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カテゴリ:漫画の感想
……何時読んだんだっけ(-_-;)
えっと、ちょっと前……です。 感想書こうと思って、……いたものの一つ。 私にしてはちょっと珍しく、まともに買った(笑)、コミックスです。 それはね、原作:ごとうしのぶ・・・だから。 コミックス 密約 /円屋榎英/原作:ごとうしのぶ/キャラコミックス
もともとはキッチリ雑誌で読んでおりました。 ごとうさん原作と言うことで、円屋さんの絵も綺麗で雰囲気有って、凄みが有るのがかなり好み。 連載だから、やっぱり続きが気になって、でも隔月でしょう、雑誌が。 かなり、待たされたなぁと言う感覚で読んでしまった話。 4回連載だったらしい。 こうしてコミックスになって纏めて読んでみると、読んでいる時には気がつかなかったと言うか、 意識的にスルーしてしまったかの事実に気が付いて、え゛!……となってしまった。 何が!?と言うと、この話、メインの部分がたったの2日……なのよね。 そんなに早い展開だったのか、もっと時間的な流れがあったように思えて。 また、連載で読んでいる時はどうにも納得できない、未消化、だと思っていた部分が、 纏まって読んでみると、納得は出来ないまでも、展開はそうなのか~と、思えたと言うのが、 一気読みの楽しさ、利点なのかなぁと思った。 ノスタルジックな香り漂う、昭和20年代――。 ……そうなのか、時代がイマイチ曖昧な感じがしていたけれど、戦後なのね。 没落家族の伊織と幼馴染の唯一。 唯一無二の恋人同士の二人なのに、 伊織は家のために婚姻すると言い、唯一はそれを当然のことと容認する。 その式の前日。 最後の逢瀬になるのかと思いつつ、唯一の戸惑いに、伊織は恋人から愛人に代わるだけで、 唯一は自分にとっては全てな事には変わりないと言う。 それまで何の躊躇いも無く食べていた甘いケーキを食べ、唯一は死にそうになる。 そして、何時もと変わらないはずの交わりに、伊織は疲れ果て――。 この振り出しみたいな始まりから、唯一自身知らなかった自分の正体を知り、 伊織との真実の関係を知る。 曰く、唯一と伊織は捕食の関係だと。 唯一は伊織の生気を唯一つの糧として生きることを定められた一族だった。 捕食となる相手は定められ、それは知れずに離れられない関係としてめぐり合う。 家の為とは言え、名家に婿入りする伊織に唯一は、 このまま生気を食い尽くしてしまうような関係は続けられないと関係を絶つ事を決意するが、 唯一が自分の全てだと、伊織は唯一と一緒に在る事を望む。 ま、それだけの話なのだけれど、この唯一の一族が何とも謎。 叔父が、一族の血が目覚めない唯一を監視していた訳だけれど、叔父の捕食者って誰!? テリトリーがあるとか、……それはどういう意味なんだろう? だって捕食者が決まっていれば、テリトリーなんて関係ないじゃない? 捕食される方が生気を取られ、衰弱するって、って事は如何考えても一人じゃ足りない。 そこら辺は既に突っ込み済みだけれど。 んで、全く別視点で謎なのは伊織の結婚。 どうも普通の関係での結婚ではないみたいで、 そこにはまた別に裏設定が有るような含みの台詞が飛び交っていた。 何処かにネタバレがして有るのでしょうか??? 実はいわく付きの、で、婿とは便宜上で、実は本当の子どもを引き取る手段として、 婿として迎え入れた~、って、そんな感じなのよね。 正直気になっちゃって(苦笑) で、唯一と伊織の関係。 捕食の関係から、愛情の前に運命として定められている、 だからそこにか愛情は無い……とか言う叔父さんの発言。 唯一はそれに抵抗するのだけれど、 伊織の、そんなことは関係ない、唯一は自分の全てなんだと言う言葉に、 唯一自身が自分のお思いを否定することなく、伊織を愛していると。 んで、何でこの二人は姿を消す必要が有ったのか??? 読んで楽しかったのは、楽しかったんです。 十分面白かったし。 唯ね、連載の時にも思ったんだけれど、終わり方がやっぱり中途半端な感じがするのです。 設定?伏線がそのままで生かされていないってのも有るし、 何よりも、逃げちゃってはいお終いって、あんまりじゃないですか!(T_T) だから続き、書いて欲しいですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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