カテゴリ:仙台
こんな三大名数があるのか。菊地勝之助『名数みやぎ郷土小事典』(宝文堂、1973年、1987年復刻)によると、藩政時代のお家騒動の中で、伊達騒動を含めて3つが、天下の三大お家騒動として広く知られている、とのことだ。
------------ 1 伊達騒動 万治元年(1658)伊達綱宗が家督を相続してから叔父宗勝は綱宗の兄田村宗良と謀って隠居させ、綱宗の世千(ママ)亀千代君(二歳)を嗣がせ、家老原田甲斐とともに宗家横領を企てた。老臣伊達安芸宗重はこの野心を幕府に訴え、裁きの直後宗重は原田甲斐の刃に斃れ甲斐もまた刺されて死に、宗勝は松平佐渡守にお預けになったという事件で、歌舞伎や講談にいろいろと脚色された。 2 加賀騒動 加賀前田家のお家騒動で、藩主吉徳の臣大槻伝蔵が吉徳の妾お貞と結託してお貞の子を嗣君とし主家を横領しようとした事件である。 3 鍋島騒動 佐賀鍋島家のお家騒動で、後に猫怪談などに付会されて鍋島猫騒動といわれたものである。また講談、戯曲類に脚色され、更に実録本では「佐賀怪猫伝」、講談では「佐賀夜桜」などによって伝えられている。 ------------ カウントの仕方はおそらくさまざまなのだろう。福岡藩黒田騒動を加える見解もあるようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.11.05 00:20:14
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