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カテゴリ:ビジネス・起業に関すること。
面接にインタビューという言葉を使うというのは、多くの日本へ帰還した駐在員達がその意味を伝えてきたことと思います。つまり私が初めて耳にした時のちょっとした言葉への驚き(「インタビュー」とはメディア・インタビューだとしか思ってなかった)は、もうないんでしょうね。
今日も1人、面接を行いました。 このためわざわざ他州から来た倉庫責任者候補です。 さて、聞いちゃいけないこと、言ってはいけないことなど面接する側にとって、ポイントの数を数えればきりがない会社面接ですが、これまで多くの面接をしてきた経験がある私には人に出会う楽しみでしかありません。どんな人材が待ち受けているのかといった感じです。 転職率の高いこちらでは、これまでの経歴、その中でもどういう移り変わりがあったか、その理由というのが一つの焦点となります。もっぱらこの辺で相手の話、話し方から性格を読み込もうとします。 その中で私がよくする質問に(但し、質問すべきレベルまで来た人にだけですが) 「仕事、学校を含め今までに一番素晴らしかったチームはいつの時で、どうよかったのですか?」 ということです。 だいたいここでみんな一息ついて考えます。 そのへんの動作、その後の話の展開(というのはほとんどがそんな質問の準備をしていないからです、私からの面接をされていなければ…)を注視します。人によってはその時の楽しさが伝わってくるように楽しい顔を見せます。 そこでミソなのが、その後に、 「同様に、今まで最悪だったチームはいつの時で、どう酷かったのですか?」 と聞きます。ここで相手の性格が口調と顔に現われてきます。特に悪いことを思い出しながら表現する顔を見ると結構その人がわかってきます。 中にはどれもそんなに悪くはなかったという人もいますが。しかしよくないチームがなければいいチーム自体が存在しません。比較の問題だからです。 これはほんの一部の質問ですが、まだまだあります。 でも長くなるのでこのへんにします。 今日の彼は的確に答えてはいたのですが、本来1分で終わる返答に2分かけていました。(余計なことも多く、聞く側を気にせず自分中心に話してたようです。ただ、その直向きさもわかりますが…) アメリカで面接なんて怖そうと思われる方もいるかもしれませんが、要はお互いに尊重しあって話していけばいいんですね。根底は同じ人間です。(もっとも、最初から面接官の失言を待っているような悪意のある人もいますが…) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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