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カテゴリ:小説の感想
年明けから12月に買った新刊の山もなんのその、
お友達から借りた『少年陰陽師』(著:結城光流)を読んでいた。 以前から読みたいなぁとは思いつつ、その数に自力買いは断念していたもので、 貸して~~~とオネダリをして貸してもらったものなのです(笑) と言っても数が数だから、取り敢えず5冊。 で、続きが読めそうなら追加で貸すよと言われたの。 5冊読んだぞ!続きが読みたい!!送って~~~♪ って、ここに書いて効果は有るのか!?直接言えって……ヾ(--;)ぉぃぉぃ 読んだのはこれね。
この3冊が所謂『窮寄編』と呼ばれるもの。続けて『風音編』になるのだけれど……
途中で切れてしまいました(T_T) 話自体は1巻完結になっているので纏まりがあって読む分にな問題はないんですけれどね。 でも、面白いから続けて読みたいです。 『少年陰陽師』はドラマCDから入って、アニメを見て……と、 話自体はそれなりに知ってはいました。 だけどね、原作を改めて読んでみると話の細かい所なんかはかなりのうろ覚え状態だったのと、 ドラマCDやアニメになる時に描ききれなかった部分や、把握できていなかった人間関係、 もっと細かいニュアンスのようなものが有るから、新鮮だし面白かったですね。 弊害と言うか、得した気分というか、音で親しんでいた分脳内変換でセリフが、 こにたん(紅蓮)の声やピロキ(六合)の声で渦巻くのよ~~~(≧▽≦)♪♪ これがもう……タマンナイ!!(〃∇〃) うん。あれだけ沢山の登場人物なのに、声も解るのに、 この二人の声だけが特出して聴こえてくるって、 書き方がそれだけこの二人に偏っていると言う事なのか!?(笑) 凄く良いのです!りっくんって、、、こんなに格好良かったのか……は目から鱗(*^-^*) 意外だったのは、若晴明が音のときより印象が薄くなってしまっていること。 もっと沢山出ていた気がしたのは、脚本の関係なのかなぁとも思うし、 若晴明(cv:石田彰)の魅力なのでしょうか!多分そうなんだろうな~(〃∇〃) それよりも何よりも一番ほえ~~~!となってしまったのが、紅蓮ともっくんの関係。 関係と言うのもちょっと変か(苦笑) 紅蓮の変化したのがもっくんと言うのは解っているけど、 声ではそれぞれ別な声優さん(紅蓮:小西克幸/もっくん:大谷育江・野田順子)が 演じられていたからもっと別物な印象が強かったのかなぁと。。。 紅蓮ともっくんの性格があまりに違っていたから、 紅蓮は紅蓮、もっくんはもっくんと切り離して認識していた感が有ったのが、 本を読んでいると、緩やかに紅蓮ともっくんの交わりを感じるんですよね。 多分それはそれぞれで描かれているモノローグが一緒に思えた事と、 他者の目を通して描かれる紅蓮ともっくんがぶれの無い一人の人物として 描かれているからなのかなぁ……と。 目から鱗だったのは、ドラマCDやアニメの時は、安倍晴明の時代ね、 ふんふん、藤原道長か~~~と流していた時代を文字を読むことでリアルに感じてしまった事。 そう、藤原道長なんですよ! 音で聞くと『彰子』は『あきこ』なんだけど、 彰子の入内の話の時に繰り広げられる宮中事情に中宮『定子(さだこ)』と出てきた時、 まず「ん!?」と思い、それ『さだこ』じゃなくて『ていし』でしょ!?となり、 あ~~~~!『彰子』は『しょうし』かぁ~~~!!!とストーンと落ちて、 ならこれは一条帝の時代で……とってもリアルに歴史が渦巻いてしまった(苦笑) おまけに続けて出てきたのが、『中宮彰子』の女房で『赤染衛門』の名前が出てきた時、 そっかぁ、この時代って『中宮定子』に清少納言が仕えていた時代から 『中宮彰子』に紫式部が使えて活躍する時代に変わっていく時なんだぁ…… そう思ったら、それまでほんのファンタージーとして楽しんでいたのが、 物凄く厚みを持った時代背景の中の物語に思えて、 描かれていない人間模様や裏側までチラッと踏み込んで考えて見たりと。 話を見る目と言うか、視点が変わってしまったのですね(苦笑) 如何に自分が歴史物が好きか呆れてしまった瞬間でもあるのだけど、 でも、妙に嬉しくて読むウキウキ度が変わってしまいましたわ(^◇^;A 少年陰陽師 ドラマCDシリーズ
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