...50代/家ごもり母のおだやか暮らし...

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だいぶ前になりますが、
「息子さん反抗期ってありましたか？」
と聞かれました。


あれが反抗期だったとしたら、
小５だったかなと思います

息子さんが荒れていると言うより、学校が荒れていました。
周りもみんな大変な一年でした。


「反抗期」は、

「成長の過程で反抗的態度を示す時期」とあります。



この「反抗」と言う言葉がしっくりきません。
大人側からの見方という感じ。
今まで「従順」だったのに「反抗」する、と言う。
なんだか一方的で勝手なネーミング。


他に言い方はないのでしょうか。



調べてみると
「自己拡張期」「自己主張期」などがあるみたい。


せめてこちらにシフトできると、
気持ちが楽になるのにーと思います。

文部科学省の方々、学者の先生方、広めてくださいまし。




いやいや期で起こるのが「第1次」
思春期で起こるのが「第2次」だとか。




この「第2次」のお話。


子どもから大人への移行期なのでしょうか。

それまで信じていた大人の本当の姿が見えてくる時期です。


守られるだけだった子ども時代から脱出して、
大人の世界に踏み入れる時期。


物語でいう「冒険への旅立ち」と言う感じ。

不安と恐れと期待と色々な気持ちが
ごちゃまぜになって葛藤だらけ。

それに伴い身体の成長も個人差があり、
受け入れられたり、受け入れ難かったり。

子どもによっては鳴門海峡の渦ぐらい、
しっちゃかめっちゃかになることもあると思います。


しかもそれを的確に言語化できない。


そこはまだ子どもだから。


言葉にできないと、イライラが増して、爆発。


個人差はかなりありますが、
多かれ少なかれ、
みんなこの葛藤を乗り越えてゆくのだと思います。



さびしいけれど、
こうやって大人になるのですねー。



もし子どもが物にあたったり、
暴言をはいたりするとき、
「葛藤しているんだなー」
「人を傷つけないように、物にあたってるんだなー」
「言葉にできない思いがあるんだなー」と
みてあげてください。




「何やってるのー」と怒っても、
子どもは何やっているのかわかっていないので、
答えられないのです。




このモヤモヤをどうにかしたいのに、
このイライラをどこかにやりたいのに、
どうすればいいかわからない。

だから、大変なんです。




大人に嫌悪することもある時期です。




あまりにも大変で親自身が疲弊してしまったなら、
専門家のお話を聞くのもいいと思います。




見守れそう、というなら見守り、
話を聞けそう、というなら話を聞き、
じっと待つしかなさそう、というならじっと待つ。



この時期、はっきりとわかる行動に出る子どももいれば、
あるのかないのか曖昧なまま通り過ぎる子どももいます。



ちなみに私自身は反抗する気力がなかった、という感じ。
ぎゅうぎゅうに厳しく管理されてましたので。



我が息子さんとは話し合いを重ねて、乗り切りました。
本人が理屈で理解したいタイプだったので。




この時期を乗り越えようと、
子どもたちも試行錯誤で頑張りますので、
どのような対応が合っているのか、
じっくり観察してあげてください。


「どうしてほしい？」と聞いてあげるだけでも、
子どもたちはホッとすると思います。



どんな自分でも
否定されないんだ、
見捨てられないんだ、
大丈夫なんだ、
そう感じられることで勇気をもてます。




売り言葉に買い言葉は、
お互いに大変なのでくれぐれもご注意を。





親としてだめだーと思ってしまったら、

外に買い物に出かけたり、
シャワーを浴びたり、
甘いものを食べたり、
お昼寝したり、

自分をそこから逃してあげるのもあり。
自分にきつくあたっているのに、
人に優しくなんてできませんから。





親がゆるゆるーと過ごすことで、
子どもたちにも逃げ道ができます。





この時期はかならず終わります。大丈夫。





いつかは思い出になりますので。





みなさまと子どもたちに、
宇宙からの愛と叡智が届きますように。






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