち早く気付き、そしてそれが紅家のために ならない。 王に対抗しては滅ぼされると読んだのですね。 だから玉環を殺し、先代の後を継いで黒狼になった。 邵可の父が亡くなり、跡目で紛糾する紅家をまとめるためには。 黎深が当主となり、玖琅が補佐をする。 それが紅家のためになる。黒狼となった邵可は罪を背負ったまま、 当主にはなれない。 黎深が追い出した、というのは表向きで邵可は紅家を救い そして離れ府庫にいるようになったのですね。 兄が黒狼にならざるを得なかったことで黎深は官吏になったものの 朝廷を憎んでもいる複雑な心境です。 「お伽噺」・・・それは「兄弟三人は仲良く暮らしました。」 そういう夢物語。 でも、きっといつか。 邵可が玉環を手に掛けた日から封印している琵琶を三人で 楽しむ日が来ると良いと思いました。 「地獄の沙汰も君次第」 タイトル通り、側にいれば地獄のような不幸を味わう黎深の側に 必ず控えていた女の子であり、男の子・・・百合姫のお話です。 驚いたことに現・黎深の奥さんで黄尚書が振られたという百合姫は 玉環の縁者で邵可の婚約者だったのですね! でも、あっという間に婚約を解消してしまった邵可は自分の立場を 考えて百合を弟二人の守り役として側に置いた・・・ということで 黎深とは幼馴染。 邵可が当主の座を追われ、貴陽に行ってしまうと国試に受かれば、 という条件で邵可の側にいることを許されたんですね。 で、貴陽にやってきて初めて友人が出来た! それが奇人様と悠舜。 身の回りの世話で一緒に貴陽に来た百合姫は黎深に振り回されながら 彼のお嫁さん候補を探すためにコウ蛾楼に!!! さらにその間に黎深が拾ったコウ=絳攸の世話まですることに!!! 絳攸は幼いながらも黎深と百合の間を頑張って取り持とうとするのですね! でも肝心の二人は悪友以外の何者でもなくて・・・。 そこでハプニング!!! 奇人様が百合に人目惚れ!!! さらに黎深の薄情な態度に悠舜が平手を黎深に食らわせたり!? 黎深は自分の髪を切ってくれるのは幼馴染の百合だけ。 及第が決まって、百合が自分の居場所に悩んだ時、 頼ったのはまさかのセン華王!!! 異母兄だったんですね!!! それでも百合は自分の側にいるべき! 黎深が見せた行動力に超・分かりにくい彼なりの愛情を感じたのでした♪ 百合の意図はどうでも良くて、勝手に奇人様に顔のことが 原因と手紙を書き、勝手に婚姻届まで出してしまう黎深!!! やる時はやる!!! けど・・・この男に持ちこたえられる百合のほうがやはり 母性本能の塊なんだなあと思わずにはいられないのでした。 幼い頃の劉輝、絳攸、そしてちょっぴり静蘭も絡めて 黎深と百合の不思議な夫婦の出来上がり!なお話でした! 奇人様にも良い人が現れますように! 奇人様と百合の仮面のデートが楽しかったです♪ (オマケの仮面の二人組もね!!!) 彩雲国物語 セカンドシリーズ4 初回限定生産 画像は売り切れですがアフィリはOKです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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