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テーマ:政治について(19819)
カテゴリ:ブログっぽい?
毎日新聞の本日の社説で、今こそ憲法9条を選挙の争点にすべきだといったことが書かれていた。自民党も民主党も改憲についての話は口をつぐんでいる。9条や靖国は争点にしたくないのがよくわかる。社民党や共産党は護憲を主張。9条を改悪させると日本は再び戦争に行くことになりますよ、と訴えている。
私の政局予想では次ぎの次ぎの選挙も近いので、そのときまでに、国民は9条についてどうするか真剣に考えたほうがよいと思う。 最近のNHKの調査では護憲と改憲が双方49パーセントという興味深いアンケート結果を示していた。全体のムードとしては『現実に即した文章に変えたほうがいいんじゃない?』という考えが若い世代を中心にじわじわ沸き起こっている。 私の世代は、学校において、日本は戦争を永久に放棄した素晴らしい憲法ですよ、と教えられ、武器を放棄すれば世界が平和になると子供心に思った世代である。朝鮮半島にしても北朝鮮に重工業が盛んで南は農業国、と中学の地理には書かれていた。70年代において北朝鮮の情報はほとんど伝わっていなくて、たまに新聞に載る情報はまさに「地上の楽園」だった。 一昔前は憲法9条を変えるなんて、右翼な人の主張だった。 一方、いまのムードをとても警戒する人たちも大勢いる。先の戦争を経験した世代やラブアンドピースの運動を体験した人たちに多い。9条が改変されてなし崩し的に日本が戦争に参加していくのではないかと危惧している。現在は戦前だ、という人もいる。『マガジン9条』というサイトを知り、興味深く読んだ。護憲派は右傾化する日本の現状をなんとか阻止しようと啓蒙活動を積極的に行っている。 で、この私はどちらかといえば改憲派なのである。いや改憲派と名乗りたくはないな。右翼な人たちと一緒にはされたくなのだ。本当は護憲でいたいのだが、よくよく世界を考えると「しっかり護憲!」とのん気にいってられなくなってなってきた。 私の解釈では現在の憲法では自衛隊は違憲だ。 憲法という国のかたちのベーシックな約束事と大きくねじれた自衛隊の存在。平和憲法も自衛隊の設置もアメリカの意向によりできた。それが50年後にもなっても整合性がなくその時々の政権の解釈によって自衛隊は存在している。これはまずいのではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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