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2014.11.29
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 朝日新聞の木村伊量社長が引責辞職して、

 かたちだけは新体制になった。

 でも、

 この新聞社は巨大な金太郎飴のようなもので、

 どこを切っても同じ体質の顔が表れる。

 どうしてこんなことになったのか、

 それはKY新聞社だからと言っておこう。

 木村前社長は、

 くだんの池上コラムの内容を知って、

 これはどうか、

 と、感想を漏らしたところ、

 編集担当の役員が不掲載を決めた、

 と釈明した。

 部下への責任転嫁もいいところだ。

 事実は瞬間湯沸器の木村前社長が激怒、

 それで不掲載が決まったらしい。

 少し世間を知っているジャーナリストなら、

 そのときの池上コラムを不掲載にしたら、

 どんな騒ぎが起こるかありありと見えただろう。

 それが読めなかったのは、

 KYぶりもいかんともしがたい。

 

 もっとも朝日の体質は、

 もとからKYそのもので、

 世間ではどうかより、

 我が社ではどうかという独善が、

 罷り通ってきた。

 

 新聞は朝日、

 という言葉は、

 僕が中学生の頃から、

 鉄道員だった亡父がよくつぶやいていた。

 つまり、

 朝日でなければ新聞であらず、

 ということである。

 我が家は祖父の代から朝日で、

 後は読売、毎日などをころころ変えながら、

 併読してきた。

 つまり、

 新聞は朝日、

 という亡父の言葉が染みついている。

 50年も前からそうだから、

 朝日が誤報なら許す許すできてしまっている。

 僕が中学生のとき、

 大学を卒業して朝日に入った人達は、

 【新聞なら朝日】で入ったのだろう。

 そういう人達が、

 延々と朝日に入社してきたらどうなりますか。

 近視眼的独善的権威主義に陥り、

 正義は我にあり、

 という錦の御旗を勝手に作って振りかざしても、

 おかしくないだろう。

 結果は井の中の蛙になり、

 世間に疎くなる。

 つまり、KY体質である。

 慰安婦報道問題でも、

 当時、もう少し取材に念を入れれば、

 掲載しないですんだろうし、

 掲載してもすぐに誤報に気づいて、

 謝罪できたかもしれない、

 世間も朝日の書いたことだから、

 社内でもうちの記者が書いたことだから、

 で罷り通った。

 その世間の見方が変わってきたのに、

 井の中の蛙だからノホホンと構えていた。

 

 

 慰安婦報道問題が、

 朝日の屋台骨を揺るがす大事になっても、

 適切な手が打てない。

 井の底にいるくせして上から目線だから、

 空さえ見えやしない。

 

 そんな朝日を読売、産経、日経は、

 驕る平家を討滅するのは今ぞ、

 と販売合戦で叩きに叩いたが、

 10月度の朝日のABC部数は、

 前月比で19万余のマイナスにすぎない。

 この11月2日が発刊140年の読売は、

 総がかりで朝日を攻めたが、

 僅かプラス12万余である。

 対前年同月比となると、

 朝日がマイナス51万8764部、

 読売がマイナス51万1522部で、

 共に大幅に減っている。

 

 さっき、読売のプラス部数を僅かと表現したが、

 総発行部数が937万部を超えている。

 40万部の週刊誌が12万部も減ったら大事だが、

 900万部超えの新聞が12万部増えても、

 たかが知れている。

 

 朝日の総発行部数は19万部減っても、

 702万部だ。

 朝日を反朝日の新聞社が、

 総攻めで購読者の分捕り合戦を演じ、

 週刊誌月刊誌の大群が、

 これでもかこれでもか、

 と朝日バッシングの大鉄槌記事を垂れ流したのだ。

 2,3百万部減ってもおかしくない。

 しかし、朝日は屹立している。

 

 なぜか。

 腐っても朝日だから、

 我が家のように3代にわたる購読家庭は、

 おいそれとは朝日を捨てないのである。

 捨てた家庭の多くは景品をくれるなら、

 1ヶ月とるわよ2ヶ月とったるわ、

 の浮動購読者だったろう。

 井の中の蛙の申すことに、

 憐憫を覚えながら聞き耳を立て、

 その上から目線の申しように、

 痛快味を感じる朝日の購読者は、

 朝、歯を磨かないとスッキリしないように、

 朝、朝日の題字を見て、

 ページをペラペラめくらなければ、

 落ち着けないのである。

 別に記事は読まなくてもいい。

 出張の多い僕は、

 スマホの記事のほうをよく読む。

 数日ぶりに戻ると、

 朝日が積んだままになっている、

 広げる気もない。

 ただ見るだけで、

 ケロケロケーロ、

 と井の中の蛙の声を聞いた気になる。

 

 ところで、

 朝読は部数的にも、

 新聞界の双璧で他紙を圧している。

 そんな中で、

 かって壊滅に瀕した毎日が、

 300万超えで健闘している。

 ページ数が少なくペニャペニャにもかかわらず、

 購読料は朝読なみにふんだくる。

 でも、我がカミサンなどは、

 紙面が落ち着いているからいい、

 と愛読している。

 新聞界は斜陽なのに、

 よくぞ持ち直したものだ。

 そう、斜陽なのだよ。

 だから、新天地がなく、

 縮小しつつあるパイの喰い合いを激しく演じている。

 減った朝日の19万を、

 読売が12万、産経が7万増やして埋めたが、

 新聞が面白いぞ、

 と新規の購読者がどっと、

 新聞を購読し始めたわけではない。

 

 どこへ行く新聞界。

 

 

 

 

 

 

 






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最終更新日  2014.11.30 12:06:31
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