カテゴリ:宮城
今日の午後のこと、市内で市営バスの前面電光板に「閖上」と書かれ、「中野・終点」と併記されている車両を見かけた。あまり見慣れない様に感じたので、市営バスのサイトの説明を見てみた。
すると、市営バス閖上線は中野バス停で折り返し運転。つまり、名取川を渡らずに折り返すようで、藤塚から閖上までは「休止区間」ということのようだ。そして、この休止区間が今月1日から変更されているそうだ。つまり、折り返し運転区間が長くなったというのだ。 市営バスの説明では井土浜線(450・500系統)とされている。この路線は、運行系統図(25年4月)によれば、交通局大学病院前が起点で、たしかに終点は閖上と明記した上で、「被災により中野発着」と付記されている。 昼間にバスを見かけたときには、「中野・終点」とわざわざ断った電光掲示も珍しいと感じたのではあるが、そもそも閖上行きの路線が市営バスにあったのか、というのが実は少し驚きだった。 というのも、かつて仙台市域外にも結構路線を持っていた市営バスだが、仙台空港リムジンバスの撤退(アクセス鉄道開業に伴う)により、市域外の路線はなくなっていたはずと、思っていたからだ。これは誤信だったようだ。閖上線があったのだ。 あれだけ市街地の集積のある閖上だから乗客も少なくなかったのだろう。閖上の街から見ると、名取駅と結ぶ路線は宮城交通がある。また、名取川を渡って六郷、若林、仙台駅前や市内に直接行くには市営バスがあるということで、通学や通勤に利用されていたのだろうと思う。 閖上はそれだけ人口が集積した街だったのだ、とあらためて思うのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.04.05 23:33:05
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