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カテゴリ:ビジネス・起業に関すること。
友人でアパレル会社経営するアメリカ人に以前、たまたまヒマだったからアフリカからのメールで、冷静に見たら詐欺とわかる買いのオファーの相手をして、面白かったっていう話がありました。なるほど話の内容は小気味いいものでした。
これに影響されて、半年前に一度同じようにやって実際に 面白かったことがあります(趣味・性格悪いですが…) たまたまスタッフが国際版に出していたいわゆる「売ります」できた 東南アジアからの見積り依頼が一件ありました。CCで私の元に届き、相手もDr.を名乗っており、商品の特定もしており大して下調べもなく順調に見積りを提出。その直後に私自身相手のリサーチをしてみました。 そうすると一つ結果として出てきたのが同姓同名で、そのやりとりにFraud(詐欺)の可能性ありということ。これは商品特定とそのアプローチが非常にプロらしいので詐欺の可能性をさほど考えなかったことだったので驚きました。ただ新規取引で実際段階となると直前に徹底調査することはいつもの作業です。 名前がそのままだということは100%クロです。しかし、ここで もうちょっと相手の出方を観察してみようという気になりました。 そこで取引の条件を厳しく、値段も高めにして相手の出方を待ちました。 間もなくしてメールが届きました。 支払いは「Bank Draft」にしたいと。 バンク・ドラフトは国際マネーオーダーと同じで、自分の銀行に提出すると48時間以内に現金化されるとも書いてあります。いわゆる小切手ですね。 (中々、素人なら信じてしまいそうだとも思いながら…) そこでこの際と、Bank Draftについて調べました。 そしたら48時間で自分の銀行Aは口座に現金化するが、その後2週間ほどかけてDraftは発行元の銀行まで遡り、もし発行銀行が実在しなかったり、実態のわからないところであったり、はたまたそのDraftそのものが偽造であった場合は、銀行Aはお金を口座から引き戻してしまうようです。 つまり、一時お金が入金されたとしてもそれは銀行にとって仮の形であり、そのDraftがクリアされて初めて正式に入金されるということらしいです。 なるほどそんな手があるのか… こういった詐欺にはちょっとしたインディケーションがあります。 前回同様、この話も大して商品単価、合計額、納期に執着しないこと、商品の詳細に深く入ってこないこと、そして急ぐように取引を進めようとするところです。 考えてみれば経験ある方はご存知だと思いますが、クレジットカード決済を受け付けるマーチャントでもこのような時差で受ける被害が過去にはあったはずです。 こんな感じです: 受注、適切にカード処理して商品発送する ↓ 数日後にカード会社より指定口座へ入金 ↓ 2~3ヵ月後にカード会社よりカード詐欺の知らせ 同時にその金額の徴収 ↓ 【結果】カード受理した売主は入金なしに商品発送したことになる。 しかしその見積り依頼のメールは英語もしっかりしてて中々です。 内心思いました… この人はこれだけ教養があったら、まともな仕事をすればいい結果がでたのに、と。 しかしこういう人は普通超えてはいけない堀(人を騙すということ)を超えることができた人です。どうあったってこんな方向に行ってしまうんでしょうね… 以外ではあったけどまた面白い経験をさせてもらいました。 しかしアメリカも含め世界的に被害を大きいようです。 (FBIのHPにも多大な被害額が提示されていたのを覚えています) みなさんも気をつけてくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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