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テーマ:ニュース(100223)
カテゴリ:ブログっぽい?
全国の高校で、必須科目を架空履修している事実が明るみになり、学校の現場が大混乱している。私はそのカラクリを知らなかったが、進学校では、受験科目に該当しない科目をはしょり、効率のよい時間割を組んでいるらしい。福祉事業における監査を恐がっていた私にとっては、恐れを知らぬ行為に思える。一方、暗黙の了解として、学校現場で容認されていたことも納得できる。
何が問題なのかというと、学習指導要領といったお上の通達をどのくらい遵守すればよく、どのくらいなら適当でも許されるかの按配が揺らいでいることにあるのだ。建前をいえば、すべて遵守しなかればならない。ならないが、できないという現実があるのだろう。 (※ちょっと余談→私の遠い記憶では、日本史の授業は3年生でやるのだが、明治以降があまり授業ができていなかった。平安時代あたりを夏にやっているようじゃダメだ。大学入試では、明治以降の近代、現代史がたくさんでるのだから、私が教師だったら、江戸時代より授業を始めると思う。そうすりゃ、歴代の総理大臣の順番も覚えられたろうに。麻布といった有名校では中高一貫教育で、高校2年生の終わり3年生まで終えてしまうという話を聞いたことがある。3年生は完全、受験モードだ。) 必須の世界史を教えずに虚偽をして学校を卒業させるという行為は、普通に考えるととんでもない。ただ、文部科学省はしょせん書類をお書きになるところで学校現場の実際を知らないから、現場では遵守しかねることも多いのであろう。 この問題、昨今の酒気帯び運転とか、駐車違反のこととダブって見えるのは私だけだろうか。コンプライアンスの針が右に触れて厳しくなっているという現象のひとつなのだ。これはいいことなんだが。 日本テレビでアナウンサーをしていた18歳の大学生が、飲酒と性行為をミクシィであけっぴろげに書いたことがきっかけでクビになった。お粗末な女学生だが、大学においてコンパ等で未成年を理由に禁酒させている先生、指導者はいるのだろうか。また、大学生がセックスすることは公序良俗に反するのだろうか。この事件は、ミクシィという閉鎖性だが巨大なネットワールドで、大きな事で言ってはいけないことを書いてしまったことにある。法律を遵守することって、市井の人にも難しいことなんだな、よく考えると。 ボジョレーヌボーは、今年は入荷量が減ったそうだ。交通規則の遵守がフランスの農民にまで影響を与えているわけだ。この国のコンプライアンスの針はいきなり動き出すから、私なんかは困っちゃうのだ。できない縛りを作っても、できずに、隠れてズルをするようになるだけ。(※→介護保険制度も)生真面目なおぎーのさんは、ズルができないから、苦労するのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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