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テーマ:心の病(7246)
カテゴリ:エロい人
精神科に通う患者さんは、たとえその日のその時間帯が調子がよくて、ちょっと浮かれた気分であったも、名前が呼ばれて診察室に入れば、
やや浮かぬ顔をし、眉間にしわを寄せんがごとき病人のスタイルを演技せんとするものである。これは患者として精神科医に対峙するときの暗黙のマナーのようなところがある。 「おぎーのさん、どうぞ。」 患者を向かいいれるときに扉を開けてくれてくれるのは、精神科だけであろう。(あとはレントゲン技師もそうか)やわらかい笑顔を携えているのがポイントで、いかめしい顔をしていたらそこで精神科医落第である。 「調子はどうですか?」 私は応える。 『先生、8月に入ってから調子がだいぶ上向きになってきました。前回、先生に痩せるようにいわれて(ドグマチールのせいもあって、異様な食欲であった)、(…)1週間で3キロやせました。こうして記録を朝晩つけているんですよ。(PDAに書かれた記録をみせる)それでもまだこんなですが。昨日も部屋を整理して古本を売りに行きました。まだまだですが、少しは片付いてきました。(…)いよいよ実家を出てアパートを探そうかと。インターネットで、何件かリストアップしてあります。インターネットって便利ですね。両親は、例によって「はやく、このウチを出て行ってくれよ(嫁さんでも、めっけて)」と「ウチを出て行ってその給料でやっていけるのかい。無駄づかいして!」という二律背反の言動をしますが、(オレを殺す気かい?オレは生きたいんだよ!)と返すようにしています。 えーと、これから生活の場が変わるとなるといろいろと周辺の環境も変わってくるものでして、今も、例のフィリピン人とつきあっているのですが、きっと展開が変わってくるのではないかと思うんです。「タスケテ。」といわれてこれまで援助をしてきましたが、もうじぶんひとりの生活を成り立たせないといけないんで、そうそうタスケルことができなくなるでしょう。それから、アパート暮らしをすれば、へんな話、第三の女が私の部屋にやってくることだってあるかもしれません。だから、フィリピン人との関係もこれが終わりの始まりかもしれないし、彼女が押しかけてきて、事実上の結婚となるかもしれない。なんだかよくわからなくなってきました。あの、先生は女性なので、これまで言いにくかったのですが、勃起不全なんです。だからそんな情事のときに「アタシノセイジャナイ!」なんてヘヴィな喧嘩になったりして(…)。じぶん、ひとりのモンダイでもないのですよね、EDは。彼女との関係が終わるにしても、男としては、“いざ、鎌倉!”な時には本懐を遂げるようでありたい、と、思うわけです。(そうですねデプロメールの副作用の点もありますよね)でも、これまでうつ病で副作用がどうのこうのなんていう状態でもなかったわけです。ようやく、副作用だの“男子の本懐”について憂慮する地点にきたのですね。(…)ハア、、。先生。 バイアグラをください。』 たった一言の要望をするのに、体をクネクネ、手を頭にやりポリポリ、落ち着きなく、妙な愛想笑いをし、トホホな顔してようやく発することができた。 「わかりました。」 とあっさりOK. 「わたしから、いえばよかったわね。」 と先生はやさしくフォローしてくれました。ありがとう先生。ありがとうファイザー製薬。 ※さあて、もらうものもらったら、もう誰とでもクイクイできるんだぞ!中折れして気まずい雰囲気でホテルをあとにすることもないぞ。ナンパだってしてもいいんだよな。とにかくホテルに連れ込んで、特効薬を1錠ゴクリだな。よーし!よこしまな考えをするだけで、気が晴れてきたぞ。そうだよそうだよ、これがオスの本能だよ。へへへ(意味もなく笑いたがる)。さっきも薬局で薬を薬剤師からもらうときに、さ、ニヤケないように普通の表情を作っているのにえらい苦労した。薬剤は『頓服』の袋に5錠入れてだまって、何の説明もなく(周囲に患者が何人もいたからね)出してくれた。うん?説明ないから、コレ何分で効くの?どの時点で服用するの?わっかんなーい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年08月17日 19時36分23秒
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