県民性「お人よし」は東北でやっぱり宮城が最下位
「決定!全国47都道府県超ランキングバトル」というTBSの番組を見ました。1月5日夜放送なのですが、山形に行っていたので録画しておいて、昨日9日に細切れで見ました。番組独自の1万人アンケートに基づくそうですが、所々にデータ紹介や解説があって、結構楽しめました。ランキングというと、15年くらい前に一時大流行しました。『東洋経済』や『ダイヤモンド』、それと今はなくなったと思いますがPHPの『the21』とかで、よく特集がありましたね。都市化の度合という単一の座標軸で地域を並べるようにも思われがちですが、地域の固有の根強い文化風土がデータに出る場合もあって、面白いです。もちろん数値化できないデータも重要ですけど。ちなみに番組で系列各局の女子アナを並べたのは何の意味があったのか。NG集番組でもないしリポートする訳でもないので、全く不要でしょう。個人的には、TBSの迷走を示しているようで困惑。ランキングや県民性だけで十分面白いのです。他局の路線を変にまねる必要ないのに。この番組で紹介されていたものでは、「お金にシビア」ランキングのコーナーで、1位の香川県では、ガソリンスタンドのセルフ化率が全国1位というのが紹介されていました。また、3位の富山県では、持ち家率と県民所得が全国1位。5位の福井県は、世帯あたり預貯金額が全国1位で、ペットボトル飲料購入率が全国最下位。無駄をしないという文化風土だ、という解説です。アンケート項目や手法からしても科学性は高くなく、順位自体は話題程度ですが、その背景にある地域性や、日本人が社会の中で育ててきた考え方などを考えさせられる、興味深い番組でした。他には、カカア天下は大阪第1位、時間にルーズは沖縄第1位。「仙台時間」で宮城も上位に入るかと思ったら、さにあらず。さて、最後に「お人よし」ランキングのコーナーがあって、岩手県が第1位。東北の各県の順位をメモしましたが、秋田3位、青森23位、福島28位、山形31位、わが宮城が42位。おそらく宮城県は低いだろうとは思っていましたが、これだけ他県と差がつくとは。納得すべきか、嘆くべきか...