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2013.02.19
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カテゴリ:宮城
蔵王火山は100万年近く前から活動しているが、北蔵王と南蔵王は既に死火山になっている。中央蔵王は約1万年前を中心に、大爆裂火口とその中に中央火口丘の五色岳ができた。その後、五色岳西山腹に噴火が起こり、御釜が形成された。御釜はなお活動が続いている。

御釜は典型的な火口湖で、直径300メートルほど、水深約25メートルの浅いすり鉢状である。

かつて御釜は火山活動の休止期には、水の色は太陽光線の吸収と反射で瑠璃色や緑に近い青色をしている。

だが、活動が始まると、湖底からガスが噴出し、湖底の火山灰や硫黄などの白色に近い沈殿物が水面まで持ち上げられるので、乳白色を帯びてくる。また、水の酸性度の変化によって水中の鉄分が変化し、赤褐色になったり、硫黄鉄が出来て黒色になることもある。

このような現象が組み合わさって複雑な御釜の色が生じてきた。

ここ100年をみても、4回の大きな活動が記録されている。明治28年、大正7年、大正12年、昭和10年である。その後、活動はかもしか温泉付近に移っている。

最近では御釜の水は青く澄み、ほとんど変わらない。活動が休止状態のためである。

■吉岡一男編『宮城県謎解き散歩』新人物往来社、2011年 より





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最終更新日  2013.02.19 21:47:53
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